サマソニ・プチ・ガイド～今年の夏こそ参戦したいあなたへ（連載3回）

初めての方は連載１回目の記事から読んでください。

夏の屋外でのフェスは体力を使うんです。その上大量の汗をかきますから、水分も欲しくなりますよね。そんなわけでケバブやら担担麺やらビールを飲み食いしながら（笑）迎えたサマソニ東京2012のマリン・ステージ。サマソニ・プチ・ガイド後編です。

ケシャのエロ可笑しいライブを半分ウトウトしつつもしっかり鑑賞した筆者は何度目かの空腹を満たし、次に備えました。メッセ側にもたくさんのソニ飯が用意されていますが、スタジアムもかなり充実したフード店が立ち並んでいます。

もちろんバドワイザーをはじめとするお酒も販売しております。アルコール飲料のブースではセクシーなコスチュームに身を包んだお姉さんが売り子さんをしているところも多く、ついつい寄り道してしまいそうに…いやいや、ライブを観なければ。

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ジャミロクワイに期待が高まるとともに不安も高まる。ドタキャンしないよね？

▲実質ジェイケイの1人ユニットとなっているだけに、ワガママなんでしょうか。

前日の大阪を体調不良で当日キャンセルしたジャミロクワイは、この日も直前まで出演するかどうかがわかりませんでした。ニュー・アルバムが発売されて以来ずっと来日を待っていた筆者はヤキモキしながら待っていましたが、直前になり出演が決定し一安心。

今度は出来るだけ近くで観ようとフィールドまで降りることにしました。開始前になると1階フィールド入口付近に大勢の人が集まり、並ばないと入場できません。

暑いためポカリスエットの900mlサイズペットボトルを持っていたのですが、ここで問題が。なんとフィールドには水以外の飲料は持ち込めないとのこと。理由はこぼれたりすると芝生がダメになってしまうかららしいです。

これはさすがに知らなかった！仕方がないので入場口で係員が見守る中、イッキ飲み！これはなかなかハードでした（笑）。お腹タプンタプン状態で中に入ります。

スタジアムはグラウンドに降りて観るとより楽しめます

▲グラウンド前方で演奏を楽しめるのも座席が自由なフェスならでは。

芝生に敷かれたシートの上を歩いていると急に歓声が。歩いている途中にジャミロクワイ登場！ひぇ～早く前に行かなければ。

なんとか前の方に進み、ライブを楽しめましたが、足元は先程の降雨のせいでぬかるんでいました。シートがズレてグラウンドの土がむき出しになっている所はグチャグチャで靴がドロドロになっちゃいました。

体調不良だったはずのジェイケイですが、どうみても絶好調で観客を盛り上げ、テンションが上がったのか、グラウンドに降りて客席を走り出して大サービスです。どうやら昨日はズル休みだったな！？

そんなことを考えつつ踊っていると後方から続々と人が入ってきて前方に割り込んで行きます。おいおいライブ中にそんなに団体で移動しないでよ…と思って見ていると次々と同様に人が移動してきます。

その誰もがなんとなく水商売っぽいというか（笑）。イケイケな女性が多い様子。なるほど、どうやら次に登場する大トリ、リアーナを観る為にどこから湧いて出た人達だったのです（笑）。

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正直マナーのない感じの方が多く、ちょっと不愉快な感じもありましたが、とにかくジャミロクワイのライブを楽しめたので満足していったん外に出ました。

時刻は19時過ぎ。お目当てのライブは終了したのですが、せっかく来たのですから、世界のDIVA・リアーナも観る事にしました。ステージ付近は先程の人々が占拠していると思われるため、再びスタンドへ向かいます。

ジャミロクワイ終了前から詰めかけるリアーナファン！こわい！

▲俺の歌も聴いてくれよ～！とばかりに歌うジェイケイ。

ところがこれが誤算でした。行けども行けども席が空いていない！上から見渡してみるといつのまにかスタジアムはぎっしり埋まっているではないですか。やはり世界レベルのエンターテイメントを一目観たいというのは誰でも同じですね。

なんとか2人分の席を確保して相当高い位置からライブを鑑賞。あたりはすっかり真っ暗闇です。そんな中浮かび上がるリアーナのステージ・セットが凄い！大きなクレオパトラが左右に2体ドーンと立っており、中央にはスフィンクスが鎮座しておりました（笑）。

本日の主役がスフィンクスから登場すると、一斉に歓声が起こります。いやぁ、こんなに日本で人気があったなんて知りませんでした。ただ筆者が好きなオープニング曲の「オンリー・ガール（イン・ザ・ワールド）」を、何故か本人はサビを歌わずにコーラス女子2人に任せています。

う～んいつもこうなのかなあ？と思って見ていたもののどうもイマイチ面白くない。規模がデカすぎというのもあるんでしょうけど、本人がずっとサングラスをかけて余裕で歌ってるのも気に入らず（笑）、前半3曲くらいで出てきてしまいました。

会場を出たのが20時過ぎだと思いますが、駅までの距離を考えると最後まで観るのは難しかったため早めに退却しました。

お目当てのアーティストが見れれば後はオマケと思うべし

▲豪華セットでさすがのエンターテイナーぶりを発揮！

昼前に到着したこともあり、あまり多くのアーティストを観る事はできませんでした。やはり幕張メッセとQVCマリンフィールドを何度も往復すると時間がもったいないので、どうしても最小限の移動で観れるようなスケジュールになりがちだと思います。

まず必ず観たいアーティストを決め、それを軸に移動の可否を考えていくと良いのではないでしょうか。そしてグッズを購入したい方は絶対開場前に行かないと駄目です。開場後に並んでもまず買いたいものは買えません。なんかおかしな話ですけどね（笑）。

筆者は反省を活かし、翌2013年は早めに家を出てなんとかTシャツも手に入れました。この時の様子はまた別の機会に、夏が近づいた頃書かせてもらいます。今年もいろいろな音楽フェスを楽しみましょう！

文・岡本貴之

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