日本全国でこんな愉快な音楽祭やってます～屋外ライブの季節到来！

いや～暖かくなってきましたね。音楽好きのみなさんにとってはいよいよ野外ライブの季節が到来です。アラバキロックフェス、サマーソニック、フジロック…さまざまなフェスがありますが、一風変わった音楽祭を紹介します。あなたも絶対ハマるはず！

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まったり過ごす一日をパンダと共に！上野動物園を見てから行こう！

▲ワシが主役や。文句ある！？

昨年、一昨年と5月におこなわれ、いまや毎年恒例となった「パンダ音楽祭」は家族で一日楽しめると評判のイベントです。

開催場所は東京・上野恩賜公園野外ステージ（水上音楽堂）です。そうです、上野動物園のパンダを観に行くついでに（？）立ち寄ることができるフェスなんです。

僕も昨年取材でお邪魔しましたが、なによりも上野の公園でやっているという、ゆるい雰囲気が最高！スタートは昼13時ですから、正直始まる前にすでにウトウトしているお客さんもいるくらいです。

昨年はパンダ研究家ことタレント・歌手の藤岡みなみを司会に、ミュージシャンから落語家、ものまね芸人までが参加するという実に雑多なお祭りになりました。

いろんな文化が同じステージで繰り広げられつつも、「カオス」な状態にはならず、まったりと寝ころぶように進んでいく実にピースフルな空間が展開されていました。

しかしながらオープニングで顔出しパンダ・ルックで登場した藤岡みなみが第一声で「パンダの発情期に海外では音楽を聴かせるそうです！」と言い出して、家族連れのお父さんの顔が引きつっていたのを見逃しませんでした。

ライブはアツいんですこれが。出演者の顔ぶれは超豪華！

▲水上野外音楽堂は結構な広さでひな壇になっていますから良く見えます。

まったりしつつ出演者は曽我部恵一、奇妙礼太郎、ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)、チャラン・ポ・ランタン、落語家の立川こしらといった一癖も二癖もあるものばかり。最高の歌と演奏、トークを聞かせてくれました。

水上音楽堂にはステージと客席の間に小さな池があるのですが、柴田隆浩（忘れらんねえよ）の演奏時には興奮したファンが押し寄せて池に落ちるというアクシデントもありました。まあ浅かったから良かったですが、それくらいライブはエキサイティングでした。

3回目となる今年も5月10日（土）に開催が決定しています。注目は今年も参加のギターパンダ。まさにこのイベントの主役と言っても良いでしょう。そのバカバカしいMCと清志郎譲りの楽曲を楽しみにして下さい。

石川県加賀温泉といえば日本でも有数の温泉地。そこでおこなわれる音楽イベントもあるんです。「加賀温泉郷フェス」は音楽を楽しみながら、温泉につかり、温泉街を散策するという、最高の癒しを味わうことができるんです。

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温泉とロックという一見そぐわない2つが合わさると究極の癒し空間に変化する！？

▲温泉行きたいな～！ただ単に温泉行くだけでも最高。

ただでさえ嬉しい温泉に、楽しい音楽が加わったらもう、天国じゃないですか？今年はさらにフェスに先駆けて3月29日 (土)にプレイベント「山代音泉ライブサーキット」も開催されます。

お客さんも浴衣、ミュージシャンも浴衣を着て演奏するというこれ以上ない脱力ぶりはある意味究極のヒーリング空間かも！？

地方でも続々と面白いフェスがおこなわれていますが、今年8回目を迎えるロックフェスが青森県で開催される「AOMORI ROCK FES 夏の魔物」。2006年から毎年欠かさず開催され、主催者が10代で開始したことで話題になったイベントです。

青森で長い間おこなわれている、サブカルチャーの奇祭とは！？

▲青森にはねぶた祭り以外にも祭りがあるんです！

当初は主催者が家族と友人たちを中心に運営し、終演時間が2時間も押してしまうなんていうこともあったといういわくつきのイベントですが、参加したミュージシャンたちやスタッフたちからの熱い支持を受けて毎年開催しています。

なんといっても特徴は出演者のクロスオーバーっぷり。ロックバンド、アイドル、プロレスラー、コスプレイヤーといった雑多なメンツが青森の自然を舞台にくんずほぐれつ、非日常の1日を見せてくれます。

昨年は川越シェフがフェス飯のブースを出したり、ビッグダディがプロレスデビューを飾ったりと、ますますなんだかわからないことになっていますが、とにかく最高の奇祭であることは間違いなし！

東京からも多くの観客が訪れることで知られていますので、ぜひ仲間を見つけて行ってみてください。今年は例年よりも早く、7月21日におこなわれることが発表されています。

長野県茅野市でゴールデンウィークに3日間開催される「OTOSATA ROCK FES」も注目です。こちらは屋内での開催ですが、長野の自然豊かな場所での開催ですから、ぜひ観光と併せて楽しんでみて下さい。

このように、有名なフェス以外にも面白いイベントが目白押しです。友達と、恋人と、家族と、もちろん1人でも思い切って足を運んでみましょう。いつもと違う一日になりますよ！

文・岡本貴之

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