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ヘッドホン選びのポイント~DTMにオススメな入門用ヘッドホン

音楽制作をする上で、どうしても大きな音が出せない時にヘッドホンは大活躍します。
あなたはお気に入りのヘッドホンを持っていますか?

各社からさまざまなタイプのヘッドホンが販売されていますが、正直言ってどれを選べば良いのかわからないですよね。

ここでは初心者がヘッドホンを選ぶ際のポイントについて詳しく解説してみたいと思います。

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遮音性に優れた密閉型ヘッドホン

ソニーのMDR-CD900ST▲ソニー社のMDR-CD900STという密閉型ヘッドホン(画像1)

ヘッドホンには開放型と密閉型の二種類があって、それぞれ用途が違います。

画像1はMDR-CD900STという密閉型ヘッドホンです。作曲家のヒャダインさんも愛用しています。

業界標準と呼ばれているくらい有名なヘッドホンで、どこのスタジオに行っても見かけます。ちなみにテレビのモノマネ選手権で審査員が使っているのもこれです(たぶん)。

密閉型ヘッドホンの特徴としては、遮音性に優れているということです。音漏れが少ないので、開放型と比べると音の定位がわかりやすいです。

その反面、完全に耳を覆い隠す形になるので、音に閉塞感が生まれます。何となく音が籠って聴こえるような感じがしますが、密閉型なので仕方ないと割り切ってしまえば良いです。

最初の一本に持つなら、筆者としては密閉型ヘッドホンをオススメします。特に大きな音を出せる環境がない方は、可能な限り解像度の高い一本を持っていた方が良いです。決して安い買い物はありませんので、専門店で視聴してから購入してください。

録音モニター用にオススメな開放型ヘッドホン

アーカーゲーのK240mk2▲アーカーゲー社のK240mk2というセミオープン型ヘッドホン(画像2)

開放型ヘッドホンは密閉型と違って音に籠りがなく、自然な高音が出るのが特徴です。
密閉型のよう耳を覆いかぶせる必要がないため、長時間つけていても耳が疲れません。

このヘッドホンは遮音性がないため、外出時に使うと周りに迷惑がかかるのでやめた方が良いです。そもそも音漏れをして良い環境で使うヘッドホンですから、自宅専用と割り切っておきましょう。

開放型ヘッドホンの主な使い方としては、録音モニターです。エレキギターをオーディオインターフェースに繋いで録音する際、スピーカーだけでは音が聴き取りにくいです。

ヘッドホンなら他のパートの音もよく聴こえるのでかなりレコーディングしやすいですね。
開放型ヘッドホンは密閉型よりも音が自然に聴こえるので、ギターのレコーディングにはもってこいです。

ちなみにボーカルやアコースティックギターのレコーディングには密閉型ヘッドホンを使ってください。コンデンサーマイクという繊細な音も録れる機材を使うのですが、開放型ヘッドホンだと漏れている音すら拾ってしまいます。

入門用に最適な一万円以下の密閉型ヘッドホンを紹介

ソニーのMDR-7506▲筆者も愛用しているソニー社のMDR-7506(画像3)

オーディオテクニカのATH-M30▲オーディオテクニカ社のATH-M30(画像4)

ヘッドホンは安い買い物ではありません。物によっては数万、数十万するヘッドホンもあって、我々のような一般人にはまず手が出ません。たしかにハイエンドなヘッドホンは良いのかもしれませんが、DTMに高級品は不要だと筆者は思っています。

そうですね、一万円もあれば普通に使えるヘッドホンが買えると思います。ということで、一万円以下の筆者オススメ密閉型ヘッドホンを紹介します。

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まずは画像3をご覧ください。先ほど紹介したMDR-CD900STに何となく似ていますが別物です。画像3はMDR-7506という密閉型ヘッドホンで、コストパフォーマンスに優れていることで知られています。

筆者が高校生の時に購入して、今なお現役のヘッドホンです。解像度が高く、特に高音の抜け方が素晴らしい商品だと思っています。

プロのミュージシャンもスタジオでモニター用に使っており、性能はMDR-CD900STに勝るとも劣らないですね。これが一万円以下で買えるのですから、本当に良い時代だと思います。

続きまして画像4をご覧ください。オーディオテクニカ社のATH-M30もコストパフォーマンスに優れていて、何と五千円を切っています。

本体が軽いので付け心地も良く、長時間の作業でも疲れません。価格が安いということもあって、このヘッドホンから入る方も多いと聞きます。

一万円以下で買えるオススメの開放型ヘッドホン

アーカーゲーのK240 STUDIO▲アーカーゲー社のK240 STUDIO(画像4)

ベリンガーのHPX2000▲ベリンガー社のHPX2000(画像5)

密閉型に引き続き、一万円以下で買える開放型ヘッドホンの紹介もしていきます。画像4はアーカーゲー社のK240 STUDIOです。金と黒のデザインがかっこいいですが、音も申し分ありません。

特徴としては中音域にコシがあって音抜けが良く、このヘッドホンでジャズやクラシックを聴くと感動します。当然モニター用としても使えますから、私は一万円以下の開放型ヘッドホンならこれをオススメします。

画像5はベリンガー社のHPX2000です。値段はなんと1480円(2014年2月現在)。

下手なランチよりも安いと来ているので、とにかく一本欲しいという方が良いかもしれませんね。多少安っぽい感は否めませんが、1480円でこれだけの音が手に入るのなら十分ではないでしょうか。

ヘッドホンなんて何でも同じだ!そう考えていませんでしたか?DTMとは切っても切れない大切なアイテムですのでしっかりとこだわりましょう。

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