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クラウドファンディングを利用して音楽活動するアーティストが激増中
「クラウドファンディング」をご存じですか?カンタンに言うとやりたいことのためにお金を集める仕組みのことです。実はいまこの仕組みでCDを作ったりライブをおこなったりするアーティストが増えています。アーティスト活動にお金が必要な方におすすめです。
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アメリカ発祥のクラウドファンディングが日本にも根付いてきました
▲大観衆を集める自分の姿を妄想しつつ企画を練りましょう。
クラウドファンディングとは、クリエイターや起業家をはじめ、自分がやりたいことに必要な資金をインターネットを通して不特定多数の人から募ることを言います。
用語は群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を組み合わせた造語ですが、いまや一般的にも広まっています。
用途は音楽や映画といったエンターテイメントを中心に、芸術、スポーツ、テクノロジーから社会貢献まで、一部を除きありとあらゆることの資金調達に利用されています。さまざまなプロジェクトがプレゼンされ、成功しているのです。
いろいろなジャンルの中でも最近特に目立つのが音楽業界からの利用です。バンドやソロアーティスト、プロからアマチュアまで、多くの成功例が出ています。
アーティストの活動に必要な資金が得られます。必要なのは情熱!
▲ロックンロールにゃ金かかる、と歌ってた人達もいましたよね。
数年前から不振が叫ばれ続けている音楽業界。CD売上、配信売上ともにかんばしくない、ライブの動員は落ちいてると言われています。
そんな状態で無理にCDをリリースしたり、大規模な会場でのライブをしても失敗してしまっては活動自体が続けられません。
自分の音楽を世の中に届けたいけれども方法がわからない、考えていることはあるけれどもお金がないためにできない…そんなアーティストたちが続々とプロジェクトを起案して多くの資金を手にして活動に役立てています。
たとえば、日本最大手のクラウドファンディングサービスを提供するCAMPFIRE(キャンプファイア)でも、これまで多くのアーティストが「サクセス」しています。
結成30周年を迎えるベテラン・バンド、「ニューロティカ」はドキュメンタリー映画の制作における資金をキャンプファイアで募り、目標設定金額の3,750,000円を大きく上回る4,586,000円(4月23日時点)を集めサクセスしました。これだけの金額が集まるのは凄いことですよね。
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ベテランパンクバンドのドキュメンタリー映画製作に多くの支援があつまりました
▲ニューロティカを応援している人達は多いはず。
1984年に結成し、多くのアーティストからリスペクトを集めるパンクバンドであるニューロティカ。バンドブームの波に乗って1990年にメジャーデビューしていますが、その後2003年に自社レーベルを設立して活動しています。
CD・DVDの制作からイベント、ライブのブッキングまで、すべて自分達の力でやってきたバンドですので、活動資金は常に必要でしょう。
今年でバンド結成30周年を迎え、さらにボーカルのあっちゃんこと井上篤が50歳になるということで、祝福の意味も込めてファンや関係者からも資金が集まったのではないでしょうか。
投資する「パトロン」には金額ごとに「リターン」として見返りがあります。ニューロティカの場合は、500円の支援をしてくれたパトロンの方にはバンドのメンバー4名からの御礼メッセージがメールで届けられます。これだけでもファンには嬉しいですね。
さらに金額ごとにリターンはおこなわれ、10,000円の支援者には完成した映画の劇場公開後に映画のDVDと、非売品バッジとワッペン、映画のパンフレットが贈られます。
もっと上の金額を支援した方にはメンバーチョイスのお菓子詰め合わせが贈られるというユニークなものまであります。リターンの内容はプロジェクトによりそれぞれ設定できます。
ミュージシャンにとって音楽活動は多岐にわたりお金がかかります。音源や映像の制作、CD・DVDのプレス、スタジオ・機材のレンタル費用、ライヴをやるにも会場を借りるお金やツアーに出る交通費など、数え上げたらきりがありません。
現在では本当にさまざまなアーティストたちがクラウドファンディングを利用しており、その内容も個性的になってきています。単にCDを出したい、MVを撮影したいといっても、どんなことがしたくて幾らお金が必要なのかアピールしなければいけません。
2人組のミュージシャン、バンバンバザールは主催する野外音楽イベントのステージで使用する雨避け用の軽量で便利なテントを手にいれたいというプロジェクトを成功させていますし、ニューオリンズでレコーディングしたいというバンドにも100万近く集まりました。
欲が深い程成功の勝率が高くなります。いかに自分の夢をアツくアピールするかが重要です
▲どれだけ情熱的に人にものを伝えられるかが問われます。
その他、いつでも良い音楽を届けられるライブハウスを作りたいというプロジェクトや、クリスマス限定CDBOXセットを作りたいというバンドまで、プロ・アマ問わず個性的な企画が資金を調達しています。
今よりももっと自分の音楽を届けたい、自分の夢を実現したいと思う方はぜひ利用してみて下さい。欲が深ければ深い程世の中の人はあなたの音楽活動に注目してくれますよ。
文・okamoto
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