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アーティストがおちいるスランプの罠~なぜ曲が書けなくなるのか?
アーティストにスランプはつきものです。曲作りをしている人なら一度は経験したことがあると思います。そもそもスランプとは一体何なのでしょうか、あなたは考えたことがありますか?
スランプといってもさまざまなケースがありますので一概にはいえませんが、筆者は「極端な思い込み」がスランプの原因だと考えています。今回は筆者のスランプ体験談を元に、スランプ脱出方法を解説していきます。
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今だから語れる!!筆者のスランプ体験談!
▲クリエイターにとって一番怖いのがスランプです。
いきなりですが、少しだけ筆者のスランプ体験談を語らせてください。筆者が音楽を始めたのは高校二年生のときでした。
当時、安いノートパソコンでフリーの作曲ソフトを使って作曲していました。音楽を自分で作るという楽しさを知った筆者は、がむしゃらに作ってはインターネット上にアップしていました。
ある日、某動画サイトでアマチュアが投稿した曲を聴きました。自分の曲よりはるかにすばらしく、どうしたらこんなにいい曲を書けるのか気になりました。それからオリジナル曲を作っては比較、作っては比較、それでも納得のいく曲ができません。
そもそも曲のよさは自分自身が決めることではなく他人が決めることなのに、筆者は自分の曲にまったくといっていいほど自信を持てなくなりました。
それから6年、まともに曲が書けなくなります。いま現在は少しだけスランプを脱出し、以前ほどの苦しさはありません。
つい最近、どうしてスランプになってしまったのか改めて考えてみました。それは「極端な思い込み」だったのです。曲にはそれぞれよさがあります。
筆者が影響を受けたアマチュアの曲にしろ、自分のオリジナル曲にしろ、それぞれのよさがあるのです。筆者は自分の曲がダメだと思い込み、できたものすべてを否定していました。
おそらく、筆者と同じような経緯でスランプにおちいっている方は多いはずです。そんな方々に伝えられることはただ一つ、他人との比較をやめることです。
他人と比較し、自分を責めるような真似は絶対に避けるべきです。それがスランプの原因になっているわけですから。
早めの対処でどうにかなる!軽いスランプの脱出法!
▲天気のいい日は外出してリフレッシュしましょう。
宅録ミュージシャンは自宅の一室が作業場です。長時間こもって作業することも少なくありません。はっきりいって、長時間作業は逆に非効率です。
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たとえば徹夜で作曲活動をして、起きてから聴いてみるとクオリティの低さにガッカリした経験はありませんか?なので「今日はダメだ!」と思ったらキッパリやめてしまいましょう。
そして他にやりたいことがあったら、それに打ち込みましょう。たとえば、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、ショッピング、なんでもいいです。
好きなアーティストの曲を聴いて参考にするのも効果的ですね。ほかには人と会うのがよいと思います。友達でも、恋人でもいいです。とにかく外部と接触することが大事ですね。
だれかと話をするだけで気分転換になると思いますので、人と会うのはオススメです。
また、散歩がスランプ脱出に効果的だという話を聞いたことがあります。かの有名な日本人作家は、煮詰まったら何の目的もなく散歩に出たそうです。目的がないからこそ、出先で興味のあるものを見つけ、それをアイデアに作品を作るわけですね。
焦ると逆効果!重いスランプの脱出法!
▲いまは音楽を忘れても大丈夫です。頭をからっぽにしましょう。
重いスランプの場合、音楽から一時的に離れてしまうのが効果的です。いまは音楽を作りたくても作れない状態だと認識する必要があります。これは決して恥ずかしいことではなく、音楽家なら誰しもがおちいってしまう可能性があります。
これはもう開き直ってしまいましょう。音楽を聴くのも避け、ギターも握らず、何も考えないようにしてみてはいかがでしょうか?ほかに趣味があるならそれを優先すればいいと思います。
スランプは必ず脱出できます。
筆者は6年もの間、ずっと音楽が作れない状態にありました。どれだけ机に向かっても、どうしようもできませんでした。音楽をやらない時期が数カ月もありましたし、その間はほかの趣味に打ち込んでいました。
ただ、絶対に音楽を投げるような真似はしなかったです。それが結果として、スランプ脱出につながったわけですから、音楽を続けていてよかったなと思っています。話がそれましたが、この時期はとにかく耐えるべきです。そのときが来るまで、いまは待ちましょう。
必ずスランプは脱出できる!一番大切なのはあきらめないこと!
▲明けない夜はないのです。
ここまでスランプの原因と脱出方法についてかんたんに説明してきましたが、一番大切なのは「あきらめない」ことです。
どれだけ苦しくても、机に向かうのが嫌でも、いつかは前のように曲が書けるようになると本気で信じることです。筆者は6年も書けなかったわけですが、決してあきらめませんでした。おまけにいま現在も軽いスランプにおちいっています。
一難去ってまた一難ですが、それでもあきらめずに音楽と向き合っています。スランプにおちいって苦しいからといって、音楽を投げ出してしまえばそこですべてが水の泡になります。
今回はちょっと重い内容になってしまいましたが、なにかの参考になればいいなと思っています。
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