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アコギ選びで失敗しないための動画講座~ヴィンテージから新品まで
これからアコギを買う方、そしてセカンドギターで中古やヴィンテージアコギを探す方必見。今回は動画でギター選びから、「鳴る」アコギの選び方を詳しく教えます。
値段やブランドは関係なく、買う前におさえておきたいポイントはたくさんあります。
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初心者なら低価格よりも弾きやすさと予算を重視しよう
まず初心者の方であれば、ギターの鳴りを聞き比べるのは難しいでしょう。最近では国産ブランドでもいいギターはたくさん出ていますので、予算に合わせたものを選ぶことをお勧めします。
最初から無理してマーティンやギルド、ギブソンを買う必要はありません。
▲最初はブランドにはこだわらないで
YAMAHA、MORRIS、ARIA、YAIRI、TAKAMINEその他多くの国内メーカーがありますが、最初のギターであれば、ある程度のバランスにさえ注意していればどのメーカーでも問題ありません。
さまざまな価格帯で販売されていますので、あなたの予算に合わせたものから選べばいいでしょう。音よりも実際に持ってみて感覚的に「弾きやすい」ボディーの形やサイズで選ぶのもいいと思います。
自分の体とのフィット感は意外と初心者には大切です。弾きにくさほど上達をさまたげるものはありません、練習がイヤになることさえあります。
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初めてのアコギ選びのポイント
・大切なことは店まで出向いて「必ず音を出して」確認するということです
・弦高にも注意。慣れていないのに高すぎるとすぐに指が痛くなります
・新しいギターはメンテナスに注意、ケースにしまう時は弦はゆるめましょう。適度な湿気も必要ですし、乾燥しすぎにも注意です。ネックの反りなどの原因になってしまいます。
最初の動画ではギターの鳴りについて、チェック項目を説明しています。まずはこちらからご覧ください。初めてギターを手にするのであれば、ぜひ勉強するつもりでごらんください。
ヴィンテージアコギや中古の場合は細かいチェックを
▲ヴィンテージは自分の目で確かめましょう
生産されて30や40年も経っていれば、どんなに大切にケアされていても、何がしかの不具合はあって当然です。それが許容範囲のものであれば問題ないでしょう。
前回紹介した記事では、1974年のマーティンD-28のペグを交換しましたが、純正部品も40年も経てば当然消耗してきます。
ヴィンテージは特に「自分の目で見て確かめて」購入することが絶対条件です。前のオーナーが弦高を下げすぎて、音がビビる場合もありますし、下手をするとリペア不能のケースすらあります。
筆者は以前、高価な1970年代のマーティンD-45を個人取引で買ったことがあります。最初は気がつかなかったのですが、1弦がフレット音痴になっていました。クロサワ楽器に持ち込んでも修理は不可能でした。
ネックの問題ではなく、手作りのギターだからこその「修理できない」部分での言ってみれば個体差による「初期不良」だったわけです。
もっとも、機械化された工場で大量生産されるようになった80年代以降のギターにももちろん個体差はあります。基本的に材料は木となりますので狂いが生じるのは当然のことです。
微妙なネックの反りやトップの浮きであっても、サウンドや弾き心地に大きく影響してしまうものです。その違いはやはり実際にギターそのものを手にとってみなければ判断することはできないでしょう。
販売店で「グッドコンディション」となっていても自分にとっては弾きづらいコンディションである可能性もあります。また逆に「難あり」となっていたとしても、人によってはまったく問題ないと感じるかもしれません。
最終的には自分の体で、耳で判断するのがギター選びの基本です。ヴィンテージギターにしても50年代のものだから必ず良いとは限りません。
個体によっては高価な海外製ヴィンテージよりも、近代製の安価な国産ギターの方がより良いサウンドを奏でてくれる上、プレイアビリティも高いということだって決して珍しいことではありません。
予備知識として、各年代のヴィンテージの特徴や、メーカーの傾向などを頭に入れておくのは良いことです。しかし、それだけにとらわれるのではなく、最終的には実際に手にとって自分の感覚でギターを選ぶようにすべきでしょう。
ポイントをまとめると
・ヴィンテージは必ず自分の目で状態を確認すること
・個人取引はできるだけ避ける
ということです。
この動画ではヴィンテージギターのチェックポイントを説明していますので、ぜひ参考にしてください。
ちゃんとした楽器店で販売されていても、細かなところではどうしても気になる部分があって当然なのがヴィンテージギターです。
文|床田仁グッチ
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