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高橋マコト【もんた&ブラザーズ 】とのスタジオセッション音源公開
さて今回は、スペシャルゲストを迎えてスタジオライブセッションの音源、オールヴィンテージのフェンダーギター&ヴィンテージアンプをお届けいたします。もんた&ブラザーズ ギタリストの高橋マコトさんが遊びにきてくれました。
西新宿の床田仁グッチスタジオには、実にいろいろなつながりのミュージシャンが出入りされています。もちろんツールスなどのレコーディング機材も完備していますので、一斉にたくさんの楽器が鳴ってもきれいに音は撮れています。
今回もヘッドフォンで聴かれることをおすすめいたします。ライブ感あふれる音源を楽しんで下さい。その前に・・・
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今回使用したギターやアンプセッティング、すべて50~60年代のヴィンテージです
センター フェンダージャズマスター1964 VOX AC30 1961+Boss DS-1(銀ネジ)
▲この年代のジャズマス使いといえばグラント・ニコラス(フィーダー)でしょう
▲これが1964のジャズマスです
まずセンターのギターはジャズマスターです。VOXとの組み合わせで、グランジ+UKといった音色でしょうか。頭の歌の入っている部分では一切エフェクターは踏んでいません。
音色も独特なものですので、VOXとの組み合わせでこんな音になるわけですね。途中から歪み系のエフェクターを使っています。
・ちなみにジャズマスターを使っているギタリストを調べてみました。
Jマスキス(ダイナソーJr)
▲Jマスキスはメインで使っています
ジョー・パス
ドン・ウィルソン、ボブ・ボーグル、ボブ・スポルディング(ザ・ベンチャーズ)
クリス・ドレヤ(ザ・ヤードバーズ)
トム・ヴァーレイン(テレヴィジョン)
エルヴィス・コステロ
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
スティーヴン・マルクマス(ペイヴメント)
J・マスキス(ダイナソーJr.他)
グラント・ニコラス(フィーダー)
マーク・アーム(マッドハニー)
ケヴィン・シールズ 、ビリンダ・ブッチャー(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)
マイク・アインジガー(インキュバス)
トム・ヨーク(レディオヘッド)
思った以上に使っているアーティストは多いですね。
レフト フェンダーストラトキャスター1969 フェンダーツインリバーブ1965
▲ラージヘッドのストラトと言えばやはりリッチーブラックモア!
王道ともいえる組み合わせですね。今回はもんた&ブラザーズの高橋マコトさんに弾いてもらうことにしました。さすがにプロはカッティングだけでも違います。もっとソロを弾いて欲しかったのですが、遠慮されていたようでちょっとおとなしいマコトさんです。
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・フェンダーストラトキャスター1969(ラージヘッド)を使用しているアーティスト
ジミ・ヘンドリクス
イングヴェイ・マルムスティーン
リッチー・ブラックモア
ライト フェンダーカスタムテレキャスター1962 フェンダーデラックスツイード1953
▲カスタムテレキャスターと言えばこの人!ジョン・フルシアンテでしょう
実はこのカスタムテレキャスターですが、1965年にフェンダー社がCBSに売却される前の年代のものは別物です!それだけでも65年以前のレアさはお分かりいただけるかと思います。
世界で何本残っているのか分かりませんが、あんなにも軽量のボディーからシングルコイルならではの、硬質ではっきりとした澄んだ高音域は他のギターを寄せ付けません。
先日来日したストーンズのキースもたくさんのテレキャスを持っていますので「Start Me UP」等のイントロで聴く音色というえばイメージしやすいかも知れませんね。
・意外と持っているアーティストは少ないようです。
アンディ・サマーズ(ポリス)
ジョン・フルシアンテ(レッド・ホッド・チリペッパーズ)
奥田民生(ユニコーン)
▲ちなみにグッチのカスタムテレキャスもこっそりyoutubeにアップしています
それではいよいよスタジオセッションをお届けします
参考までに最初のテーマ曲はリンダロンシュタットのMr.Radioですが、2コーラス終わってからセッションが始まります。このときは延々と30分以上楽しんでいたのですが、頭の7分ほどを公開いたします。
このようなレコーディングと同じ状態で、バランスよく音を録るのはレコーディングエンジニアの腕にかかっています。マイクだけでもボーカルX2、アンプ用にX3、さらにドラム用を合わせると10本以上のマイクをセットするわけですから大変です。
このようなジャムセッションになると、誰がどこで何を弾くかも決めていませんので、実はエンジニア次第で大きく音は変わってきます。アンプに向けるマイクの位置や角度もプロのエンジニアにとっては命です。
うちのエンジニアなども、他のセカンドエンジニアが現場に入ってくるとそっと向きを変えたりしていました。マイキング一つにしても、それくらい奥深いものであることがよくわかります。
演奏する人にとって音楽は楽しいものですが、それを支えてくれるプロがいるからこそだと思います。本当にあのプロ意識は尊敬ものですよ。
さて長くなりました、それでは最後までゆっくりお楽しみ下さい。
文・床田仁グッチ
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