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エレキギター初心者は必聴!~上達したけりゃこのアーティストを聴け
エレキギターをプレイするのであれば、最低でも聴いておくべきアーティストは誰ですか?筆者は初心者の方によくそのような質問を投げかけられます。
そこで、ここでは初心者ギタリストが聴くべきアーティストをご紹介したいと思います。
聴くだけでもとても勉強になりますし、実際にコピーすることによって多くを得ることのできるものを厳選させていただきました。
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ジミ・ヘンドリクスは外せない!ロックギターの開祖!
▲ミスターロックギター!ジミヘンは絶対に外せません
まず、一度は聞いていただきたいのがロックギターの開祖と呼ばれる名プレイヤー、ジミ・ヘンドリクスです。初心者の方でもその名前は聞いたことがあるでしょう。
彼によってロックギターは完成されたといっても過言ではないほどに音楽シーンに大きなインパクトを残した人物です。
大型のマーシャルアンプによる過激なディストーションサウンド、ストラトキャスターのポテンシャルをフルに活かしたアーミングなどを最初に世に広めたのが彼です。現代でもそのサウンドは十分に通用するものですので、一聴の価値はあるでしょう。
ブルースを基調としたそのフレーズもまさにロックのお手本です。彼の楽曲をコピーすることによって、まず基本を学ぶことができるでしょう。
近年では、デジタルリマスタリングが施された高音質なベストアルバムなどもリリースされていますので、まずは一枚手に取ってみましょう。
エリック・クラプトンはスタンダードなフレーズの宝庫!
▲若かりし日のエリック。まさにギターの神様と呼ばれていた時期です。ただ、初心者におすすめなのは80年代以降の大人しいクラプトンです。
ヘンドリクスの次に聞いていただきたいのはやはり、ギターの神様、エリック・クラプトンです。
彼のプレイにはスタンダードなフレーズがたっぷりと詰まっています。前述のジミと同様にブルースを基本としたプレイが中心となりますが、その楽曲を活かすフレージングに関しては彼の右に出るものはいないでしょう。
ビギナーの方に特におすすめしたいのが、80年代以降の作品です。もちろん、70年代のクリームやデレク&ザドミノスでのプレイも魅力的ですが、基本的なフレーズを学びたいのであれば、ソロに転向した後のアルバムを聴くべきです。
世界一高額なエレキギターとも呼ばれる「ブラッキー」で奏でられるフレーズはまさに至極。多くのギター弾き達を魅了してきた理由を理解することができるのではないでしょうか?
リッチー・ブラックモアはまさに「ハードロックの教科書」!
▲ネオクラシカルの開祖、リッチー・ブラックモアも必ずチェックしておきたいギタリストです
ブルースをベースとしたオールドロックから、より近代的なハードロックへ進化させたギタリスト…それがディープ・パープルのリッチー・ブラックモアです。
ブルースのみでなく、クラッシック音楽などで使用するクロマチック系フレーズをロックシーンに持ち込むことによって、大きな革命を起こしました。
そのメロディアスでスピード感あふれるフレーズは後のハードロック・へヴィメタル系アーティストに大きな影響を与えています。
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また、リッチーはリフメーカーとしても知られています。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「ブラック・ナイト」のリフはパープルというバンドを知らなくてもそのフレーズは知っているという方がほとんどでしょう。
筆者が特におすすめしたいアルバムはイアン・ギランがボーカルを務めた時期の大傑作「マシン・ヘッド」。現在でも彼らの代表曲としてプレイされ続けている「ハイウェイ・スター」ではじまるこのアルバムは何度聴いてもテンションが上がってしまいます。
ダイムバック・ダレルに学ぶ近代的なへヴィサウンド!
▲この姿からは想像することはできませんが、実は気の優しい男でした
90年代から2000年代にかけて、ロックシーンのメインストリームとなっているへヴィロック。このジャンルを聴くのであれば、テキサスの狂獣、ダイムバック・ダレル率いるパンテラは外せないでしょう。
クラッシックロックからハードロック・へヴィメタルへ。そこから正統に進化したこのジャンルの新しいアプローチがへヴィロックです。
スピードを極めた80年代のメタルミュージックとは異なり、より重いサウンドを追求することによって、これまでになかった新しい世界を作り上げることに成功しています。
機材の面でも、昔ながらのチューブアンプではなく、あえてトランジスタアンプを使用することによって、より過激なドンシャリサウンドを実現させるなど、随所に新しいアプローチを見て取ることができます。
ダイムバック・ダレルのギターこそが、モダンサウンドのお手本といえるでしょう。
カート・コバーンが遺したグランジという世界観
▲グランジ旋風を世界中に巻き起こしたカート・コバーン
ニルヴァーナのフロントマンであるカート・コバーンはこれまでに挙げてきたギタリストの中では、テクニック、サウンド共にあまり評価は高くありません。
しかし、グランジというジャンル、世界観を成立させたという意味では一聴の価値は十分にあるでしょう。
テクニカルギター一辺倒だった80年代のロックシーンに疑問を投げかけ、そして終止符を打ったのがカートの生み出したグランジです。彼のプレイは決して巧いものではありませんし、サウンドもお世辞にもグッドサウンドとはいえません。
しかし、胸に突き刺さるようなギターを彼は弾きます。ロックというジャンルに正解はない。それを教えてくれる貴重なギタリストであるといえるでしょう。
最低限、これだけは聴いておきたいアーティストをご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
ここで取り上げたギタリスト達のサウンドを吸収し、あらたな自分だけのサウンドを作り上げてみたいと思いませんか?もしかすると、次のギターヒーローはあなたかもしれません。
Byチリペッパー眞木
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