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バンドでギタリストの座を射止めて活躍するためにはどうすればいい?
ギターを手にしたのであれば誰でもやはりバンドを結成し、ギタリストとしてステージに立ちたいと考えるでしょう。では、どうすればバンドでギタープレーヤーとして活躍することができるのでしょう?その際に必要なものとは何なのかを考えてみましょう。
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競争率の高い「ギタリストの座」
ロックというジャンルにおいてプレイヤー人口がもっとも多い楽器がギターです。すべてのパートの人口がほぼ同じであれば、バンド結成はそれほど難しいことではありませんが、バランスが偏っているために、「バンド難民」となっているギタリストも多いのではないでしょうか。
筆者もギタリストですので、この高い競争率に泣いたことが何度もあります。せっかく加入したいバンドを見つけることができたとしても、他のギタリストとの競争に勝たなければ「ギタリストの座」を得ることはできません。
また、逆にこちらからメンバー募集をしたとしても他のパートのメンバーを見つけることは決して簡単なことではありません。
バンドでプレイするギタリストに求められること
ギタリストが「バンド難民」にならないためには何を身につければ良いのでしょう?技術や幅広い音楽性など、いくつものポイントがあげられますが、何よりも大切なのは柔軟性です。
同じような音楽性を持ち、目指すところが限りなく近いメンバーを見つけることができたとしても、それぞれが異なった個性を持っています。そこで、「自分はこれしかできない、やりたくない」とかたくなになってしまうと、バンドはバラバラになってしまいます。
そこで、ある程度向かっている方向が同じなのであれば、他のメンバーに合わせながらプレイすることができる柔軟性が必要となってきます。
ビッグアーティストを見ていると、そのあまりにも強い個性ばかり目がいってしまいがちです。そこで、アーティストは頑固であるべきだ、という誤った考えを持ってしまう人も少なくないようです。
しかし、あのキース・リチャーズだってそれぞれ強烈な個性を持つメンバーたちの音に耳をかたむけ、合わせながらプレイしています。一見自由に弾きまくっているように見えるジョン・フルシアンテやスティーヴィー・レイ・ヴォーンしても同じです。
これがバンドでプレイする、ということです。
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こだわりをそのバンドの中でどう活かすか
ここで誤解しないでいただきたいのが、頑固さは捨てなければなりませんが、こだわりはしっかりと守るべきです。
他のメンバーの音を聴き、そこに合わせながら自分ならではのこだわりを貫くことによってそのギタリストならではの「個性」が生まれます。これを持っていなければ、たとえどんなに周囲に合わせることがうまくても、「替えのきく」ギタリストになってしまいます。
最初にお話した通り、ギタリスト人口はとても多く、競争率がとても高いですので、「あいつじゃなければダメだ」とメンバーや、観客に思わせなければならないのです。
そのための武器となるのが「個性」です。頑固さを捨てて柔軟性を持つこととは一見すると相反することのように思えますが、このバランスを上手にとることができなければ、本当にバンドに必要とされるギタリストになることはできません。
個性を育むにはどうすればいいの?
では、どうやって個性を磨いて行けば良いのでしょう?もっとも大切なのはやはり好きな音楽を思いっきり聴き込むことです。
ギターをプレイすることにあまり没頭しすぎてしまうと、いつの間にか聴く音楽が「好きな音楽」から「良いギタリストになるために必要な音楽」へと変化してしまうことも少なくありません。
事実、筆者がそうでした。ギターを手にする前は幅広くさまざまな音楽を聴いていたのに、いつの間にか、コピーの対象になる音楽や、凄腕のギタリストのプレイの入った音楽ばかりを選んで聴くようになっていました。
もちろん、これは無意味なことではありません。しかし、その音楽を聴くことがあなたの「個性」に繋がるのかを考えてみてください。
聴くだけで楽しくなったり、わくわくしてしまう音楽は、完全にその人のセンスによって決まります。その「センス」こそが自分自身が楽器を演奏したり、曲を作る際の「個性」に繋がってくるのです。
「良いギタリストになるために必要な音楽」を聴くのは単なる勉強に過ぎません。単純にプレイヤーとしての技術を磨くことには繋がりますが、同時に個性を磨くために本当に「好きな音楽」を思いっきり聴き込むようにすべきです。
一人でひたすら腕を磨く…これもギターの楽しみ方として決して間違ったことではありません。最近では専門的な知識がなくてもDTMと組み合わせた楽曲製作をすることも難しくはなくなっています。また、ネットを介してそれを発表することのできる場所も多くなりました。
しかし、同じ人間同士で一緒に演奏をする楽しさは、やはりバンドでしか味わうことのできないものです。
あなたもギターを手にしたのであれば、バンドでのプレイを一度は楽しんでみてください。
Byチリペッパー眞木
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