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BOSSエフェクターの名器を再発掘~そのサウンドは奥が深かった!
BOSSは今や世界でもっとも有名なエフェクターメーカーの一つとなっています。おそらくギタリストであれば一度は目にしたり、そのサウンドを聴いたりしたことがあるのではないでしょうか?
筆者がギターをはじめて、最初に購入したエフェクターはBOSSのDS-2でした。当時、中学生だった筆者は正直音の良し悪しなんてよくわかっていません。ですが、それなりに気持ちいい、と感じることの出来るサウンドを出すことができていました。
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そして、その音にはある程度耳が肥えてしまった現在でも十分に「使える音」です。
初心者からマニア、そしてプロギタリストにまで愛される音…それを実現したのがBOSSエフェクターなのです。ここでは同ブランドの名器を発掘して行きましょう。
アナログディレイの名器DM-2
最初に取り上げたいのが、アナログディレイの名器として名高いDM-2です。古くから多くのギタリストに愛用されてきた定番品であり、唯一無二の存在でもあります。
80年代から現在に至るまで、様々なプロミュージシャンに使用されていますので、無意識の内にそのサウンドを耳にしているのではないでしょうか?
最大の特徴は、いかにもアナログ!と言った温かみのある丸い音です。ディレイタイムも決して長くありませんので、ナチュラルなリバーヴのような使い方をするギタリストも多いようです。
近年人気を集めているデジタルディレイのようなクリアなサウンドやロングディレイはまったく期待することはできません。ですので、近年のものとはまったく別物だと考えた方が良いかもしれません。
グランジ・トーンを再現するならDS-2
前述の通り、筆者が初めて購入したエフェクターがDS-2・ターボディストーションでした。このエフェクター、実は一時期あまりの不人気で生産が打ち切られる寸前になったことさえありました。
一世代前の初代ディストーションペダルであるDS-1の人気があまりにも高すぎたことから、次世代機はあまり受け入れられない環境だったようです。
本器の最大の特徴は二つのモード設定です。一台のペダルで2種類の音質を楽しむことができるというのが発売当時の売りでした。別売りのペダルを接続すれば、足元でスイッチの切り替えが可能となるという点も当時としては斬新なアイデアです。
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しかし、残念ながらそれぞれのチャンネルに独自のサーキットを搭載しているわけではありません。そのため、劇的なサウンドの変化を得ることができるわけではなく、結局はどちらか好みの設定に固定して使用されるケースがほとんどです。
不人気だったDS-2が大きな脚光を浴びたきっかけは、やはりニルヴァーナのカート・コバーンでしょう。彼はトランジスタアンプをこのペダルで思いっきり歪ませてグランジ(汚い)サウンドを確立しました。
今でも、筆者はこのペダルのサウンドを聴くと90年代のグランジブームを思い出し、少し懐かしくなってしまいます。
ロックの歴史を作り上げた不朽の名器!OD-1
おそらく、BOSSブランドでもっとも有名なペダルが元祖オーバードライブOD-1でしょう。
現在でも高い人気を保っており、生産が打ち切られ、次世代モデルが登場しているにもかかわらず、相変わらず探し求めている人がとても多いです。
中古市場での価格も高騰し続けており、現時点でも状態が良ければ5万円を超える価格で取引されるケースもあるほどです。
そんなOD-1の人気の秘密はブースターとしての性能の高さにあります。もちろん、純粋にオーバードライブサウンドを作ることもできますが、それだけではこのペダルの魅力を十分に知ることはできません。
チューブアンプの音に理想的な張りやゲインをプラスしてくれる…これこそ元祖オーバードライブの最大の魅力でしょう。
近年では事実上の復刻版であるSDシリーズ(スーパーオーバードライブ)も登場していますので、まずは復刻版でそのサウンドをチェックしてみるのも良いのではないでしょうか?
オーバードライブの新しい形!BD-2
BOSSのオーバードライブの王道がOD、SDシリーズだとすれば、亜流ポジションでありながら、近年定番になりつつあるのがBDブルースドライバーシリーズでしょう。
通常のオーバードライブに比べて、荒めのサウンドが特徴となっており、オールドスクールなロックンロールにフィットします。
筆者はこのペダルをブースターとして使用しています。ODシリーズがややミドルに寄りすぎてしまうのに対して、BDシリーズはバランス良く全体を持ちあげてくれます。
ミドルが薄くなってしまいがちな近年のマーシャルにはOD、逆にミドルが出すぎてしまいがちなVOXアンプなどにはBDの方がマッチするようです。
両者は同じメーカーでありながらサウンドの特徴がまったく異なっていますので、自分の出したい音や、ギター、アンプの特徴に合わせてチョイスしてみましょう。
このペダルは現行品でとても安価に入手することができますので、とりあえず入手してみても損をすることはないかと思います。
膨大な数のBOSSエフェクターの中から、一台は持っていても損はないものをチョイスしてみました。
あまりにもメジャーで、定番すぎることからあえて避けているという人も多いようですが、組み合わせや使い方によって、可能性は無限大です。実際に使用しながら自分のサウンドを追求してみましょう。
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