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アンプシミュレーターでギターのライン録音をオーディオデータ化しよう
DTMはギタリストがデモ作りから入るパターンが最も多いので焦点をオーディオとギターにしぼって、考察していこうと思います。
ギターのライン録音ももちろんオーディオデータ
2000年代初期にPOD等のアンプシミュレーターが登場し、次々とアンプシミュレーターが出てきました。もちろん今も進化し続けて使用している人がかなりいる時代です。
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そんな中2000年代中旬からPC内部のプラグインとしてアンプシミュレーターも登場してきました。有名なところですとGUITAR RIGやAmpliTubeといった製品が有名だと思います。
もちろんその他も数え切れない程でていますが、今回は前者の外部のアンプシミュレーターについてお話しようと思います。すごくかんたんに言いますと外部のシミュレーターは後から音をいじれない。すなわちオーディオデータです。
プラグインのシミュレーターは、オーディオデータであるものの、後から歪みやアンプの種類、エフェクター、プリセット等を変更でき、細かいギターの音作りが出きるのでオーディオでありながらMIDIのような特性も持っているということです。
ですがどちらも得意不得意があるので使い分けるのが一番いいのではないかと思います。
まず、いい音で録音するには音の入り口が一番大事です。DTMにおいて録音の入り口はすべて「オーディオインターフェイスの性能」ですので、ここで大きく左右されます。
ノイズの軽減、レンジの広さ、ニュアンスを正確に録音できるか。よく良いギターと良いアンプ、良いシールドがあれば良い音になると言われますが、ここでのインターフェイスは良いアンプの入力回路みたいなものなのです。
それこそ1万前後から数十万から数百万とあげたらキリがないぐらいの数が、現在市場に出回っているので選ぶのも一苦労です。そこに関してはまた別に書きますのでそちらをご覧ください。今回はギター関係=オーディオデータのお話をしたいと思います。
この上段の黒いのはフラクタルオーディオと呼ばれるもので、最も優れた外部のアンプシミュレーターではないでしょうか。現にこれにパワーアンプを通してキャビネットに接続してライブを行っているプロも存在します。
内部のスピーカーシミュレーターが非常に優秀でマイクのシミュレーター、例えば王道の57やクジラマイクやノイマンといった定番物から高価なマイクをリアルにシミュレートしています。
マイクを立てる位置や方向、距離に使用するアンプヘッドはもちろんキャビネットも細かく設定できます。
宅録にも非常に向いており最初からあるプリセットからだけでも優秀で即戦力となる一つですね。
ただ、設定が非常に難しいので慣れるまで相当の時間がかかります。
慣れてしまえばどんな音も自由自在でギタリストであればいじっていて非常に楽しくて時間を忘れてしまうでしょう…現場で某ギタリストさんが「こんなのもあるんだー」と楽しく触っていて数時間が経過していたこともありました(笑)
ただ、この機材のデメリットはもう一つあります…値段が高く、30万円前後はします。プロやある程度売れているアマチュアならともかく駆け出しのギタリストや学生がシミュレーターだけに30万円出すのはかなり大変だと思います。
私も学生のころに35万円のシンセサイザーを宅録用に頑張って買った記憶があります(笑)。
このフラクタルオーディオでは定期的にアップデートが行われています。
公式サイトからデータを落としてUSB やMIDIケーブル類で繋いでアップデートすると新しくアンプのシミュレーターの種類が増えていたりと、どんどん追加されていき問題点の解決などもしてくれます。
ウィンドウズアップデートの用な物ですね。時代において行かれることもなく常に最新のアンプシミュレーターとして使えつつPCのソフトウェアを使いUSBで本体とPCを接続する事によりパソコンの大画面で音作りも可能です。
非常にややこしい音作りをPCモニターで確認しながら、音も確認しつつ作れたりと、とても便利な機能がたくさんあるので自信を持っておすすめします。
数年前まではMesa/Boogie TRIAXISを宅録やライブで使っている方も多かったのですが、こちらはシミュレーターというよりプリアンプとして名を馳せた機材なのでライブ向けですかね。
ライブではもちろん、今でもすばらしい音が出せる機材として使用者も多いと思いますが、こちらも音作りがたいへんそうですね。
私はこちらを使用したことはないのですが、昔のバンドメンバーが使っており、設定がむずかしくなかなか使いこなせませんでした。
やはり使いこなせてこその機材ですね。
パソコン内部のアンプシミュレーターを使おう!
先ほどが外部のシミュレーターの話でしたので、お次は気になるところのPC内部で起動するVST等のプラグインのアンプシミュレーターについて掘り下げていきます。
記事のはじめの方で紹介した通り、現在の主流はGUITAR RIGやAmpliTubeといったところでしょうか。
上記画像はGUITAR RIG4ですね。
私は4をメインに使っておりますがペダルがついてくるタイプで重宝しております。
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足元においておけばマルチエフェクターのような操作で、プリセットからワウやワーミーまで思いのままに操作してそのデータをPCに保存可能です。またあとからワウの踏み込み具合まで細かくいじれたりするのですごく便利です。
当時GUITAR RIG2から入った私ですが3、4と発売され現在は5まで出ていて内部に搭載されているアンプやエフェクターがどんどん増えていき、OSのマルチプロセッサ対応だったりとPCとともに着実に進化を遂げているといえます。
アンプのタイプ等はこのように選べて音作りを細かくしていきます。
ギタリストなら見ればなんとなくどのアンプのシミュレーターかわかると思います。4からボグナーのタイプが搭載されており私はかなり気に入って使用していますね。
LEAD800とかは見ての通りマーシャルJCM800のモデリングで、バッキングからリフまで大きくカバーできるかなり本物に近く再現されていると感じました。これを機会にあなたもプラグインシミュレーターを使用してみてはいかがでしょう?
体験版として30日間無料で使用できるので試しに使ってみるのもいいと思いますね。
オーディオデータは波形データ
波形とはなんぞや?と思うでしょう。録音されたオーディオではPro Toolsを始めとするオーディオを取り扱えるDAWソフト等、すべてにおいて録音されたデータは波形データになります。
レコーディングしたボーカルデータ、ギターデータ、ドラムデータ、ベースデータ、ときりがないのですがもちろん打ち込んだシンセサイザーの音から効果音にいたるまですべての音のデータがオーディオデータとなり波形としてDAWソフト内に出てきます。
このPCモニターに表示されているのが見ての通り波形データです。
上と下で左と右つまりLRとして表示されています。
これはMAGIX社のSamplitudeと言われる音に定評のあるソフトです。
マスタリングを得意とし、そこに力を入れたエフェクト類が搭載されているソフトで私自身も愛用しております。
見ての通りオレンジの部分が大きければ音量も大きく小さければ小さいと視覚で見てわかるのが波形データの特徴です。
たとえばボーカルデータを見てここだけ音が小さいな、とかここだけすごい大きいなとかドラムと並べてみればリズムがずれているのも目で見て一目瞭然ですね。
目で見てわかりやすい、データ破損やバグが少ないので安心できる、といった点も踏まえて扱いやすいのがオーディオデータでありメリットでもデメリットでもあるのでMIDIと共存してうまくDTM、宅録と付き合っていく必要がありますね。
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