2014年は大物アーティストの来日ラッシュ～どのレジェンドを観る？

音楽業界の低迷が叫ばれて数年。特に洋楽のCDが売れないなんていう声を良く聞きます。ところがロックフェスも含め洋楽アーティストの来日公演はたくさんあると思いませんか？2014年は大物アーティストの来日ラッシュ！

しかもレジェンドミュージシャンが続々と日本にやってきます！「どのコンサートに行こうかなあ…」とお悩みのあなたに2014年洋楽来日公演ガイドをお届けします。

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70歳でツアー引退宣言のクラプトンは最後の雄姿？

▲来年いよいよ70歳を迎えるクラプトン、年々ボーカリストとしても渋みを増しています

まずは2月に来日のエリック・クラプトン。しょっちゅう日本に来ている印象がありますがそれもそのはず、今回で20回目のジャパン・ツアーです。

彼は格闘技大会『PRIDE』を観戦する為に来日したりと頻繁に日本に来ていますが「70歳になったらツアーをやめる」と宣言しています。来年3月30日に70歳を迎える為、もしかしたら「レイラ」を聴けるのも今回で最後かもよ！？

8年振りの6度目！意外と何度も来ちゃいました、ローリング・ストーンズ

▲1990年の今頃はドキドキ、日本中がおかしくなっていましたね（笑）

2月26日（水）の東京ドームから8年振りの「14 ON FIRE JAPAN TOUR（14 オン・ファイアー ジャパン・ツアー）」をおこなうのがザ・ローリング・ストーンズ。

1990年の2月14日からおこなわれた奇跡の初来日公演から実に6回目のライブとなります。あの頃は正直こんなに来るとは思わなかったですよね（笑）。

昨年のバンド結成50周年がきっかけですから、これまで以上にレアな曲を聴けるんじゃないでしょうか？個人的には「OUT OF TIME」が聴きたい！ミックがこれを見ててくれないかなあ…。

クラプトンの来日と同じタイミングということで、もしかしたらどちらかのステージにゲスト参加なんてことになったりして！？そんなシーンが観れたらもう思い残すことはありません！豪華な共演を是非実現してほしいものです。

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会場のZeppでは場所取りが大事！！下手すると見えないかも？

▲ディランはギターよりキーボードをプレイすることが多くなりました

さらにボブ・ディランが4年ぶりの来日公演を開催。なんと日本のみだそうです。前回同様ライブハウスでおこなわれるということで東京公演のチケットは既にソールドアウト。

3月31日(月)の東京Zepp DiverCityを皮切りに東名阪、札幌、福岡のZeppで実に1ヶ月近くにも及ぶ滞在となります。これには東京オリンピックに先駆けて世界中から人々が日本を訪れるかも？とにかく貴重な機会になることは間違いありません。

最近は座ってキーボードを弾きながら歌うディラン。2010年にZeppの後方で観た知人は「どこにいるのかまったく見えなかった（泣）」と感想を話していましたので、今回も場所取りは必須！背の高い人が前にいたら泣くしかないですよ。

春といえばディープ・パープルも4月に決定。既に脱退していたキーボードのジョン・ロードが2012年7月16日に肺塞栓症のため他界。

数々の伝説を残したパープルにも終演の時が近いのかと思いきや昨年5月には通算19枚目となるオリジナルアルバム『ナウ・ホワット！？』をリリース。まだまだ健在ぶりを発揮しています。

東京公演は4月12日(土)日本武道館にて。やっぱり彼らを観るのは武道館じゃなければいけません。「リッチーのいないパープルなんて認めん！」といつまでも言ってるそこのあなた！いい加減諦めて観に行きましょうよ。

スティーヴ・モーズだって素晴らしいギタリストなんですから！ね？

ギタリストといえば、ジェフ・ベックも4月に登場。近年はビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンとのアルバム共作とジョイント・ツアーなどで精力的に活動を続けている彼。

ベックとディランの来日時期が重なるのが気になりますね！狭い島国日本ですから同じ時期に来日していたら絶対会いそうな気がするんですが、どうなんでしょう。

ギターインストでこれだけ集客できる人気の秘密を探りに行こう！

▲いまだに毎日ギターを練習しているというから驚きます

当初4月7・8・9日にTOKYO DOME CITY HALLという東京では割と小さめのハコでの連続公演が決定していましたが、あっという間にチケット・ソールド・アウト。4月4日にNHKホールでの追加公演が発表されました。

相変わらず人気は凄いですね。ギター・インストでこれだけのお客さんを呼べる人は後にも先にも彼しかいませんよね。

そしてレジェンド・ギタリストといえばこの人も来ます！“100万ドルのギタリスト”ことジョニー・ウィンター。3回目の来日となる今回は六本木EXシアターで開催されるので、その最新鋭の音響設備のステージでどんな音を響かせてくれるのか楽しみですね。

その他、イル・ディーヴォやTOTO、ナイン・インチ・ネイルズ、スザンヌ・ヴェガなんかも来日しますから、お金がいくらあっても足りないですね！まずは「もう二度と観れないかもしれない！」というアーティストを優先しましょう。

というわけで僕はストーンズとディランのチケットをまずは購入しました。毎回“これが最後かも”って言われてますけどね（笑）。

とにかく2014年は素晴らしい世界のミュージシャンを堪能できる年になりそうです。

文・岡本貴之

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