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EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)~美しきペダルという選択肢

EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)は、アクロン (Akron) …アメリカのオハイオ州北東部にある工業都市で誕生しました。

公式サイトでは 2004年から始まったと書いてありますが、インタビューでは 2005年で、実際には2007年まで始めなかったと語っています。4年ほど遊んでいたようです。

上の画像のエフェクターは、ホワイトライト(White Light)です。ファズ色の強いオーバードライブ。かなり癖のあるダークな歪みが特徴です。

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ビッグマフを超えるとも言われた大ヒット作品

画像2▲フーフ・ファズ2(Hoof Fuzz 2)

ゲルマニウムとシリコンのトランジスタを複合させたファズです。「2」ということは改良版なのですが、中音域を可変させる「Shift」が付け加えられ、4つのノブになりました。

歪系はこの他にもあります。

60年代のクラシックファズを再現した「ドリームクラッシャー(Dream Crusher)」や、英国のオレンジアンプを再現した「モナーク(Monarch)」、クラッシク・ファズ系の「トーンリーパー(Tone Reaper)」などですが、今回は空間系を中心に並べていきたいと思います。

1台で2台分の役割はお得だと思いませんか?

画像3▲グランドオービタルフェイズマシーン(Grand Orbiter Phase Machine)

フェイザーです。ロス(Ross)のオレンジ色をしたフェイザーとDODの茶色いフェイザー(DOD 490 Phasor)が両方出せるという代物です。よく見ると、ミニスイッチに「Vibrato」とあり、ただのフェイザーではないことを匂わせています。

◆ジャマイカでのハチドリは珍しくありませんが、これはかなり珍しいです。

画像4▲ハミングバード2(Humming Bird 2)

トレモロです。ただのトレモロではありません。リピートパーカッション専用機です。
おそらく、説明にはないのですが、ヴォックス のリピートパーカッション(VOX Repeat Percussion V809)あたりを再現したものだと思います。

EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)のデザインは素晴らしいです。最初にEarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)を購入した理由は、完全にデザインでした。そのデザインに一目惚れして買ってしまったのです。

深海で音を聞いたら、どんな音がするのでしょうか?

画像5▲シーマシーン(Sea Machine)

コーラスです。これまた、ただのコーラスではありません。 コーラス+モジュレーションといってよいでしょう。不可思議な聞いたことがない音に変わってしまいます。もちろん、普通のコーラスとしても使えるのですが。

エフェクターのデザインを決めるのは、筐体の大きさやノブの位置という機能美と、表面の色彩や描かれたイラストでのルックスです。特にEarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)で気になるのはフォントです。それはすべての製品においてブレることがありません。

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ギターをオルガンに変える?

画像6▲オーガナイザー(Organizer)

オルガンの音色をシミュレーションすることができるエフェクターです。もう、「その他」にしか区分できません。ファズやディストーションの前に繋ぐと完全に違う世界に行けます。

カリグラフィーという概念があります。文字列をデザイン化したものです。起源は古代ローマあたりまでさかのぼることができるそうです。文字に魂が宿るというのは古今東西、人類が文字をつくったときから定められたものなのでしょうか。

ギターを古いアナログシンセサイザーに変える?

画像7▲ビットコマンダー(Bit Commander)

ギターをモノフォニック・シンセサイザーにすることができるそうです。ここまでくると売る気がないとしか思えません。いつ、どこで、どんなバンドで使うのでしょうか。

EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)のフォントにもカリグラフィーの影響を感じます。デザインにおいてフォントの重要性をかなり意識しているように思います。

もう一度、各エフェクターの文字を見てください。絶妙の位置にEarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)フォントが描かれており、イラストなどのデザインを邪魔していません。素晴らしいです。

これは実験者、冒険者、ノイズ製作者のためのものです

画像8▲ レインボーマシーン(Rainbow Machine)

公式サイトにある説明の…3つ目の文章に、そう書いてあります。つまり、それ以外の人は触るな、と。可愛い顔しているのにやっかいな奴です。

リアルタイムのピッチシフターなのですが、左下にある「Magc」というノブを回すと変な音が出てきます。さらに、エクスプレッションペダルも繋げることができるらしく、さらに過激な世界へ連れて行ってくれます。

EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)フォント。

いろいろと探してみたのですが見つかりませんでした。詳しい分野ではないのですぐに分かるとかは無理です。オリジナルなのでしょうか。たとえ、オリジナルにしても元ネタがあると予想していたのですが。もう少し、調べてみようと思っています。

初めて買ったEarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)の製品はこれでした…

画像9▲ゴーストエコー(Ghost Echo)

エコー(リバーブ)というより、短いタイムのディレイに近いです。ありそうでない独特のエコー・サウンドが響きます。これ、実は旧バージョンです。現バージョンは筐体のサイズが小さくなりました。

フィボナッチ数列。0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377…。デザインでもよく使われる黄金比を説明するときに使われたりしています。自然界にも存在する、美の数列です。

EarthQuaker Devices(アースクエイカーデヴァイセズ)のフォントを含めたトータルなデザインはこのあたりを計算しているような気がします。それが意識的か、無意識かは分かりませんが。

よほど、デザインにこだわりがあるのか、公式サイトではTシャツの販売もしています。「ちょっと欲しいな」って誘惑という奴と戦っている自分がここにいます。

by yosh.ash

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