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ギターを始める人が知ってくべき大切なこと~練習を始める前の準備
入学シーズンになり、学校の合格祝いにギターを買ってもらった方もいらっしゃるのではないでしょうか?でもいったいどうやって練習したら良いかわからない…という方に、まずはギターの練習を始めるまでの準備方法を伝授します。
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ギターを始めるきっかけは人それぞれ。なんとなくカッコ良さそう…でも全然OK!
▲カッコ良い・悪いは個人の感性ですから、自分が良ければ良いんです!こんな感じのギターでも。
僕がギターを始めたのは中学3年生の頃。2歳上の姉が買っていた音楽雑誌「PATI PATI」を見ていた時のこと、通販広告にギターやアンプが掲載されていました。特に理由もないのですが、なんとなく「カッコ良いなあ」と感じてカタログを請求しました。
そのカタログに載っていたのは、名も知れぬ国内メーカーの物でギターとアンプを合わせても3万円程度の物でした。それを見た時には何もわからないながらも、さすがに安すぎるのでは?と思い購入をやめました。
今、ギターを始めようと思っている方は、ぜひ楽器屋さんで良く見て買って下さい。楽器屋さんにも安いギターはたくさん置いてありますが、出来るだけ信用できるメーカーの物をおすすめします。あまり安いと音がしっかり合わずに不安定だったりする可能性もありますよ。
まず、ギターがどうなっているのかを知りたくなったら学校の音楽室に行って先生に触らせてもらいましょう。きっとクラシックギター(ガットギターとも呼びます)は置いてあるはずです。
学校に置いてあったクラシックギターをひたすら触って感触を身に付けました
▲とりあえず、昼休みに音楽室に行ってみて下さい。新しい出会いがあるかもしれません。
僕は昼休みに音楽室に通い、クラシックギターを習っていたという同級生に色々教わりました。最初は「弦って何本あるの?」「どうやって演奏するの?」といった超初級から。
友達に最初に教えてもらったのは、左手でCのコードを押さえて親指から小指までを5弦から1弦まで順に乗せて、コードを押さえた状態でのアルペジオです。今思えばなんということのないことなのですが、当初はとんでもなく難しく感じました。
毎日のように音楽室に足を運んで「コードの押さえ方」「アルペジオの弾き方」を覚えて行きました。当時流行っていたメタルバンドや大好きだったサザンオールスターズがやってることとどうも違うなあ?ということは、もちろんわかりましたよ(笑)。
とにかく夢中でギターの練習を始めた僕は、いよいよ自分のギターが欲しくなり質屋で売っていた8000円の中古のフォークギターを買いました(笑)。
今のように楽器屋に豊富に種類がなかったということもありますが、なんとなく安いギターから始めなければいけない、しかもいきなりエレキは駄目だという不文律がなぜか自分の中にあったんです(笑)。
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質屋の中古品でも最初のギターは最高の宝物です!
▲ネットで買うより実際に見て・触って買った方が絶対良いです。
初めて買ったフォークギターは確かYAMAHAのもの。ソフトケースがついていたんですが、赤と緑のチェックの物で電車に乗るのが恥ずかしかった覚えがあります。
一緒に買った教則本を見ながら、まずは音を合わせる「チューニング」をしました。本に書いてあったのは、5弦の開放弦(どこも押さえないこと)を「レ」の音に合わせなさいということでした。
できれば初心者向けの「教則本」と「チューナー」は一緒に買っておきましょう。教則本はネットで初心者向けガイドを探しても良いかもしれません。
僕はチューナーを買わなかったのですが、幸い家にピアノがあったので、レの音を鳴らしながら5弦を合わせました。それを基準にチューニングしていくわけですが、6弦を合わせている時に事件が起きました。
音が合っているのかわからないまま、弦を巻く「ペグ」をグルグル回していたところ、「ブチッビーン!」といきなり弦を切ってしまいました!困った僕は早速何キロも離れたレコード屋に弦を買いに行きました。なぜかそこには楽器が無いのに弦を売っていたのです(笑)。
新しい弦を買ってきた僕は慎重に弦を張り、なんとかチューニングに成功して練習を始めました。ここでみなさんにお伝えしたいことは、最初にとにかく弦を良く切る、ということです。
僕のようにペグを回し過ぎてということもあるかもしれませんが(笑)、ピックの当たり方が下手だったり力が入りすぎてしまうからです。そこでまずはピックの選び方を考えましょう。
ピックの選び方でその後のギタリスト人生が決まる!?かもよ
▲デザインも色々ですから選ぶのも楽しい、しかも安いのでたくさん買っておきましょう。
ピックにはさまざまな形・厚さがありますから、それによって弾くニュアンスもだいぶ違ってきます。形には大きくわけて、先端に向かって尖っている「ティアドロップ型」と先端が丸みを帯びている「おにぎり型」があります。
おにぎり型の方がギターに当たる面積が多くなりますが、その分細かいコントロールは難しいかもしれません。こればかりは言葉にするのが難しいので、まずは楽器屋に足を運んで触ってみてください。何種類か買ってみて自分にしっくりくるものを使いましょう。
チューナー、ピック、替えの弦、教則本。これさえあればあとはひたすら練習するだけです。次回はタイプ別の練習方法を伝授します!
文・岡本貴之
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