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キース・リチャーズの魔力に魅せられたキャンダラスな女性たち
あなたはロックンロールの悪徳とイノセントが交錯する『ミスターストーンズ』ことキース・リチャーズの真実をご存知でしょうか?今回は、彼の魔力に魅せられたた女性たちにフォーカスしてみました。
思い出の恋人 ロニー・ロネッツ
ロックしか聴かない方でもロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」を耳にしたことがあるでしょう。ロネッツのリードヴォーカルを務めていたのがロニー・ロネッツです。彼女は可憐な女性でもありました。
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キース・リチャーズは彼女の歌声を聴き、すぐさま恋に落ちます。ロニーと出会い、彼女もまたキースに恋して、二人は相思相愛となります。ところがロネッツのプロデューサーであるフィル・スペクターは「悪名高きストーンズ」が接近することを警戒しました。
嫉妬深いスペクターはあらゆる手段を使い、キースがロニーに接近することを邪魔しました。彼女のそばで見張りもしていたようです。シャイな二人の関係が発展することはなく、恋は終わります。スペクターが邪魔をした理由は、彼もロニーに夢中だったからです。
今でもキース・リチャーズは、ロニーとの恋を思い出としてインタビューで口にしますが、ロニーが沈黙を貫いているのは立場を考えてのことでしょう。
キースを選んだ女アニタ・パレンバーグ
ロニーとの別れの後にキースの前に現れたのは繊細な美貌を持つモデルのアニタ・パレンバーグです。キースと出会ったころ、彼女はストーンズのリーダーであったブライアン・ジョーンズの恋人でした。
アニタはロニーのような「清純な乙女」ではなく、ドラッグやアルコールを楽しむ、悪徳を美学にした女性でした。ブライアンとドラッグを楽しんでいることもしばしばだったほどです。
しかし、彼女にも悩みがありました。ブライアンがドラッグの反動で精神破壊が進んだことと頻繁に暴力をふるうことでした。アニタはキース・リチャーズの想いを感じ取り、自らキースに走ります。
アニタの与えた美学と悪徳がストーンズを洗練させる
モデルであったアニタはキースの垢抜けないルックスに影響を与えます。彼のアイメイクや無造作にあしらったスカーフは彼女の影響です。
キース・リチャーズの姿にストーンズのメンバーも影響され、1970年にストーンズのファッションも洗練されていきました。
またアニタはドラッグとミュージシャンが好きなだけの女性ではありません。独自の美学を持っていた女性でもありました。ストーンズの曲作りにも新しいインスピレーションをあたえ、作品に組み込ませたのです。
出会うべくして出会い、恋に落ちたキースとアニタでしたが、恋に終わりを迎えます。それはアニタが起こした事件がきっかけでした。彼女が連れ込んだ17歳の少年が拳銃自殺をしたのです。原因はドラッグ…。事件をきっかけに関係は終止符を打ちます。
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キースを絶望から救い出したパティ・ハンセン
アニタと別れた後、ミック・ジャガーの恋人マリアンヌ・フェイスフルらとの火遊びで孤独を紛らわせます。残念なことに彼は本当に愛する恋人がいませんでした。キース・リチャーズには、ドラッグ以外なかったのです。
ドラッグに溺れ、アルコールも浴びるように飲み、ステージに上がるキースはある女性と知り合います。彼女こそ1980年代から登場した「強くたくましい女」のイメージで数々のファッション誌の誌面を飾ったパティ・ハンセンです。
彼女と初めて会ったときのキースは緊張をほどくため、いきなりドラッグを始めます。しかしパティはひるむことはありませんでした。彼女に言わせると「世界一ロマンティックな男」とのロマンスはここから始まったのです。
パティという女性は見た目だけではなく、肉体的にも精神的にも強くたくましい女性でした。しつこく言いよるフォトグラファーを殴り倒したこともあるほどです。加えてドラッグやアルコールにも強い体質で、大量にお酒を飲んでもシラフでいたという逸話もあります。
破滅に向かうキースを変えていった深い関係
キース・リチャーズは夜型人間で、音楽も含め、すべての活動は夜でした。パティは彼に寄り添うことを選びます。仕事の時間も変え、彼と一緒にいる時間を増やしました。
パティの「強くたくましい」面は、重度のドラッグ中毒に陥っていたキースをクリーンにしたことです。ハードなドラッグを頻繁に使っていたキースを支えるため、彼女はそばにいることを選んだのです。
キース・リチャーズはドラッグから足を洗えた理由に「全身の血を入れ替えた」と語っていますが、真実はパティの献身によるものです。アニタが危険さと悪魔的な退廃を与えたのに対して、パティは幸福と安らぎを与えたと言っても良いですね。
彼女はトップモデルであるより、キースが大事だったのです。パティが尽くす女であったからこそ、キースは今もロックスターでいられるのではないでしょうか。
ストーンズの他のメンバーは口説いた女性の数を競う中で、キースは黙々と曲作りに励み、ギターを弾いていたといいます。
彼のロマンスは非常に深いけれど、数は多くありません。
今のキースは毒が抜けたという意見もありますが、現在の幸福が彼を自由にしているのです。
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