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ストラトキャスターのノイズ対策~DTM録音でノイズを減らすコツ

普段DTMをしている方でエレキギターを弾く方はどのタイプのギターを使っていますか?

たとえどんなギターを使っていても「ノイズ」というものが少なからず乗ってしまうと思います。今回はエレキギターの中でも「ノイズ」が非常に多い「ストラトキャスター」での「DTM録音時ノイズ対策」を筆者の経験を含め書きます。

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ストラトの個性であり最大の弱点「シングルコイル」

ストラトキャスターには主に「シングルコイル」タイプのピックアップが搭載されています。このピックアップは非常に音の輪郭がハッキリしていて、「スコーン」という感じで音が出てきます。

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使用しているミュージシャンを見れば、多くの方はクリーンサウンドやクランチサウンドを多様していると思います。その特性をいかした「カッティング奏法」などに強いからです。

一音一音がハッキリしているためミスもよく目立ってしまいますが、弾きこなせば最高にカッコいいと筆者は思っています。ただこの「ストラトといえばコレ!」というサウンドの核には「ノイズをよく拾う」という弱点があります。

ライブなどではこの「ノイズ」が逆にカッコよく思えたり、気にならなかったりするのですが、録音、ましてや宅録環境などの録音では非常にやっかいな障害となります。

曲中きれいなアルペジオを弾いていてもつねに「ジーッ」とノイズが鳴っていては聴く側にとっては不快要素となってしまいます。

これには「自宅」という環境がストラトの「弱点」を倍増させている可能性があります。

いくつか考えられるノイズの素

宅録時のこのノイズの主な正体は「電磁波」です。録音環境を思い出してみてください。その中にはすぐそばで強烈に電磁波を発している物があります。はたして何でしょう。

答えは「パソコン(タワー)」です。DTMはパソコンを使って行いますので、基本消すことはできません。パソコンは大量の電気で動いていますし、電磁波も非常に多いようです。

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DTMをする方の多くがパワーの問題で「デスクトップ」タイプのパソコンを使用しているかと思います。パワーがある分余計「電磁波」を出すのかもしれません。

押入れの中にタワーを設置できるならノイズ対策的に良いかもしれませんが、なかなか都合良くいい感じの押入れなんかありませんよね。

この問題の効果的な対策としては「パソコン」から大きく離れるということです。ですが部屋なんてそんな広くないですよね。その際良いのが「パソコンとは逆を向いてギター」を弾くというものです。

「ピックアップ」が電磁波を拾ってしまうなら拾わない方向(パソコンがない方向)を向けば「ノイズ軽減」になります。

そして意外な「電磁波」の素があります。それは「蛍光灯」です。筆者の部屋は天井に蛍光灯、スタンドも蛍光灯という絶望的な部屋なので、録音時は全部消しています(笑)
商業スタジオなどでは「白熱電球」を使用しているようで、ノイズ軽減に努めているようです。

もうひとつよく言われるのが「電源周り」です。私もよくわからない時期から雑誌などを見て、「ファーマン」のコンセントを導入してなんとなく対処してました。

このコンセントは雷などによる過電圧が発生すると内部のブレーカーが落ちて機材を守ってくれるという優れものです。

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弦にまで注意を払っていますか?

ノイズの原因で主なのは前項のものかなと筆者は考えております。しかしこれらは環境の話です。なのでこの項ではギターの対策も考えてみましょう。

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これは最近まで筆者がはまっていた意外な落とし穴なのですが、弦にも原因がありました。筆者は手汗がすごくて弦が早く錆びるのがイヤだったので、「コーティング弦」を使用していました。これがあまり良くなかったようです。

エレキギターはアンプなどに繋いで電気が供給されるとノイズが出るのですが、弦にふれるとほぼなくなります。これは人体が「アース」の役割を果たし電流を逃しているからだそうです。

しかしこれは「コーティング弦」だとうまくできないそうです。たしかに筆者が今現在使用しているストラトが二本あり、一本「非コーティング弦」を使用している方は蛍光灯がついていてもノイズがそんなに目立ちません(笑)

筆者の環境でのノイズの原因は主に弦だったようです。

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▲良いこともあるけど悪いこともある「コーティング弦」

大胆にノイズをカット!必殺アルミ箔!

これは改造に入るのかわからないのですが、ピックアップを外したボディのくぼみに、アルミ箔を貼り付けると言うかなりノイズに効果的な方法があります。

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この方法はかなりノイズを減らすことができるのですが、ストラトの個性を潰してしまうようです。
なのであまりオススメはできないです。

それ以外にもピッガードの裏にアルミ箔を貼る方法、金属性のピックガードを使用するなどがあるそうです。正直な話追求しだしたらキリがない気がします。
ここまで書いていて何ですが、ある程度対策をすれば「気にしない」という寛大な気持ちも必要かなと思います。

筆者:takahiro

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