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耳コピをマスターするとオリジナル曲のアレンジ力がアップする!?
楽器を演奏する人で、耳コピをしたことがない人は少ないと思います。耳コピは、楽曲を聴いて自分のパートやメロディを真似して弾くことを指します。その名のとおり、耳で聴いてコピーすることですね。
これには多くのメリットがあります。まだ挑戦したことがないという方は、一度やってみましょう。
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耳コピを侮っていませんか?あらゆる場面で耳コピは必要になります
この耳コピには、賛否両論あります。耳コピでは、弾けているつもりでもちゃんと細部までコピーできないから、譜面を見て練習したほうが良いという意見もあります。
たしかに、譜面を見て練習をすることができれば、ますます理解や技術が深まるでしょう。しかし、譜面を購入するのにはお金がかかります。譜面が読めない人にとっては、4小節覚えるだけでも一苦労です。
ぜひとも耳コピをもっと活用すると良いと思います。たしかに耳コピでは、譜面よりも質が劣るかもしれません。しかし、70%の完成度で10曲コピーするのと、100%の完成度で3曲コピーするのでは、少なくとも多くの曲をコピーできるほうがメリットになると思います。
また、譜面が手に入らない楽曲や、譜面を読んでいる暇がない場面もたくさんあります。耳コピはあらゆる場面で必要になってくる技術です。短い時間で楽曲をそれなりにコピーできれば、残りの浮いた時間で新たな技を磨くこともできます。
耳コピも慣れが必要!完成度の高い耳コピができる技術を身につけよう
▲音を聴きながらプレイをする…それが耳コピの第一歩です
耳コピは、誰でもできますが、完成度の高い耳コピや、素早い耳コピとなると、誰でもできるものではありません。誰しもはじめからうまく耳コピできるわけではありませんが、たくさんの曲をコピーしているうちに、耳コピ力が養われます。
耳コピの質を高めていくことで、より時間の節約になり、より高いアレンジ力を身につけることができるようになります。
たくさんの曲を耳コピすれば、だんだんと耳コピのコツがわかるようになってきます。前にコピーした曲に似ているフレーズや、定番の進行がくれば、苦労せずにコピーできるようになるでしょう。
この時点で、もうすでに以前、耳コピしたフレーズが役に立っているのですね。これを自身のバンドのアレンジや曲作りに活かしてくことができます。
オリジナル曲のアレンジには、たくさんの「定番」を知ることが大切!
▲常套句フレーズをいくつもマスターしよう!
自分以外の人間が作曲をしている場合、作曲者の意図を掴むことは大切です。自分自身が作曲をしている場合には、アレンジセンスや音使いのレパートリーが重要になってくるでしょう。
たくさんの曲をコピーすれば、レパートリーが増えますから、曲調によって定番のアレンジや動かしかたがわかるようになってきます。そこからあえて定番を外してみたり、わざと外れた音を使ったりと、幅広いアプローチができるようになります。
そのためには、まず、できるだけたくさんの曲をコピーして、たくさんの「定番」を知ることが大切です。耳コピの完成度を上げていけば、それだけレパートリーやアレンジ能力の質も上がります。
自身が現在、バンドでオリジナル曲を中心に活動していたとしても、たまにバンドでコピーを演奏すると良いと思います。コピーから学べることはたくさんあります。
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TAB譜のスコアブックは邪道ではなく、むしろ王道のコピー方法です
▲楽譜を読むことも大切です
バンドマンが初心者の頃からお世話になっている譜面の一つとして、タブ譜があります。これは、音符が読めない人でも簡単に読めるようになった楽譜で、ギターやベースなど、楽器の種類に合わせて実際に弾く各弦と、フレットの位置が記載されています。
タブ譜を読んでも実際の譜面を読んだことにはならず、音符の長さなどもわからないことから、実際は耳コピしながらタブ譜を読むような流れになると思います。記載されている内容が間違っていることも多く、あまりタブ譜に頼りすぎるのは良くないと言われています。
しかしながら、これもオリジナル曲をアレンジしたり、レパートリーを増やしていく上で、たくさんの曲をコピーするという点では、大いに使えるアイテムとなるでしょう。はじめのうちは、質よりも量を取るほうがいい場合が多いです。
コピーの質よりもどれだけたくさんの曲やフレーズを弾いたかが重要です。楽器は弾いてナンボですから、多くのフレーズや指使いに慣れていったり、頭に叩き込んでおくことが最も大切なのです。
ただ注意したいのは、先述した通り、TAB譜は実際の楽曲やフレーズと違ったり間違っているモノも多いです。
耳コピは楽器を持たなくてもできる?まずはハナウタで覚えるべし!
▲メロディを覚えることからはじめましょう
ちょっとした耳コピ上達のコツと言ってはなんですが、口ずさむというのがもっとも効果的な方法だと思います。楽器を手にしても、どのポジションがどの音かを把握してないうちは、コピーにも時間がかかります。
そこで、誰でも簡単に操れる最も身近な楽器として、「口」を使うのです。鼻唄でフレーズを口ずさむことができれば、頭の中に音は記憶されているということです。先に音を記憶してしまってから、楽器に置き換えると楽ですよ。
プロのジャズミュージシャンなどでも、アドリブやソロを弾く練習をする時には、鼻歌を歌いながら、同時に同じフレーズを楽器で弾くということをします。
この場合、口で歌ったフレーズを瞬時に楽器に置き換えられるということが重要なのですが、そこまでいかなくとも、鼻唄から入ってコピーするのはとても大切です。
たくさんの曲をコピーしていくことは、将来的に絶対役に立ちます。弾いた数=レパートリーと言っても過言ではないでしょう。譜面にせよタブ譜にせよ、耳コピにせよ、多くの曲をコピーすることが大切です。
その上で、もっとも効率的に素早く、多くの曲をコピーするには、やはり耳コピから入るのが一番なのではないかと、私は思います。
by[tak近江]
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