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アーティストの来日公演延期・キャンセルの耳を疑うホントの理由

普段なかなか観ることができない洋楽アーティストたちのライブ。高いチケットを握りしめて楽しみにしていた公演が直前で延期・中止になった時のショックといったらないですよね。理由はさまざまですが、ちょっと疑いたくなる場合もあるのです。

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カニエのヘッドライナーキャンセル理由「アーティスト側の都合」ってなに!?

サングラスをかけたカニエ ▲ヒップホップアーティストが、ヘッドライナーというのもおもしろかったんですが残念です。

古くはローリングストーンズやポールマッカートニー等、ドラッグにより公演がおこなえないという事態がありましたが、最近の事情はちょっと違い、理由がはっきりしない場合もあるんです。

今年の「フジロックフェスティバル」のヘッドライナーとして華々しく発表されたカニエ・ウェストですが、なんと先日、来日キャンセルがアナウンスされました。目玉としていたアーティストが出られなくなるなんてプロモーター泣かせです。

フジロックによれば理由は「アーティスト側の都合により」とのことですが、都合っていったい何!?そんな曖昧な理由で袖にされちゃうなんて、批判されても仕方がありません。しかもチケット代の払い戻しなしですからカニエ目当ての人はたまりません。

最近、ベーシストのダフ・マッケイガンがツアーに参加して「オリジナルガンズ復活か!?」と話題となっているガンズ&ローゼズの初来日公演は、1988年12月におこなわれました。

このライブ、実は当初同年7月に開催される予定だったものの、アクセルの「急性気管支炎」により12月に延期されてのライブでした。病気が原因とはいえ、最初からトラブルメーカーだったんですねえ。

初来日公演が発表されて以降、ガンズは5月からアイアン・メイデンのUSツアーにサポート・アクトとして4週間もの間同行しました。そんな若手の時代もあったんですね。

ガンズは始めからトラブルメーカーっぷりを発揮!?

ガンズのアクセル ▲昔からあの歌い方は喉に負担があると言われ続けていました。

しかしツアーの途中、耳の不調を訴えたアクセルはよく聴こえないことをカバーするためにいつも以上にシャウトしてしまったがために喉を痛めてしまい、声が出なってしまったそうです。

それにより休養が必要と診断され、日本でのライブを含め以降の日程をすべてキャンセルすることとなってしまいました。全力で歌った結果ですから、これは仕方ないですね。憎むべきはアイアン・メイデンかもしれませんね!?

常習犯として信用をなくしたのがレニー・クラビッツです。2002年にインフルエンザにより中止となり、レニーにとっても10年ぶりの単独来日公演でした。

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ファンの間でも相当期待されていたのですが、なんと初日の福岡公演の前日に中止が発表になってしまいました。その後のライブは延期と発表になったものの、結局後日正式に中止になりました。

僕は9月28日東京厚生年金会館にておこなわれる予定だったライブのチケットを購入、自分自身3度目となる彼の雄姿を観ることを楽しみにしていただけに、ものすごくショックでした。

初日の理由はなんと「フライトスケジュールの問題」。いやいや、そんなの前から予定を組んでいればわかるはずですよね?それに以前は自家用ジェットで来ていたはずなのに。そして以降の日程は体調不良とのこと。う~ん舐められてますね。

レニー・クラビッツの連続キャンセルは人気下降に拍車をかけた!?

レニー・クラビッツ 横顔 ▲2012年に来たのが奇跡にすら思えたレニー。

本当の理由としてネット上で取りざたされたのが、チケットの売れ行きの不振でした。確かに東京公演もソールドアウトにはなりませんでしたし、デビュー当初に比べると人気も下降ぎみだっただけに疑われてもいたしかたない感じでした。

レニーは2012年にようやく14年振りの単独ライブで来日。会場は規模が縮小され、東京ドームシティホールでした。さすがに心配で手を出せませんでした。

中止が幸いしたケースも中にはあります。2006年4月4日に横浜の日産スタジアムでおこなわれる予定だったU2のライブは、メンバーの家族の病気によりいったん中止になりました。そう言われたら疑うわけにはいきませんよね。

ところが4月4日当日に雨が降ったため、もしも来日していたとしても開催は困難だった可能性がありました。そして同年の12月にさいたまスーパーアリーナで数日間開催されたことでより多くの人が観ることができました。4月なら観れた方にはお気の毒でしたが。

観光ビザで来て出演料もあまりないなんて…

タラ・ジェイン・オニール ▲女性アーティスト、タラ・ジェイン・オニールは観光ビザで来る予定だった!?

ごく最近物議をかもしたのが、タラ・ジェイン・オニールの公演が前日に中止発表されたことです。当初主催者は「今回のツアーは小さな会場のため、通常の興行ビザを申請する会場としては不適格とされるため観光ビザでの入国を考えていた」とのことでした。

ところがいくら会場が小さく、ほとんど出演者に出演料が発生しないような規模であっても12回の公演が開催予定であることから入国管理局は観光ビザでは彼女の入国を不許可と判断したそうです。

驚いたのが「ほとんど出演者に出演料が発生しないような規模」との記述があったことです。そんな状態で来てくれるアーティストになんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。

悲しい思いをするのは決して安くないお金を払い予定も空けているリスナーです。疑ってしまうような理由で延期や中止をせずに、できる限り確実にライブを予定通りおこなってほしいですね。

文・okamoto

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