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壊れたBIGMUFFを修理してみた~生き返った定番ディストーション!
BIGMUFFといえばギタリストなら誰もが知っている定番ディストーションです。筆者はつい先日、某オークションにて落札しました。数日後、筆者の元にはスイッチが壊れたジャンクBIGMUFFが届きました。
いろいろと悩んだ結果、筆者は人生初のエフェクター修理に挑戦することにしたのです。超絶不器用な筆者のBIGMUFF修理レポートをご覧ください!
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まずは症状をチェック。どのパーツが壊れているのだろう?
今回のジャンクBIGMUFFの症状を挙げると
・スイッチを踏んでも音が切り替わらない
・本体を押し込むと低音が消える
・歪みが乗ったり乗らなかったりする
・ボリュームを回すとガリが出る
・トーンを回すとガリが出る
オークションの商品説明には「動作確認済み」と記載があったのに、ひどいものです。完全ノークレームノーリターンと記載があったので、苦情も出せません。
このままでは宅録に使用するのにも無理があります。「さぁどうしたものか・・・・」
ジャンク品としてオークションに出すか、どうにかして使い続けるか、筆者は頭を巡らせました。考えた末、ちょっとしたアイデアが浮かびます。
「自分で直せないだろうか?」
今回の症状からすると、BIGMUFFのスイッチと可変抵抗器が壊れていると思いました。ちなみに可変抵抗器とはポットの事です。これらのパーツを交換すれば何とか使えるのかな?と思い、さっそくパーツを注文しました。
ポッドのガリは後回しにし、まずはスイッチだけを交換してみることにしました。そして、不器用な筆者はBIGMUFFの修理に取り掛かるのでした。
まずはBIGMUFFを開けてみることに
▲おそるおそる中を開けてみました。
▲BIGMUFFのスイッチです。筆者には配線が理解できていません。(画像1)
▲自分で交換したスイッチの画像です。配線をそのままつけてみました。(画像2)
まずは四か所のネジを回し、本体を開けてみる事にしました。エフェクターの修理はもちろん、電子工作などやったことが無いので、開けてみたところでサッパリでした。
ちなみに筆者は中学生時代にあった技術という授業が大嫌いでした。成績はいつも1か2、手先が不器用すぎてとにかくひどいものでした。あまりに嫌すぎて技術の教師と殴り合いになった記憶さえあります。とにかく細かい作業が苦手なのです。
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そんな筆者でも直せるか心配でした。
画像1をご覧ください。こちらが元々あったスイッチです。配線周りが錆びているのでしょうか?よくわかりませんが、とにかくスイットを交換してみることにしました。ちなみに使用したハンダごてですが、自宅にあった物を使いました。
配線を全て繋ぎなおしたのが画像2です。とりあえず繋がっていた配線を全部切ってしまい、皮膜を破り、改めて自分でハンダ付けしてみました。
技術の成績が最悪な自分にしてはよくできたと思っています。人間やってみれば何とかなるものですね。スイッチ左と左下には改めて配線を繋げてみました。
ここを繋がないで動作テストしてみたのですが、スイッチをオフにした時に音が出ませんでした。
適当な配線で繋げてみたところクリーンが出ました。スイッチのオンとオフに関係する部分なのでしょうか。後で調べてみたいと思います。スイッチを交換してみたところ、踏み心地が良くなった上に、音の切り替えが速くなったように感じました。
しかし、なんだか様子がおかしいです。
原因はスイッチではなかった
▲基盤の写真です。黒くコゲている部分があります。(画像3)
さて、スイッチを交換した訳ですが、なぜか音の切り替えがうまくいきません。踏み心地が良くなっても音が切り替わらなければまったく意味がありませんね。
一体何故音が切り替わらないのでしょうか?改めてジーッと内部を見てみると、怪しい個所を発見しました。
画像3をご覧ください。
なんでしょうか、この焼け焦げた部分は。ボリュームのポッドに繋がっている配線ですが、とにかく様子がおかしいです。明らかに誰かがいじったような痕跡があり、よくわかりませんが白い配線を取ってみました。そして少し切り、改めてハンダ付けしてみました。
するとどうでしょうか、ボリュームポッドとのガリがまったく出ないではありませんか。
おまけにスイッチの切り替えもできるようになりまして、直ってしまいました。配線が触れてはいけないところに触れていたのでしょうか?とにかく直ってよかったです。
人間やろうと思えばできるもんです
▲すっかり元気になったBIGMUFF。自分で直したのでかなり気に入っています。
今回自分で修理をしてみてわかったことがあります。やろうと思えば自分でジャンクエフェクターを直すことができるのです。
今まで何回かエフェクターを壊してしまった経験があります。音にガリが出たり、スイッチが利かなくなったり、色々ありました。
ですが、本気で直そうと取り掛かれば、どうにかなっていたかもしれません。
不器用な筆者でも修理できたのですから、器用な方には簡単な事でしょう。また、作業をしていて何となく楽しかったというのもあります。
ジャンクエフェクターをまた手に入れる機会があったら、可能な限り自分で直してみようと思いました。
By黄昏症候群
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