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ギターの神様エリック・クラプトンに影響を受けた意外なギタリストたち
70年代以降、ギターの神様と呼ばれ続けているエリック・クラプトンは、多くのギタリストに強い影響を与えてきました。クラプトンのプレイするブルースロックとは一見かけ離れているように感じられるジャンルのプレイヤーの中にも彼からの影響を公言する人は少なくありません。
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ここでは、意外なフォロワーたちを取り上げてみたいと思います。
70年代から現代でも積極的にツアーを続けている「ギターの神様」エリック・クラプトン。そのフォロワーは今でも増え続けています。
才能あるギタリストは影響を受けてもモノマネにはならない
影響の受け方は人によってさまざまです。その影響を露骨に全面に押し出してしまうと単なるモノマネになってしまいます。
ほんとうに高い才能や強い個性を持っているアーティストであれば、たとえどんなに大きな影響を受けたとしても、ただのモノマネにはならず、オリジナリティあふれるプレイを聴かせてくれます。
それではそんなギタリストたちの一部をご紹介しましょう。
80年代最大のロックの革命児!エディ・ヴァン・ヘイレン
アルバム「炎の導火線」に収録されているギターインストナンバー「暗闇の爆撃」……この曲によって80年代のテクニカルギターブームは幕を開けました。深いディストーションサウンドに激しいアーミング、そしてタッピング奏法。そのすべてが衝撃的で、ロックギターに大革命を起こしました。
そのハードなサウンドや革新的なプレイからはまったくイメージすることができませんが、彼はさまざまな場面でクラプトンから強く影響を受けたことを公言しています。
彼のプレイをじっくりと聞いてみると、トーンはまるで異なるものの、クリーム時代のクラプトンを思わせるサイケデリックなフレーズ使いが見られます。
ヴァン・ヘイレンの前身バンドではよくクリームのカバーをしていたこともあり、ソロ転身以前のクラプトンに強い影響を受けたのはまちがいないでしょう。
その革新的なギタープレイによって、自身も後世のギタリストに多くの影響を与えたエディ・ヴァン・ヘイレン。彼のプレイのルーツにはクラプトンがしっかりと存在しています。
クラプトンから生きる術を学んだスティーヴィー・レイ・ヴォーン
ブルースギターの革命児として80年代のギターシーンを席巻したスティーヴィー・レイ・ヴォーンもクラプトンから強い影響を受けたギタリストの一人です。
そのサウンドやプレイスタイルからジミ・ヘンドリクスやアルバート・キングからの影響ばかりが注目されてしまいがちですが、クラプトンのプレイからも大きなインスパイアを受けたとレイは語っています。
プレイはもちろんのことですが、彼はクラプトンから人としての生き方も学びました。
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黒人音楽であるブルースをプレイする白人として生きること、そしてドラッグやアルコールの深刻な中毒に苦しみ、そこからはいあがる過程……。もし、クラプトンという存在がなければレイはブルースの世界で生きることができなかったかもしれません。また、ドラッグとアルコールに溺れてそのまま死んでしまった可能性もあります。
ギタリストとして、そして人生の先輩としてレイはクラプトンから多くを学びました。
白人ブルースギタリストとして、また深刻なドラッグやアルコールの中毒の経験を持つ人間としてもクラプトンから多くを学び、そして影響を受けてきたスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
クラプトン狂のポップスギタリスト、リッチー・サンボラ
ポップな楽曲とハードロックのサウンドをミックスしたことで世界的に大成功をおさめたボン・ジョヴィ。そのギタリストであるリッチー・サンボラも熱狂的なクラプトン信者として知られています。
リッチーにとってクラプトンは最初のギターアイドルにして永遠の憧れ……そんな存在でした。
ボン・ジョヴィ初期の楽曲では80年代に大流行したハードロック風なプレイが中心でしたが、アルバム「キープ・ザ・フェイス」以降ではクラプトンからの強い影響を感じさせるブルージーなフレージングがめだつようになってきました。
同時にトーンもハードなディストーションサウンドからクラプトン的なクリアで抜けのよいものに変化しています。
バンドから離れてソロ活動をする際にはクラプトンばりのブルース曲も聞かせてくれました。その情熱がクラプトンにも伝わり、リッチーのソロアルバム「ストレンジャー・イン・ディス・タウン」に収録されている「ミスター・ブルースマン」では夢の共演まで果たしています。
80年代のポップ・ロック界の王者とクラプトン……一見何の関係もないように見える組み合わせですが、クラプトンの血はこんなところにも流れています。
ポップ系のロックバンドに在籍していながらも、クラプトンからの強い影響を受け続けてきたボン・ジョヴィのギタリスト、リッチー・サンボラ。この画像だけを見るとクラプトンよりも前述のスティーヴィー・レイ・ヴォーンの影響を受けているようにも見えますが……。
「ギターの神様」エリック・クラプトンはこのように多くのギタリストに影響を与え、音楽シーンをリードしてきました。
もちろん、現在も活動していますので、これからも影響を与え続けて行くことでしょう。
Byチリペッパー眞木
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