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ライブハウスのデビューで残念なステージにならないための練習方法

今日は、「ライブハウスでライブをするために必要な練習」のお話です。

ディープパープルやレッドツェッペリンに憧れて始めたバンド。そんなバンドを始めた方々の一番初めの目標といったら、やっぱり「ライブ」ですね。でも、いざライブハウスでライブをやるとなったら、どんなことに気をつけて練習をすればいいのでしょう?

実際にライブハウスでお客さんにライブを見せるために、必要な練習を考えてみましょう。今あなたが行っている練習と比較してみてください。

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まずは練習の基本!「個人練習」

藤原No7 02

初めに必要になってくるのは、「家で一人で弾く練習」です。これについては言わずもがな。一人で弾けていなかったら、バンドで集まっても弾けるはずありませんね。
そこで、個人練習の仕方について。

最も効率よく練習をする方法は「メトロノームをかけて」「録音しながら」の2点です。

弾く内容はお任せします。基礎練習のようなフレーズを弾くも良し。実際にライブでやる曲を練習するも良し。ただ一つ目に重要なのは「メトロノームをかけて」です。リズムマシンでも構いませんが、ココでの目的は「変な癖がつかないようにする」ことです。

普段の練習でメトロノームをつけていないと、無意識のうちに「自分の苦手なフレーズを少し遅く弾いてしまう」といった現象が起こってきます。このような現象を防ぐためにも常にメトロノームを鳴らしながら練習する癖をつけましょう。

二つ目が「録音しながら」。その時は弾けている気になっていても、いざ録音を聞いてみるとリズムはグチャグチャ、音程もメチャクチャ…なんてこともよくある話です。

実際にライブで聞くのは第三者であるお客さんです。常に自分の演奏を客観的に聞くことができる環境を整えておきましょう。

当たり前の練習!「バンド練習」

藤原No7 03

バンドメンバー全員の個人練習が十分に出来たら、次に行うのは「バンド練習」です。バンド練習において、意識すべきポイントは数え切れないほどありますが、ここでは「ライブハウスでライブをするため」という目的に沿って考えてみます。

もちろん、メンバーがそれぞれ家でやってきた練習通り弾けば、とりあえずは問題なく聞こえるはずでしょう。バンドが集まったときにやるべきは「音作り」「止まらない練習」です。

一つ目は「音作り」。バンドが集まって弾くと、どうしても自分の音を上げがちになってしまいます。その結果、すべての音がぶつかってしまって、ただ「うるさいだけ」になってしまうことがよくあります。

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バンドで合わせる時には「自分の音が聞こえるように」ではなく、「全体の音が聞こえるように」音作りをし、また、演奏に当たっては「他人の音を積極的に聞く」ことを意識してみましょう。この意識はとても重要です。

二つ目は「止まらない練習」。これもとても大切な練習です。実際のライブハウスでは、誰かがフレーズをミスしたから、ボーカルが歌詞を忘れたから、楽器のシールドが抜けたから…そんな理由で曲を止めるわけにはいきません。

バンドであわせる練習をするときには一緒に「トラブルシューティング」の訓練も行うつもりで、基本的には止まらないで最後まで通す練習を重視しましょう。(もちろん部分部分を取り出しながら行う練習も大切です)

最後の練習!「ビジュアル練習」

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最後にもう一つ、重要な練習があります。それが「ビジュアル練習」。多くのバンドはこの部分がおろそかになっており、それがゆえ「ライブを見ていてもつまらないバンド」になってしまいがちです。

ビジュアル練習と言うと抵抗があるかもしれませんが、要は「音以外でお客さんに訴える訓練」です。人前で演奏するときに、音以外の部分を意識するかどうかはステージ全体の雰囲気に大きな影響を与えます。

簡単なところだと「表情」。楽しい曲で笑顔を。悲しい曲で悲しい表情を出すと、それだけでステージはグッと引き締まります。

そして、「動き」。

もし出演するライブハウスのステージのサイズが分かっていたら、実際のステージのサイズをスタジオで再現してその中でどの程度の動きができるかをメンバー間で話し合ってもいいでしょう。(『ゲネプロ』と呼ばれる作業で、とても重要なリハーサルになります)

与えられた空間を限界まで利用することが、生演奏ではとても重要なのです。

三つの練習をするにあたって

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ライブハウスでの演奏をするに当たっての三つの練習をご紹介しましたが、ここで一つ注意していただきたいことは、その順番です。ご紹介した三つの練習。これはこのままの順番(個人→バンド→ビジュアル)で行わないと意味がないのです。

個人練習をしっかりした上で、全体で音を合わせるバンド練習を行い、バンドでの音がしっかり出来上がった時点で、最後にビジュアルの練習を行うのです。この順番が狂ってしまうと練習の意味がなくなってしまいます。

よく見かけるのが、バンド練習をしているはずなのに、そもそも一人一人がしっかりと演奏をできていない状況。このような状況なのであれば、バンド練習は一度打ち切って、しっかりと個人練習ができてから、再度集まった方が効率的です。

もし練習につまずいてしまったときには、逆に「一つ前の過程をしっかりとクリアできているか」を見直してみましょう。

By 藤原篤

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