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ギターを自宅で高音質録音するための宅録ミュージシャン必見テクニック
あなたは普段どのような環境でレコーディングしていますか?
宅録ミュージシャンの多くが、自宅レコーディングの音に不満を抱えていると聞きます。今回は、ちょっとした工夫でギターを高音質にレコーディングするテクニックや、リアルな音を出すために必要なアイテムを紹介します。
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ノイズはレコーディングの天敵!ノイズ対策を学ぼう!
▲レコーディングにノイズはつきものです。
宅録ミュージシャンはレコーディングをすべて自分で行わなければなりません。プロの現場のように専門スタッフがいるわけでもなく、自分の知識と技術がすべてです。
まず、レコーディングをするうえで大切なのはノイズ対策です。周囲にノイズを発する物はありませんか?
たとえば、蛍光灯です。ノイズを発しやすく、レコーディングの天敵です。また、パソコンもノイズを発するので要注意です。宅録にパソコンは必要不可欠ですが、ノイズを発する原因の一つでもあります。
対策としては、ギターとパソコンの距離をあけることです。ギターを録音可能な状態にして、その場で360度クルっと回ってみてください。ジーっというノイズをひろう方向、無音な方向、いろいろあると思います。
ノイズをひろわない場所でレコーディングするのが一番ですが、どうしても移動できない場合はノイズが聴こえない方向でレコーディングしましょう。
ましてやシングルコイルのギターは非常にノイズをひろいやすいです。宅録をするうえでノイズは気になりますが、ノイズをひろいやすいという構造上、ある程度妥協をするしかありません。
ちょっとした豆知識になりますが、レコーディングに使うシールドはできるだけ良質で短い物を使うようにしましょう。シールドが短ければ短いほど、ノイズをひろいにくく、音やせしなくなります。
これは宅録ミュージシャンがプロの現場に勝てる数少ないポイントだと思います。プロは現場の仕様上、長いシールドを使わざるを得ません。ケーブルが長ければ長いほど、周囲のノイズをひろいやすくなります。
その点、宅録ミュージシャンは作業場が小さいので、短いシールドでも十分レコーディングすることができます。もちろんレコーディング機材の質では負けますが、宅録ミュージシャンでも十分に高音質でレコーディングできるということです。
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ギターアンプよりも便利?アンプシミュレーターを使ってみよう!
▲Line6のPODというアンプシミュレーター。(画像1)
▲Amplitube3というアンプシミュレーター。(画像2)
宅録ミュージシャンにはアンプシミュレーターという強い味方がいます。アンプシミュレーターとは文字通りアンプをシミュレートする機材のことで、マーシャルやフェンダー、ローランドなど、つなぐだけで有名なアンプを再現できるという優れ物です。
画像1はアンプシミュレーターとしてはかなり有名なLine6のPODです。ギタリストなら一度は見たことがあると思います。使い方はいたってかんたん。
ギター本体をアンプシミュレーターにつないで、さらにオーディオインターフェースにつなぐだけです。コンパクトエフェクターと使い方はほぼ同じですね。
このPodは実機のアンプシミュレーターですが、パソコン上で動作するものもあります。
画像2はAmplitube3の画面です。パソコン上で立ち上がるソフトウェアで、ギターをオーディオインターフェースにつなぐだけで使用できます。PODのように直感的に操作することはできないものの、PODよりも画面が見やすく多彩な音作りができるのでオススメです。
とくに不満な点はないのですが、強いていうならばノイズが多いということと、動作が重いということでしょうか。
このAmplitube3はプラグインなので、動作はパソコンの性能に依存します。複数立ち上げると重くなるので、Amplitube3を使う場合はハイスペックなパソコンを用意すべきです。
低スペックのパソコンだと音切れが発生するほか、ソフトウェアが立ち上がらない可能性があります。これはドラム音源と同じで、ソフトウェアを同時に立ち上げて使う場合はハイスペックパソコンで作業する方が間違いなく快適です。
アンプシミュレーターVSギターアンプ!はたして勝敗は?
▲宅録にはアンプシミュレーターで十分です。
さて、ここまでアンプシミュレーターを使ったギターレコーディングについて解説してきました。
ですが音質に関しては、ギターアンプを直接マイクでレコーディングした方が格段に上です。
アンプシミュレーターはあくまでもシミュレーターでしかなく、残念なことに本物には劣ってしまいます。しかし、ギターアンプをレコーディングするとなると、それ相応の音量を出さなければなりません。
自分でマイキングもしなければいけないし、とにかくたいへんです。
音質では劣るものの、宅録にはアンプシミュレーターで十分だと筆者は考えています。ヘッドフォンをしながらレコーディングすることができますし、小さな音量でも音作りができます。
ですから、宅録ミュージシャンとしてはアンプシミュレーターの使用をオススメします。
その音質に満足がいかないという方は、ギターアンプのレコーディングに進んでいいでしょう。
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