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ブルース・R&B系ギタリストがバンドのメンバーを募集する際のコツ
仲のいい人達とバンドを組むのは楽しいものです。でも、ある程度演奏技術が上がってきたら同じ趣味の人とやりたくなるはず。そこでブルース・R&B系ギタリストの筆者がこれまでの経験からメンバー募集についてのコツを教えます。実は最後の決め手は服装なんです!
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ジャンルはブルース、ロックンロールからヒップホップ、EDMまで何でも大丈夫です
▲ブルースをやりたい人もネットで探したらたくさんいるはず。
メンバーを募集する時の方法はいくつかありますが、一番現代的なのはやはりネットのメンバー募集サイトから条件があう人を探すことでしょう。
いくつかあるサイトの中で僕が使ったことがあるのは「OURSOUNDS」。目的にぴったりあった募集記事を見つけるため、細部まで希望を指定できる検索機能が用意されています。
また、こうしたサイトには変な勧誘や宣伝を防止するために直接メールでのやりとりではなくメールボックスでのやり取りができるようになっていますので、いきなり自分のプライバシーをさらすことも必要ありません。また、スマホからも利用できるのも便利です。
こうしたサイトでは自分側から「募集」することもできれば「加入希望」の記事を出すこともできます。多くの人が陥りがちなのが、自分の好きな音楽をやりたいあまり、最初か「自分以外、全員募集」にしてしまうことです。これはなかなか集まりません。
ちゃんと音楽志向を確認しよう!メタリカ好きとエミネム好きが会っても仕方ないですからね
▲ロックとヒップホップのミクスチャーって偶然の出会いから生まれたのかも?
もちろん自分が中心となって組みたいわけですから、自分以外全員メンバーを募るのもいいですが、同時に「ギタリストとして加入希望」と出しておき、趣味が合いそうな人に直接会ってみましょう。
その他の方法としては、昔ながらの楽器店や音楽スタジオでの張り紙です。実は僕はこちらの方がおすすめなんです。古い人間ですみません。それには理由があります。
メンバー募集サイトには多くの人が登録していますが、その分多くの人が閲覧もしているわけで、趣味が合う人がいてメッセージをしてもなかなか返事がこない場合が結構あります。こちらがいいと思っていてもそれ以上に合う条件の人がいることもあります。
そこで、ネットよりも競争率が少ないであろう楽器店やスタジオなどに張り紙を出してみましょう。特にブルースやR&Bバンドをやりたいのであれば、こうしたコアな音楽ファンが来る場所の方が確立は高いはずです。
輸入CDショップにも張り紙コーナーがある時もありますので、利用すると良いでしょう。特に40代以上のプレイヤーにはPCやスマホを使わない人もいますから、この方がいいかもしれません。
ただし張り紙の場合、電話番号を掲示しておくことが多くなりますから、トラブルを呼び込む可能性もあります。
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U2とかポリスが好きなら気が合う!と思って出掛けた友人はひどい目に
▲ポリスの3人だって最初から一緒だったわけじゃありません。
友人のドラマーの話ですが、スタジオに「当方Drで加入希望、U2、ポリス等が好みです」という内容で張り紙をしたところ、すぐに電話が来て「いや~僕もU2が大好きで」と話を合わせてきたのだそうです。
バンドがやりたくてウズウズしていた友人は、その人と喫茶店で会い話したものの一向にバンド結成の話にならず、連れ出されて付いて行くとマルチ商法的な勧誘をされたというのです。逃げ出してきたようですが、ひどい話です。U2なんて本当に知ってたんでしょうか!?
ネットにしても張り紙にしてもそのような危険がある可能性も否めませんが、イレギュラーなことを気にしていては先に進めません。自分の感性を信じてまずは人に会ってみましょう。時にはミックとキースの出会いのようなこともあるかもしれません。
初めて会った時に気にしたいのが身だしなみ。デートするわけじゃないですが、いずれステージに立つ人間としてビジュアル面は気にしておかなければいけません。何もジャスティン・ティンバーレイクみたいなイケメン風じゃなくても良いですが。
必ずしも綺麗な格好をしていればいいかというとそうでもありません。たとえば髭ボーボー、髪の毛グシャグシャだったとしても、意外とカート・コバーンみたいにグランジ風でカッコイイという印象があればOKです。
サイケなファッションで現れたボーカリストから、ブルースもR&Bも通じる奴だとわかりました
▲60年代のロック好きはブルースもR&Bも絶対好き。
僕が20代前半で結成したバンドのボーカリストと初めて会った時は、茶髪パーマの無精ひげ、態度もあんまりよろしくない男でしたが、着ている服装がジミヘン調のサイケなシャツ、パンタロン風のパンツでカッコ良かったんです。
「ムムッこいつできるな…」そう思った僕は早速スタジオで何も決めずにセッションをしましたが、お互いピッタリ相性が合うことがすぐにわかり、次に曲作りを始める約束を交わしました。
その時言われたのが「俺が弾きそうなギターのフレーズを弾いてたから」でした。そんな相手はなかなかいません。残念ながらそのバンドは数年間の後解散してしまいましたが、最初に会った時に服装から感じた“似た者同士感”は間違っていませんでした。
あなたもまずは慎重に募集の媒体を選び、いざメンバー候補と会う時には自分の音楽性を一番表したファッションで会いに行きましょう。きっと未来のビートルズが結成できるはずです。
文・okamoto
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