女性ボーカルとバンドを組むならブロンディをお手本にすべし！？

良い音楽に性別は関係なし。野郎同士もいいけど、たまにはデボラ・ハリーみたいな女性ボーカルと組んでみたい！そんな下心抜きで真面目に女性と組もうと考えているあなたにお手本にしてほしいグループを紹介します。でもやっぱり恋愛感情が生まれちゃうかも？

▲こんな美しいブロンド女性見たことない！

まずどんな女性をボーカルとして迎え入れるのが好ましいでしょう？美人で歌がうまくてパフォーマンスも最高。おまけに気が利いて周囲にも愛される…そんな人材がいたらとっくの昔にスターになっていそうですが、諦めずに探してみましょう。

もちろん紅一点なわけですから見た目は大事ですが、人の美意識は十人十色。それよりもステージに人をひきつける魅力ある女性が一番です。

複数の男性に囲まれて歌うというのはある意味「逆ハーレム」状態なわけですから、異性とうまくやりつつも同性にも好かれるのは大変なこと。向いているのはサバサバした性格で、男性の中で自然にふるまうことができる人材です。

1976年にデビューしたブロンディのボーカル、デボラ・ハリーは金髪のロック姉ちゃんというたたずまい。ブロンディという名前は通りがかりのトラックの運ちゃんから「ブロンドのおネエちゃん！」と声を掛けられたのがきっかけだとか。単純ですね～。

彼らは当初ニューヨークパンクバンドのひとつと目されていましたが、80年代初頭に活躍したこともあり現在ではニューウェーブバンドとしてカテゴライズされています。

仲がいい二人 ▲2人の仲が良すぎて他のメンバーは困っていたのでは？

その理由として大ヒット曲「ハート・オブ・グラス」のディスコサウンドやストレートでメロディアスなロック「コールミー」、果てはレゲエまでも取り込むなど、幅広い音楽性を持っていたところにあります。

彼らが活躍できたのはデボラとギターのクリス・シュタインが恋人関係にあったことが大きいようです。ところがクリスが病気になったことで1982年、人気絶頂にも関わらず、デボラがクリスを看病するために解散。なんと美しく悲しい理由でしょう。

その後再結成され現在も活動していますが、デボラもクリスも仲良さそうです。このあたりはアメリカ版のシーナ&ロケッツといえそうです。

シーナ＆ロケッツ ▲この人たちもまったく枯れたところを感じさせません。

そうそう、日本にはシーナ＆ロケッツがいるのを忘れてはいけませんね。彼らは2013年バンド結成35年目に突入しました。鮎川は今年で66歳、まだまだロックンロールを続けています。

2014年5月2日の鮎川の誕生日とその前日に下北沢CLUBQueで2daysのバースデーライブを開催予定です。2013年も同日に開催しており、僕は1日にライブ取材をおこないました。酸欠になりそうな狭い空間の中、塗装の剥がれたレスポールが輝いてました。

これだけ長い間続いている秘訣は鮎川とシーナ夫妻の仲の良さに尽きますね。下北沢周辺でも一緒に歩いてる姿の目撃談を良く耳にします。日本では一番理想の紅一点バンドかもしれません。

結婚して落ち着いているのもいいですが、ボーカルの女性が魅力的で男性メンバーを惹きつけているのも長く続けられる秘訣かもしれません。

プリティ・レックレス ▲テイラー・モムセンはこう見えて歌声は完全に男前です。しかし足長すぎ！

たとえばアメリカのオルタナティヴロックバンド、プリティ・レックレスのボーカル担当、テイラー・モムセン。彼女はテレビシリーズ「ゴシップガール」他で女優としても成功していますが、音楽は8歳の頃からギターを学び16歳でバンドを組んだといいます。

しかも音楽性の違いから男性メンバーを解雇、新たに組んだ男性3人と共に現在のプリティ・レックレスを結成、デビューシングルがイギリスチャートで1位を獲得し好評価を得るなど、イケイケです。

本人がただのお飾りではなく実力があり、しかも女優・モデルとしても活躍している美女ときたら残りのメンバーは黙ってついて行くしかありません。こういう女王バンドも気の弱い男性には良いかもしれません。

彼女は16歳で喫煙している姿をパパラッチされても懲りずに煙草をやめなかったり、新作ジャケットではヌードを披露する等お騒がせですが、東日本大震災の際にはいち早くメッセージを寄せる等優しい一面を見せています。そうした部分が人を惹きつけるのでしょう。

こうして考えてみると、やはり女性ボーカルは容姿端麗で魅力的であり、場合によってはメンバーと恋愛関係になるくらいの方がグループとしてうまく行くのかもしれませんね。

文・okamoto