宅録に最適なパソコンの選び方～初心者にも分かるパーツ選びのコツ

あなたは普段からパソコンを使っていますか？

宅録にはパソコンが必要ですが、ほとんどパソコンを使ったことがないバンドマンも少なくありません。今回は、パソコンの中身をかんたんに説明し、宅録に最適なパソコンの選び方を紹介します。

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まずはパソコンの中身をのぞいてみよう！

▲パソコンの仕組みさえわかっていれば自分で修理することも可能です。

宅録をこれから始める方も、すでにやっている方も、パソコン自体がどのようなパーツで構成されているかご存知ですか？

パソコンはおもに

・マザーボード
・CPU
・メモリ
・電源
・ハードディスク
・グラフィックボード
・サウンドボード（必要な場合のみ）

のパーツで構成されています。まったく知識がない方にはなにがなにやらといった感じですが、今回の記事では宅録に直接関係のあるパーツを抜粋して紹介していきます。

むずかしいことはありません。まったくパソコンをいじったことがない方でもわかるように解説していくのでご安心ください。

パソコンの処理速度に影響！CPUを選ぶ基準とは？

▲IntelのCPUの画像。

CPUはあらゆる情報を処理する能力をもっているパーツのことで、人間の体でいう「脳」の役割を果たしています。性能が高いCPUは処理速度が速く、パソコンの動作がサクサクになります。

このパーツの性能がよいと作曲ソフトの動作が軽くなる上、音切れ（音がプチプチ切れてしまうこと）がなくなります。画像はintelというメーカーのi7というCPUです。i7は上位のモデルで、とりあえずi7を載せておけば動作には問題ありません。

ですが、宅録には下位モデルのi5で十分だと筆者は考えています。i5はコストパフォーマンスに優れており、価格と性能のバランスがよくとれています。筆者は以前i5搭載のノートパソコンを所有していたことがあります。

そのパソコンにDAWであるSonar(ソナー)を入れてスタジオで使っていました。動作に問題はなく、快適にDAWを使えたことを覚えています。

性能が高いほうが優れているのは確かですが、i5でも十分宅録ができるので、コストを下げたいという方は検討してみてもよいでしょう。

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縁の下の力持ち！宅録パソコンに必要なメモリの容量とは？

▲一般的なパソコン用のメモリの画像。

メモリとは、処理しているデータを一時的に保管するための場所です。CPUが人間の脳だとすると、メモリは「机」だと思ってください。

メモリには4G、8G、16Gといった容量があり、メモリの容量は「机の広さ」と考えれば分かりやすいと思います。人間も仕事をするとき、できるだけ広いデスクでやりたいものですよね。

デスクが狭いと資料がゴチャゴチャしたり、どこになにがあるのかわからなくなってしまったりして仕事の効率が落ちてしまいます。それはパソコンも同じで、メモリの容量が多ければ同時にたくさんの処理を実行できるようになります。

宅録ではたくさんのプラグインを立ち上げるので、メモリが多ければ多いほど、パソコンの処理に余裕ができるというわけです。

個人的にメモリは16GB以上あった方がいいです。以前、8GBのパソコンで動作を試したときは重くて作曲どころではなかったのですが、16GBにしてからはサクサク動くようになりました。

8GBでも宅録自体は可能ですが、できるだけ安定した環境にするためにも、16GBのメモリを積んだ方が良いでしょう。

読み込み速度に影響する！ハードディスクを選ぶ基準は？

▲一般的なパソコン用のハードディスク。

ハードディスクはたとえるなら「倉庫」です。パソコンの中には膨大な量のデータが存在し、それを保管する場所がハードディスクです。大事な楽曲データも、このハードディスクに保存することになります。

ということは「ハードディスクが壊れてしまったらすべてが水の泡」です。ハッキリいうとハードディスクは消耗品でしかありません。ですから、ハードディスクは2台以上使うことをオススメします。万が一に備え、万全の対策は取っておきたいものです。

また、数年前からSSDというすばらしいパーツが出てきたのをご存知ですか？値段が張る上に容量が少ないものの、驚異的な読み込みの速さを誇ります。

最近ではSSDとハードディスクを同時に使い、OS(Windowsなど)をSSDに、その他のデータをハードディスクに保存する方法が一般的になってきています。

音源によってはOSの入っていないハードディスクにインストールすることを推奨しているものがあるので、いずれにせよハードディスクは2台以上あった方がいいということになります。

また、ハードディスクには回転速度があり、できるだけ速いものを選ぶのがいいです。回転速度はrpmで示されるのですが、7200以上ある物を選べば間違いありません。

宅録に直接関係のあるパーツはたったこれだけ！

いかがだったでしょうか？今回紹介しなかったパーツは宅録にあまり関係がありません。
どちらかといえば、これらのパーツの方が重要というわけです。

これらの情報を参考にして、自分の予算に見合った宅録パソコンを探してみてください。

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