© バンドやるZooh!~バンド好きの仲間が集まる総合情報ポータル All rights reserved.
お宝ギターを格安でゲット!~リサイクルショップ巡りのススメ
筆者は定期的にリサイクルショップ巡りをしています。お目当てはもちろんギターです。
専門の中古楽器店と比較すると総合リサイクルショップでは楽器の本当の価値を判断することができず、マイナー系高級ブランドのものやヴィンテージ品などがありえないような低価格で販売されていることがあります。
ここでは、リサイクルショップを利用して価値の高い楽器を低価格で手に入れる方法などを、筆者の実体験をもとにお話したいと思います。
スポンサーリンク
リサイクルショップで狙うべきブランドは?
まず、狙うことが難しいブランドから整理して行きましょう。
フェンダーやギブソンなどの超有名ブランドになれば、あまり楽器に関する知識を持っていない人であっても名前くらいは知っている可能性が高く、ネットですこし検索をかけただけで相場を知ることができますので、低価格で売られていることはほとんどありません。
また、ヤマハやローランドなどの総合楽器メーカーに関しても同様の理由から、掘り出しモノを見つけることは難しくなります。
では本題です。狙うべきブランドはどこなのでしょう?筆者がよく狙うのはワンオフモデルの多いハイブランドです。
実際に筆者はサドウスキーのストラトキャスター(市場価格30~40万円)を5万円、アトリエZのジャズベース(市場価格40万円前後)を2万円で購入したことがあります。
その他にもドングロッシュやヴァンザント、トムアンダーソンなどの高級ブランドはかなり狙い目です。
ヴィンテージギターが格安で?
専門店では超高価格で販売されているヴィンテージギターも、リサイクルショップでは超低価格で購入できる場合もあります。
筆者がリサイクルショップで出会ったのは、60年代のモズライトでした。正直、筆者はこのブランドについて詳しくありませんでしたので少し購入はギャンブルでした。
状態はあまりよくありませんでしたが、価格は3万円…少し悩んだ末、購入しました。
家に持ち帰って調べてみると60年代の人気モデルで市場価格はなんと80万円前後でした。さっそくリペアショップに持ち込んで5万円ほどかけて整備し、楽器専門店で60万円で売却することができました。
8万円が60万円に化けたわけですから、なかなか良い商売になりました。
スポンサーリンク
少し話が脱線してしまいましたが、稀に高い価値を持つヴィンテージギターに出会うことができます。
特にモズライトやグレッチなどの偽物が多い割に資料が少なく、かなり詳しくなければ真贋の判断が難しいギターの場合、掘り出しモノに遭遇できる可能性が高くなります。
偽物を掴まされないために
価値を正しく判断することができないお店の場合、悪意はなくても真贋の判断ができずに、結果として偽物を販売してしまうケースもあります。
筆者もあまり知識を持っていない頃は何度も偽物を掴まされました。ここではそんな偽物を避けるためのポイントをご紹介してみましょう。
エレキであれば、ギブソン、フェンダー、アコギであればマーティン、ギブソン、ギルドの御三家はとても偽物が多いブランドになります。
これらのメーカー製のギターはそっくりなコピーモデルが多いことから、ロゴを張り替えるだけで、素人がちょっと見ただけでは判別することができないような偽物を作ることができてしまいます。
偽物を見分けるためにポイントはいくつかありますが、もっとも確実なのはシリアルナンバーのチェックです。
各メーカーはそれぞれ独特のシリアルの打ち方を持っています。各メーカーのホームページなどで見ることができますので、先ほど挙げたような人気ブランドのシリアルの位置や簡単な法則などを頭に入れておくことによって、偽物を掴まされる可能性は格段に低くなります。
簡単なスペックを見分けることができるのであれば、同スペックのものが存在しているのかどうかをスマホで調べてみるとより信頼性は高くなるでしょう。
マイナーブランドやヴィンテージの場合は専門家でも真贋の判断が難しいケースもありますので、どうしてもギャンブル的になってしまいます。自信がない場合はあまり高額なものには手を出さない方が良いかもしれません。
状態のチェックポイント
リサイクルショップの場合、楽器店と違って、専門的な視点で状態をチェックすることができないケースがほとんどです。なので、購入の際には自分である程度確認できなければ、あとで高額なリペア費用をかけなければならなくなってしまうこともあります。
実際に筆者もこの状態の確認を怠ったがために大損をしたことがあります。
グレッチのジェットが5万円程度で販売されているのを発見し、目が眩んでしまい、すぐに飛びついてしまいました。しかし、家に帰って確認してみるとトラスロッドが折れていたのです。これではネックの状態をまともに維持することもできません。
仕方なくこの修理にネックリセットまで必要になってしまい、総額で10万円近くのリペア費用がかかってしまいました。
電気系統は万が一壊れていたとしても、リペアはそれほど難しくありませんし費用はそれほどかかりません。
しかし、ネックなどの木部に関しては修理がとても難しく、費用もかなりかかってしまいますので、反りやねじれが発生していないか、ロッド調節が可能であるか、というポイントは必ず押さえておきましょう。
ちょっとしたポイントを押さえることによって、リサイクルショップが宝の山になるかもしれません。時間が空いた時などに、少しだけ覗いてみてはいかがでしょう。
スポンサーリンク
リッケンバッカーが好きなのはザ・ビートルズのファンだけじゃない!
ザ・ビートルズのメンバーが弾いていたことで有名なギター、リッケンバッカー。ザ・ビートルズのファンならずともオールドロックファンなら一度はあこ…
進化するギタリストのためのスマホアプリ~自動でチューニングOK!
いまや毎日の生活になくてはならないのがスマホです。せっかくのなので、音楽活動にも生かしてみませんか?今回は「ギタリストがスマホにぜひ入れてお…
オブリガードでカッコよく決めるならオーティス・レディングを聴くべし
ボーカルを活かす歌ものバンドで、ギターを弾くときにギタリストの腕の見せどころなのが曲のあいまに弾くオブリガードです。 でもどんなフレー…
ギターソロでお客さんの視線を釘付けに!~ソロが映えるインスト曲
ギタリストなら、一度はライブのステージで長いギターソロを聴かせたいものです。ゲイリー・ムーア、カルロス・サンタナ、B’zの松本孝弘まで、ギタ…
キース・リチャーズとチャーリー・ワッツにみるギタリストとドラマーの相性
バンドを組むときに一番重要なのは音楽的な相性の良し悪しです。ギタリストとして自分の個性をどれだけ表現できるか?は実はドラマーとの相性にかかっ…