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セカンドギター選びの重要ポイント~2本目だからこそ後悔したくない
初めてのギターである程度上達してくると、今度はワンランク上のセカンドギターが欲しくなってきます。最初の一本は自分のプレイスタイルや本当にやりたい音楽があいまいな状態で選ばなければなりませんが、二本目のギターは違います。
そこで、セカンドギター選びについて考えてみましょう。
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ファーストギターは後悔して当たり前
もちろん最初の一本を選ぶ際にも慎重に検討したことでしょう。しかし、まったくギター経験のない状態では、本当に自分に合ったものを選ぶことはできません。実際に手にして弾いてみなければ自分のちょっとした癖さえも把握することは難しいものです。
なので、上達するにつれてファーストギターへの不満が出てくるのは当然のことと言えます。「どうしてこのギターを選んでしまったんだろう?」と後悔してしまう可能性だってあるでしょう。
ですが、この不満や後悔こそがセカンドギター選びにおける大切なポイントとなりますので、しっかりと整理しておきましょう。
最初の一本に足りないものは何なのか?
一本目のギターへの不満がどこにあるのかまずは考えてみましょう。
たとえば、ファーストギターとしてレスポールモデルを選んだとします。ある程度上達してくると、このギターに足りないものが見えてくるはずです。たとえば、アーミングに挑戦したい…そう思ったとしてもトレモロアームが搭載されていないギターでは実現できません。
これが、あなたにとって最初の一本に足りないものです。24フレットまで使ってプレイしたいのに、21フレットまでしかない…シングルコイルのシャープなサウンドが欲しいのにハムバッカーしか搭載されていない…このように、まずは最初の一本に足りないポイントを明確にしてみましょう。
足りないポイントを補ってくれるギター探し
こうして、自分に必要なギターの条件がまとまってくれば、ある程度セカンドギターに求めるべきスペックがはっきりとしてきます。
ここまでくれば、あとはその条件を満たすギターを予算内で探すだけです。楽器店に並んだギターのスペックを一本づつチェックして行きましょう。もし、自分で見つけることができなければ、楽器店のスタッフにたずねてみましょう。
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今では多くのメーカーからさまざまなスペックのギターが販売されていますので、よほどマニアックなスペックでない限り、好みのギターをみつけることができるはずです。
▲中にはトレモロアームが搭載されたレスポールなんてものも…
今のギターのスペックに不満はないけれど…
ファーストギターに不満を持つギタリストが多いことは確かです。しかし、中にはそのスペックで十分に満足しているけれど、もうすこし上のランクのギターが欲しい、と考える方もいるでしょう。
そんな場合は、ワンランク上ではなく、さらにもう一つ上のランクのものを狙ってみることをお勧めします。
初心者の方の多くはファーストギターに1万円から5万円前後のランクのものを選ぶかと思います。そこからワンランク上となると10万円前後になるでしょう。近年では低価格帯ギターの質が高くなったことから、ミドルクラスのギターとの差がとても小さくなっています。
つまり、初心者向けの廉価モデルからミドルクラスに持ち替えたとしてもその違いをはっきりと感じ取ることができない可能性が高いのです。なので、もうワンランク上のギターを狙うことをおすすめしたいと思います。
予算をもう少しプラスしても損はしない
▲少し予算をプラスすれば海外ブランドも狙えます
さすがに15~20万円クラスとなれば海外ブランドの上位モデルを狙うことも可能になってきます。セール品や中古であればハイエンドブランドさえも射程圏内に入れることができるでしょう。
このレベルになってくると、精度、プレイアビリティ、サウンドのどの点をとっても初心者向けギターとの違いがはっきりと出てきます。それこそ一生ものの一本として長い間付き合って行くことのできるギターとなってくれるかもしれません。
ミドルクラスのギターに持ち替えたとしても、また数年でもうワンランク上のギターが欲しくなってしまうかもしれない…そこまで考えると予算にもう5~10万円追加するというのは決して悪い選択肢ではないはずです。
フィーリングも大切ですが、セカンドギターに後悔しないためには…
直感でギターを選ぶことも決して悪いことではありません。しかし、しっかりと自分に必要なギターを分析した上で選ぶことができれば後で後悔してしまうというリスクを回避することができます。
ファーストギター選びには後悔はつきものですが、セカンドギターの場合、これを回避するための条件はそろっているわけですから、これをしっかりと利用すべきです。不満が少ない、後悔することのないギター選びはモチベーションアップに、そしてギタリストとしてのレベルアップにもつながってくるはずです。
ギタリストにとってギターは大切な相棒です。それを持ち替えることの意味をしっかりと考えた上で、セカンドギターを選んでみましょう。
そうすれば、きっと長く付き合うことのできる1本を手にすることができるはずです。
Byチリペッパー眞木
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