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バンドのデモソングをDTMで作ろう~準備から完成までのステップ
バンドに所属しているみなさんは普段どのような方法でデモソングを作っていますか?バンドメンバーに直接弾き語りしたり、MTRを使ったり、人によって様々だと思います。
今回はDTMでバンドのデモソングを作る方法を紹介したいと思います。
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まずは下準備~デモ制作に必要な物
最初に、自身のバンドの構成を確認してみましょう。バンドの人数、楽器の編成、ボーカルの有無を確認し、必要な音源を用意します。
例えば、3ピースバンドの場合はドラム、ベース、ギターボーカルというのが一般的ですよね。作曲者がギターボーカルの場合は、ベース音源とドラム音源、ボーカルレコーディング用のマイクさえあれば十分です。
デモ制作に使う音源についてですが、無料で公開しているプラグインがインターネット上にはたくさんあります。無料と聞くと音が残念なイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。有料のプラグインに引けをとらない物もたくさんありますから、是非たくさんのプラグインを試してみてください。
音源が用意できたらDAWに読み込ませ、使えるようにします。そしてギターをオーディオインターフェースに繋ぎ、いつでも使えるようにしておきます。
必要なのは紙とペンだけ~デモソングのアイデアを書き出してみよう
▲どんな曲を作りたいのか?自分自身に問いかけてみましょう。
筆者もデモソングを作るギタリストの一人です。私がデモソングを作る時にまずやることは、イメージの書き出しです。作りたいデモのイメージは頭の中にありますから、それを紙にアウトップしていきます。書き出す内容は本当に何でも良いです。
テンポの速さ、曲調、連想した物、使いそうなエフェクター、とにかく何でも書き出してみます。次に書き出した内容をわかりやすいように整理していきましょう。
この紙がデモソングの設計図になります。
曲調を決めるのはリズム隊~ドラムをとベースの打ち込み
▲ドラマーの技術に合わせて打ち込んでいきましょう。
▲ベースはルート弾きで大丈夫です。
設計図を元にテンポを決めていきます。BPMを入力し、メトロノームを鳴らしながら決めるのが良いでしょう。テンポが決まったらドラムを打ち込んでいきます。
細かく打ち込んでいくのも良いですが、筆者としてはドラム音源に内蔵されているドラムパターンをそのまま使う事をオススメします。
今回作っている音楽はあくまでバンドメンバー向けのデモソングです。ハッキリ言って、聴き手は曲の構成と雰囲気さえ掴めれば十分です。デモ制作は絵でいうデッサンと同じですからね。ドラムを打ち込むコツですが、とにかくシンプルに作るという事です。
ベタ打ちでも全然構いませんので、出来る事ならサビまで作ってみましょう。次にベースを入れていきます。
ベースを持っている方は自分で弾いてレコーディングするのも手です。持っていない方は音源を使い、デモソングに低音を入れていきましょう。ドラム同様、ベースもシンプルで聴きやすいように作るのがポイントです。
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次はギターのレコーディング~デモソングに表情をつける
▲メンバーにコード進行が伝わるように意識しましょう。
ドラムとベースの打ち込みが終わったら、次にギターのバッキングを入れていきます。コードが既に決まっている場合はそのままレコーディングすれば問題ありません。まだコード進行が決まっていない場合は、パワーコードでも十分です。
デモソングにコード進行という表情をつけることが大切です。
デモソングを作っているのはあなた一人ですが、演奏するのはメンバー全員です。メンバーの手を借りながらデモソングの質を高めていければ良いと思います。
バッキングのレコーディングが終了したら、必要であればアルペジオやリードプレイを入れていきましょう。最後にボーカルを乗せていきます。
歌モノの要~ボーカルをレコーディング
▲音を外しても大丈夫。デモ音源なのですから。
歌モノの主役は何と言ってもボーカルです。既に伴奏が出来ているので、ボーカルを入れればデモソングは完成という事になります。
ボーカルのレコーディングにはコンデンサーマイクという繊細な音も録れるマイクを使うのが一般的ですが、デモソングにはダイナミックマイクで十分です。
確かにコンデンサーマイクで録音した音は透明度があって綺麗です。しかしながら、コンデンサーマイクは取り扱いが大変な上、万が一落としたりすれば一発で壊れてしまいます。
ダイナミックマイクでもそこそこ綺麗な音で録れますし、多少雑に扱っても大丈夫なので、デモ制作にはダイナミックマイクを使う事をオススメします。
もしマイクを持っていないという方はスマートフォンで録音すれば良いでしょう。決して音が良いとは言えませんが、デモ制作には十分です。
デモソング完成したらメンバーに聴いてもらおう
▲どんな名曲もデモソングから作られています。
これでデモソングの制作は終了です。設計図通りの曲は出来ましたでしょうか?演奏がずれていたり、音が小さかったりするかもしれませんが、細かい事は気にしないようにしましょう。
途中にも書いたように、このデモソングを作ったのはあなたですが、演奏するのは全員です。メンバーの意見を取り入れ、全員で曲を完成させるのがバンドの醍醐味だと筆者は思います。
By黄昏症候群
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