ネットオークションならギターなどの機材が激安で買えちゃう？

あなたはネットオークションを利用してことはありますか？ネットオークションは個人間の取引になるのですが、店舗販売よりも格安でギターなどの機材を購入できることが多いです。

しかし、その反面実際の購入にあたっては注意すべきこともたくさんあります。

ここでは、「ネットオークションでギターなどの機材を安く手に入れたい！」と思っているあなたのために、実際に取引をするにあたっての失敗しないコツについて書いてみたいと思います。

ギターをオークションで購入する際に知っておきたいリスクとは？

▲オークションでは品物を触ることができません。写真と文章だけで判断します。

「何かを買う」となった場合、あなたはどうやって品定めをしますか？自分で手に取って、商品の状態を見て良ければ購入するのが普通ですよね。

しかし、ネットオークションは物を触れることは出来ないのです。出品者の説明文と商品画像だけで物の状態を判断しなければなりません。

ましてやギターとなると自分で触ってみなければ、状態の良し悪しなどわかりませんよね。ネックの反り具合、フレットの状態、本体の傷など、ありとあらゆる点が気になります。

まず、ギターをオークションで購入する場合、安く購入できる半面「リスクがある」ということを知っておいて頂きたいです。説明文や画像だけではわからないことが多いのです。

そういった場合、気になる点は出品者に直接質問しましょう。たとえば、「ネックの反りはありますか？」などですね。あまり詳しいことを教えてくれない出品者の場合、入札は避けた方が無難です。

また、「美品」や「未使用」という言葉をよく見かけますが、実際のところはそれが真実なのかどうかもわかりません。中古の物を状態が良いという理由で新品として出品している人も少なくありません。

とはいえ、大体の人がきちんとルールを守って機材の売買をしているのでご安心ください。ただ、予想外の出来事が起こる可能性があるということを頭に入れておかないといけません。

修理すればまだまだ使える！？ジャンク品探しのススメ。

▲ジャンク品は決してガラクタばかりではないのです…

ネットオークションでは完動品（製品として機能を果たすもの）以外に、「ジャンク品」という物も出品されています。ジャンクといえば使い物にならなくなったガラクタを連想しますが、実は少し修理するだけで使えるようになるケースがほとんどです。

たとえば、「音の出ないギター」を購入するとしましょう。楽器としての機能を果たしていないジャンクギターは、相場の半値以下で取引されることがほとんどです。

もしこのジャンク品を自分で直して使えるならば、普通に買うよりもはるかにお得ですよね。そのためには「道具」と「情報」が必要ですので、事前に調べておきましょう。

さて、大抵の場合、音が出ない理由は「本体内の配線が切れている」、「ピックアップが壊れている」など、電気系統のトラブルがほとんどです。ピックアップが壊れている場合は交換しなければなりませんが、配線の場合はハンダを付け直せば良いだけですので、非常に簡単です。

かなり専門的に聞こえる話かもしれませんが、実際の作業はそれほど難しくはありません。ちなみに、サイト内の筆者の記事でビッグマフの修理記事がありますが、そのビックマフも元々はオークションで手に入れたものです。

その人にとっては使えないジャンク品かもしれませんが、他の人から見たらお宝！なんてこともあるのです。もちろん完動品よりも遥かにリスクが高く、損をする可能性もありますので、それなりの覚悟を持って購入するようにしましょう。

実は宝の山だった！なかなか手に入らないレアな機材が買えるかも

▲すでに生産されていない激レアギターが手に入ることも。

オークションは機材を格安で購入できるだけでなく、生産中止となっている物が出品されていることも少なくありません。たとえば、ヴィンテージギターです。

何十年前のレアなギターを手に入れることが可能です。もちろんレアな物ほど注目度があがりますから、入札金額も跳ね上がることでしょう。そういったお宝をゲットするために利用している方も大勢います。

ただ、注意しなければならないのは、高額な物ほど慎重に入札しなければなりません。「ヴィンテージギターです！」といった商品を落札し、最近のギターだったという話をよく聞きます。これは詐欺以外の何物でもありませんが、商品説明に「ノークレームノーリターン」とあった場合、基本的には返品できないので注意するようにしましょう。