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進化するギタリストのためのスマホアプリ~自動でチューニングOK!
いまや毎日の生活になくてはならないのがスマホです。せっかくのなので、音楽活動にも生かしてみませんか?今回は「ギタリストがスマホにぜひ入れておきたいアプリ」をご紹介します。
「アプリと連動してギターを自動でチューニングしてくれる」なんていうトンデモ機材も登場してきますよ。
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チューナーだってスマホでOK
演奏するうえで初めに必要なものは?よく雑誌などについている「初心者5点セット」のようなものを見ても分かりますよね。
そう、チューナーです。
まずはギタリストに限らずミュージシャンの基本として、必要不可欠なチューナーからです。チューナーのアプリはかなり昔から開発されているので、すでにあなたのスマホにも入っているかもしれませんね。
このチューナーアプリは大きく分けて2種類あります。1つはギタリスト専用のチューナーアプリ。もう1つはミュージシャン全般に向けて開発されたクロマチックチューナーのアプリです。
ギター専用のチューナーアプリは、簡単な話、EADGBEと、ギターの開放弦をメインに「ドロップD」や「半音下げ」などを設定することで、目的のチューニングをするための音に反応します。
ギターのチューニング以外に使う用途のない方は、こちらのアプリがオススメでしょう。
もう1つのクロマチックチューナーのアプリは、12音階すべての音に反応します。ギターのチューニングはもちろん、たとえば、バンド内でボーカリストのピッチ合わせなどにも使えます。
少し用途を広げて考えている方にはクロマチックチューナーのアプリがオススメです。
冒頭に紹介した自動チューニングシステムも、チューナーアプリの一種です。自動で動くストリングスワインダーがスマホと連動して、勝手に目的の音までペグを巻いてくれるのです!
▲脅威の「スマホ連動自動チューニングシステム」
コード表の確認もアプリ上で!
スタジオなどで渡された譜面にとても複雑なコードが記されていて、思わずテンションを省略して演奏してしまった…などという経験はありませんか?筆者はしょっちゅうです(笑)
お次のアプリは、コード表のアプリです。コードの名前を入れると、瞬時にギターの指板上での押さえ方を表示してくれます。
たいていのコードは頭に入っている中級者以上のギタリストでも、突然「A♭mM7(♯9,♯11)」と言われたらさすがにいくつかの音を省略してしまうのではないでしょうか?
そんな時にこのアプリをスマホに入れておけば、その場で押さえ方を確認できるのです。
アプリによっては、鍵盤上でのコードの押さえ方も一緒に表示してくれるものもあります。バンドにキーボーディストがいる場合は、このようなタイプのものを使っていると重宝するでしょう。
▲スマホを駆使すれば、こんなことも(笑)
録音・速度変換であの曲だって耳コピできちゃう?
お次は練習用アプリです。多くのスマホには標準装備で音声メモの機能がついている場合が多いのですが、ギタリスト用のアプリになると少し変わってきます。
何と、取り込んだ音を音程は変えずに速度を落として聞くことができるのです。この機能を使うと、自分のプレイの細かい部分を見直すことができる他、外部音源を取り込むことで、耳コピの際の強い味方ともなるでしょう。
コチラのアプリは、本来は語学練習などのために開発されているアプリのようですが、音楽用の方が使い道は多そうですね。
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リズムマシンがあればより練習を効率的に
最後にご紹介するのは、ありそうでなかったリズムマシンのアプリです。
もはや、メトロノーム機能がついているのは当たり前!好みのテンポや拍子、音価(音の長さ)でメトロノームを鳴らすことができます。
最近ではタップ機能(CDなどを聞きながらリズムに合わせてスマホを叩くと、そのスピードを自動で感知して、BPMが表示される機能)付きのものも多いようです。
それに加えて、2,4,8,16ビートのリズムを出すことのできるアプリが増えてきています。このアプリを入れておけば、スタジオのPA卓に直接スマホを接続することで、リズムをスピーカーから出力することもできますね。
バンド練習はもちろん、スタジオでの個人練習にも使えるアプリです。
時代遅れのミュージシャンにならないために
▲実際のリズムマシンは、やっぱり大きいんです。
急速にIT化が進む昨今の現状は、音楽業界にも猛烈なスピードで浸透してきています。一昔前までは当然のようにアナログで行ってきた作業が、ボタン1つでできてしまうようなことは数え切れないほどあるのです。
もちろん良い音楽を奏でるためにIT技術が必要なことはありません。しかし、他のプレイヤーや会社とのやり取りが生じてきたとき、ある程度の知識はミュージシャンにも要求されていることは間違いありません。
保守的なイメージが先行しがちなクラシックの世界ですら、先日ある楽団が紙資源節約のために、譜面の電算化をしている、とのニュースが流れました。何と、譜面台にタブレット端末を設置し、そこにpdfファイル化した譜面を表示したのです!
▲渋いギタリストには憧れるけど…
現代社会で生活するうえで避けて通れないスマホの知識、ミュージシャンも例外ではないのです。
チューナー、リズムマシンなど、今回紹介してきたアプリは、単体としては何十年も前から商品化されているものばかり。リズムマシンアプリを入れていなくても、リズムマシンを持っていればもちろん問題ありません。
でも、いつも持ち歩いているスマホにリズムマシンが付いていたら…
便利になることは間違いないですね。さまざまなツールを利用して、賢く楽に、効率的な練習をしていきましょう。
By藤原 篤
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