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ライヴで目立つなら絶対ペイントギター!~布袋寅泰も自分でデザイン

ライヴでいかに目立とうかを常に考えているのはギタリストの性というもの。衣装や髪型だけじゃなく、楽器にもひと工夫してペイントギターを作ってみるのはいかがでしょうか?あの布袋寅泰もBOOWYのアマチュア時代、自分でギターに模様を描いたのが始まりなんです。

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アイデンティティをいかに楽器で表せるか!?が勝負

白黒の幾何学模様のペイントギター▲幾何学的というところが彼の複雑な音楽性をあらわしています。

かっこいいモデルは市販されているものだけではありません。自分の音楽への愛情を一番表せるのは自分の手によるデザインがもっとも手っ取り早いと言えるでしょう。

2014年ザ・ローリング・ストーンズの日本公演にサプライズゲストとして、観客の度肝をぬいた布袋寅泰は、ステージ上でいかに自分のアイデンティティを表現するかについてアマチュア時代から常に考えていたようです。

BOOWY時代メインとして使われ、現在にまで布袋寅泰の象徴的なギターとして、現在も使用される白黒の幾何学模様のテレキャスターは、日本でもっとも有名なペイントギターではないでしょうか。

この模様は、ライヴハウス時代に1本しか持っていなかったESP製のテレキャスターをかっこよくしたいと考えたあげく、酒を飲み酔った勢いで「あみだくじの要領で描いたものだとか。

その他には、BOOWY結成後、ロンドン地下鉄の線路図の一部が描かれているなんていう都市伝説も存在します。それだけ一般的にも有名なんですよね。

ソロデビュー以降はステージ衣装やアルバムのジャケットに使われたりと、完全に布袋寅泰のトレードマークになりました。

フェルナンデスからはシグネイチャーモデルも登場して、ファンが手軽に同じデザインのものを手にすることができたのもファン層の拡大につながりました。

ちなみにフェルナンデスから発売されているギターは手書きのペイントギターを再現しており、あえて直線ではなくなっています。芸がこまかいですね。

クリームがかっこ良かったのはサイケなビジュアルもあります

▲なぜか今はトッド・ラングレンの手に渡っています!

元祖デザインペイントギターといえば、クリーム時代のエリック・クラプトンです。当時使っていた彼のギブソンSGはサイケデリック・ペイントが施されていました。

これはアメリカのTV番組出演にあわせてオランダのアーティスト集団でありビートルズのマジカル・ミステリー衣装のデザインやギターへのペイントなどでも有名だった「ザ・フール」によって塗られたもの。

ジャック・ブルースのフェンダー6弦ベースも同じサイケペイントが施されています。クラプトンのクリーム時代の強烈なサウンドと共に実に印象深いギターです。

このギターはクリーム解散後、親友として知られたジョージ・ハリスンに渡り、現在は意外なことにトッド・ラングレンが所有しています。有名ミュージシャン同士のつながりって不思議ですね。

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ザック・ワイルドのサークル模様ってよく考えたらなんなんでしょう?

▲この人昔はこんなワイルドな風貌じゃなかったんですけどね。ちなみに大昔に付き合っていた子がおっかけやってました。いま思えばマニアなやつ。

オジー・オズボーンのバックとして出世したギタリストの中でも個性的なのがザック・ワイルド。彼のギターは「ブルズアイ」と呼ばれるモデルで、白ボディに黒いサークル模様が施されています。

シグネイチャーモデルの発表会等で来日することもある人気者のザック。彼のブルズアイを真似て自分でペイントするアマチュアは後を絶ちません。

実際に僕の後輩がレスポールに自分で円を書いてまったく遜色ないクオリティに仕上げていました。雑な性格の方にはおすすめしません。せっかく買った大切な楽器が台無しになってしまいますからね。

XJAPANのHIDEが使っていたギター「フェルナンデスMG-X」モデルもペイントでおなじみでした。彼は最初にMGを買った時に雑誌の切り抜きなどを張り付けてデザインしていました。

後期からソロにかけてトレードマークになっていたのはイエローボディにハートが描かれたキュートなもの。「ロリロリのギターでゲロゲロのリフを弾く」というコンセプトで作られた同ギターのイメージはいまだに強烈です。これも真似する人が多いデザインです。

ハードロック界の貴公子による前衛芸術的センス!!

ペイントされた3本のギター▲ロンドンって出身地じゃないはずなんですが、何か理由があるんでしょうねえ。

個人的には80年代のLAメタルブームを巻き起こしたハードロックバンド、ラットのウォーレン・デ・マルティーニが使っていたギターが個性的すぎて忘れられません。

白ボディの真ん中に日の丸が描かれ、その上には2本の剣が交差しています。そしてボディエンドの方にはなぜか日本語で「ロンドン」と書かれています。いったい何がなんだかわからないデザインですが、理由をたずねるだけヤボというものです。

ギタリストにとって楽器は自分自身。そこに描かれた文字や絵に理由などありません。その意味のわからなさに芸術性を感じるのもまた事実。ぜひあなたもペイントギターにチャレンジしてみましょう。失敗したらそれはそれで面白いはず!

文・okamoto

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