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マイアンプはギターが上達してから買う?~ダメです!今すぐ買うべし
最初はスタジオにあるアンプを借りるから……そういってマイアンプの購入を先送りにしていませんか?
まだ初心者だからマイアンプは早い。それは大きな間違いです。どんなに良いギターを使っても、どれだけ多くのエフェクターをそろえたとしても最終的に出てくるサウンドを決めるのはアンプです。
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スタジオ、ライブ、毎回ちがう音を出していませんか?
▲ライブの度にまったくちがった音を出しているギタリストは少なくありません。
傾向として特に若いギタリストに多いのですが、ライブを見るたびに音がまるでちがう人がいます。注意深く観察してみると、そんなギタリストのほとんどがハコに据え置きのアンプを使用しています。
どんなにエフェクターのセッティングにこだわったとしても、最終的な音の出口であるアンプがちがえばいつも同じ音を出すことはできません。本当に音にこだわりたいのであれば、いつも同じアンプを使用することを前提として音作りをしなければなりません。
どこのスタジオ、ライブハウスにもあるローランド・JCでもこんなに違う
▲ローランド・JC。多くのスタジオやライブハウスで目にすることができます。
トランジスタアンプの代名詞的な存在となっているローランドのJC。毎回これを使用するから大丈夫!そんな考えを持っていませんか?
では、すべてのJCが同じ音なのでしょうか?その答えはNOです。年代によってマイナーチェンジがほどこされていますので、出てくるサウンドはことなりますし、スピーカーの劣化によっても音は変化してしまいます。
とくにスタジオやライブハウスに設置されているものは、毎日高い頻度で使用されていますので、劣化のスピードも早くなります。極端にいってしまえば、まったく同じもので音を出したとしても、今と一週間後では出てくるサウンドは違います。
この事実を知れば、どうせいつもJCだからいいだろう、という考え方はまちがいであると気づくでしょう。
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据え置きアンプを使用するプロギタリストだっているでしょう?
▲ロカビリーの王様ブライアン・セッツァー。彼レベルになると据え置きアンプでもグッドサウンドを出してしまいます。
ライブハウスツアーなどを行っているプロギタリストの中にも、さまざまな事情からマイアンプを持ち込むことができず、レンタルや据え置きのアンプを使用する人がいます。
彼らは毎回違う音を出しているのでしょうか?もちろん、微妙な違いはありますが、基本的にいつも同じサウンドを出すことができています。
だったら、マイアンプを持つ必要なんてないじゃないか!そんな声が聞こえてきそうです。たしかに結果として、どんなアンプでもいつも同じ音を出すことができるのなら問題ありません。
据え置きアンプを使用するギタリストの多くは、さまざまな場面での音作りの経験から、そのアンプの状態や特徴を見抜いたうえでセッティングをし、いつも同じ音を出すことが可能となっています。
そういったサウンドメイキングの技術はどうやって磨かれたのでしょうか?ほとんどの人がいつも同じアンプでセッティングをつきつめ、自分の音を持っています。これがない状態で毎回違うアンプで音作りをしていては、そもそも「自分の音」を持つことすらできないでしょう。
ギター+アンプだけで音を作ることからはじめよう
エレキギターの音作りの基本は、ギターとアンプだけの所からスタートするべきです。絵を描くときにデッサンもせずにいきなり色をつける人はほとんどいないでしょう。それと同じことです。
ギター+アンプだけで基本となる音がしっかりとできてしまえば、そこになにを足したいのかもすぐにわかるはずです。必要なものだけをエフェクターなどでおぎなうだけですので、かんたんに理想の音に近づけて行くことができるでしょう。
逆に、この基本となる音がしっかりとできていなければ、どんなにエフェクターのセッティングをいじったところでいつまでたっても理想とするサウンドは見えてこないはずです。
この基本を学ぶためにも、初心者だからマイアンプはいらない、ではなく初心者だからこそマイアンプが必要と考えています。
マイアンプを持つことに対するデメリットを解消してくれるものも……
▲オレンジのタイニーテラーであれば電車での移動も簡単です。
大型のアンプになると持ち運びが面倒だから……そのような理由からマイアンプを敬遠してしまう方も多いと思います。
筆者もアンプの持ち運びにはとても苦労しました。車を持っていないころは、重量30キロ近くもあるフェンダー・ツインリバーブを代車に乗せて電車に乗り、ほかの乗客から白い目で見られたこともあります。
現在ではそんな問題を解決してくれる便利なアンプが登場しています。
オレンジのタイニーテラーに代表される小型ヘッドアンプであれば片手で持つことができます。電車での移動もらくです。コンボアンプであっても、VOXのAC5やフェンダーのチャンプなどであれば小型で軽量ですので、気軽に持ち運ぶことができるでしょう。
チューブアンプでも出力が5Wもあればかなり大きな音を出すことができます。スタジオやライブハウスで使用する分にはほとんど困ることはありません。しっかりとしたPAシステムがそろっている会場であれば、それこそホールクラスの会場でも使用するこができます。
マイアンプの必要性についてお話してみましたが、いかがだったでしょう?自分の音作りやアンプに対して考えるきっかけとしていただければ幸いです。
Byチリペッパー眞木
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