© バンドやるZooh!~バンド好きの仲間が集まる総合情報ポータル All rights reserved.
ライブハウスを守れ!~真剣に考えなくてはみんなの居場所がなくなる
現在の日本では、営業目的でダンスをさせることが風営法で規制されています。その影響で逮捕されたクラブ経営者などもいます。その影響もありクラブやライブハウスの存続が困難になっている状況があります。
問題はそれだけではありません。現在営業を続けるクラブやライブハウスの多くは、さまざまな問題を抱え存続のために日夜大変な苦労と努力をしています。
今回はライブハウスにスポットを当て、現在の状況や問題を取り上げ、ライブハウスで音楽を楽しむ人達にきちんと考えてもらいたいと思います。
スポンサーリンク
ライブハウスにおけるさまざまな問題
▲ライブハウス近辺にされたグラフティと称する落書き
日頃の仕事や学校から解放され、気の合う仲間や大好きな音楽に触れられる場所としてライブハウスがあります。身近に生演奏の迫力を感じたり、同じ趣味の友人も見つかったりする素晴らしい場所です。素晴らしい場所にはさまざまな問題があります。
ライブハウスと言う場所は、ほとんどの場合が、街の繁華街など他の住人や店舗もある密集地帯にあります。中には住宅街にあったりする所もあります。音楽を楽しむ場所なので、当然騒音問題はつきまといます。入り口などのドアは必ず閉めましょう。
それに加え、終演後やバンドの合間などにライブハウスの前で友人達と喋ったり、出演バンドを待っていたりする人もいるでしょう。本人達にはまったく悪気がないことはライブハウス側もわかっています。しかし、そこには周りの住民との関わりがあります。
もし、あなたの住む家の側で夜ごと人が集まり騒いでいたらどうですか?やっといなくなったと思ったらゴミが散らかっていたらどう思いますか?ライブハウスの周りに住む人も同じです。あなたが感じることを同じように感じています。
ライブハウスへの苦情の問題点で一番なのは、出演者と入場客の外でのタムロとグラフティと称した落書きがすべてだと、あるライブハウスの店長は言っています。
軽い気持ちが多大な迷惑になっている
▲ライブハウスに貼り出されている注意事項
ライブハウスですから、お酒の飲める年齢であればお酒が提供されます。中には発泡酒なのにビールと偽り法外な値段を取るライブハウスもありますが、そうではない良心的なライブハウスはたくさんあります。
音楽を楽しみながら、友人と酒を酌み交わすのはライブハウスの良いところです。しかしほとんどのライブハウスはお酒の持ち込みはできません。外で買えば安いのはわかりますし、お金がなくてチケット代で精一杯な人がいるのもわかります。
ちょっとぐらい良いだろうと、隠してお酒を持ち込めば当然空き缶などのゴミが出ます。それを掃除したり処理するのは誰でしょう?
ドリンクの売り上げで成り立つライブハウスは多いです。みんなが持ち込みドリンクの売り上げがなくなるとどうなるでしょう?
スポンサーリンク
その上、外で騒ぎ、あげくの果てに壁に落書きをされたらその場所は続いて行くと思いますか?酒を飲み酔っぱらって騒ぐのは当たり前ですし、よくわかります。
しかしライブハウスの中にドリンクコーナとしてBARが併設されているライブハウスもたくさんあります。
せっかく防音もされていて、いくら騒いでも大丈夫な上にドリンクを提供してくれる場所があるのですから、お酒はそこで飲みましょう。もしくは、そこで飲みに行く話を決めて居酒屋などに向かいましょう。
出演者によくあること。自分で自分の首を絞めて困るのはあなた
▲これだけの人数が大丈夫なのは外国だから。日本は事情が違う。
出演者にありがちですが、終演後ライブハウスで飲み、その後どうするかをライブハウス前で溜まりながら話したりします。ツアーで言った地方のライブハウスなどでよく見られます。
旅先だし、出演していたし等、いろんな要素が絡んでそうなるので、出演者も充分注意して自分達の居場所を守りましょう。とくにドリンク代の安い、ノルマ等も安い、もしくはないような良心的なライブハウスには人が集まりやすいので注意が必要です。
とくに地方都市などでは、住民からの理解を得るのが大変な場合も多くあります。東京や大阪などと違い、音楽人口の差もあるでしょうが、都会と同じだと考えて行動すれば、恩をあだで返す結果となる上に、自分の首を絞めることになるのを理解しましょう。
ライブハウス存続のために!自分の居場所は自分で守ろう
▲盛り上がるライブ!ステージと客が近いのがライブハウスの良さ。
薄暗くて狭くて汚いと言うライブハウスはたくさんありますが、良心的な料金設定だったり、良いスタッフだったりと言う所が多いです。音も素晴らしいライブハウスがたくさんあります。
大きなホールや会場と違い、ステージと近くダイレクトに演奏を感じられ、出演者がBARや客席にいたりして、話したり仲良くなったりできて身近に感じられるのもライブハウスの良さです。素晴らしい場所だと思いませんか?
良心的で素晴らしいライブハウスほど、みんなが集まりやすいので問題が発生しやすくなります。深夜営業をするライブハウスであれば、風営法の目の敵にされ潰されかねません。
ささやかな楽しみすら制限される世の中になろうとしています。音楽はそんなくだらないことに負けるようなものではありません。いろいろ問題はありますが、ライブハウスに集まる人間で協力し合い自分達の居場所を守りましょう!
自分達の意志を自由に伝えられる場所を、偏見や常識と戦い続けてきた音楽を、それを共有できる夢のような場所「ライブハウス」を、みんなの手で繋ぎ守って行きませんか?
By ISHIYA
スポンサーリンク
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
リッケンバッカーが好きなのはザ・ビートルズのファンだけじゃない!
ザ・ビートルズのメンバーが弾いていたことで有名なギター、リッケンバッカー。ザ・ビートルズのファンならずともオールドロックファンなら一度はあこ…
進化するギタリストのためのスマホアプリ~自動でチューニングOK!
いまや毎日の生活になくてはならないのがスマホです。せっかくのなので、音楽活動にも生かしてみませんか?今回は「ギタリストがスマホにぜひ入れてお…
オブリガードでカッコよく決めるならオーティス・レディングを聴くべし
ボーカルを活かす歌ものバンドで、ギターを弾くときにギタリストの腕の見せどころなのが曲のあいまに弾くオブリガードです。 でもどんなフレー…
ギターソロでお客さんの視線を釘付けに!~ソロが映えるインスト曲
ギタリストなら、一度はライブのステージで長いギターソロを聴かせたいものです。ゲイリー・ムーア、カルロス・サンタナ、B’zの松本孝弘まで、ギタ…
キース・リチャーズとチャーリー・ワッツにみるギタリストとドラマーの相性
バンドを組むときに一番重要なのは音楽的な相性の良し悪しです。ギタリストとして自分の個性をどれだけ表現できるか?は実はドラマーとの相性にかかっ…
仰る通りだと思います。
僕も長年ライブハウスに入り浸りの人間なんで全く同感です。
近所にゴミとか落ちてたら片付けて帰るくらいの気持ちがほしいですよね。