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私の歩んだプロギタリストへの軌跡~留守電でつかんだプロへの一歩

プロになりたい人、またそうでない人もいると思います。このページを開いたということは、ある程度ミュージシャンという職業に興味を持っているのではないでしょうか?

ギターをプレイする者であれば、やっぱり一度はプロとしてステージに立ちたいものです。私もかつてはそんな想いを抱いているギターキッズの一人でした。

私、ルイーズ福井はプロギタリストとして、さまざまなアーティストのサポートやセッション活動を行ってきました。そして、もちろん今でもプロミュージシャンとして活動を続けています。

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どうして私はプロになることができたのか…少し気になりませんか?もしかすると、ミュージシャンを目指しているあなたのヒントになるかもしれません。

運と偶然によって私はこの道を歩き続けることができました。本気でそう考えています。しかし、そこは決して平坦な道ではありませんでした。

それでは、実際に私がプロになった経緯をお話しましょう。

プロとして、はじめての仕事

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私の最初のプロとしての活動は、漫才師の岡けんたゆうたさんのバックからなんです。なぜ私がそのお仕事をすることになったのでしょう?きっかけは些細なことでした。

まだ携帯の無かったころ、筆者は留守番電話にリック・エメットのギターソロを入れていました。

当時、私は自分がプレイするバンドを探していました。それを知っていたよく利用しているスタジオのスタッフが、バックギタリストを探していたけんたさんに私のことを紹介してくださったのです。

すぐにけんたさんは私に電話をくれました。しかし、私はちょうど留守にしていたため、留守番電話に録音された私のギタープレイを聴くことになりました。

そのギタープレイを聴いたけんたさんが、オーディションなしで私の採用を決めてしまったんです。

きっかけは留守番電話…携帯電話が普及した現代では考えられないことですね。

とにかく、これが私のプロ活動をスタートさせるきっかけとなったのです。

メジャーへの足掛かり

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プロとしての仕事を得ることができたといっても、いきなり成功したわけではありません。

前述の漫才バックギタリストの仕事が終了してしまうと、すぐに次の仕事を見つけることはできませんでした。

しばらくくすぶっていた私でした。しかし、このままではダメだと思い、「ルイーズ」と言うバンドを母体に、アマチュアのセッションマンとしての活動を続け、徐々に名を上げて行きました。

そんなある日、「太陽の塔」というバンドと知り合いました。このバンドに参加するべきだ!私は直感的にそう思いました。そして、彼らがレコーディングしているところに乗り込み、「おれの出番はないのか!」と迫ったのです。

ギタープレイに少々難のあるボーカルギターの井垣君が本番中とちることを恐れていたバンド側は、二つ返事で私を受け入れてくれました。

そこからバンドは順風満帆に…と行ったわけではありません。実はここからが苦労の始まりだったんです。最初のライブのお客さんはなんと5人!メンバーと同じ数です。

それでもいいライブを演ればお客さんは必ず増えると信じ、週14時間ものリハーサルを重ねて行きました。また、必ず最低でも週3本のライブをこなしていきました。

そして、やってきた100本目のライブ!なんとお客さん600人にも膨れ上がっていたんです。

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私たちはコンテストにも積極的に参加しました。コンテストにはいろんな事務所やレコード会社が見に来ています。

そこで結果を出せば、必ずどこかから声がかかる…そう信じていました。その結果、私達は何度も優勝し、最終的には6社のオファーを受けることができたのです。そして1社に決めメジャーデビューを果たすのです。

正攻法ではないかもしれませんが、私たちが成功をつかんだきっかけはコンテストだったのです。コンテストに出るとお客さんも増えますよ。

バックギタリストへの道

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めでたくメジャーデビューも決まりましたが、筆者は家庭の事情ですぐに東京へは行けませんでした。

それで即脱退し、オファーが来ていた別のレコード会社へ連絡しました。
「太陽の塔を辞めました。」
「ではお仕事があるので来てください。」
給料は太陽の塔でのメジャーデビュー時の3倍出すということでした。しばらくやってみようと思い、OKしました。

きつかったですが、毎日夢のような日々でした。1日8時間のスタジオ。ライブは1ステージ2時間半!

でもいろいろなプロの方とセッションをして勉強になりました。

「Roots」というテレビ番組にもしょっちゅう出ていました。

この時はスーパー天狗になっていましたので、職業は?と聞かれると「ミュージシャン」と名乗り、とにかく遊んでいました。

ここまでで一度お話を切らせていただきます。一度はデビューという大きなチャンスをつかみかけたもの、結局は逃してしまうことになりました。

ですが、音楽を続けたい、プロとして生きて行きたいという思いがありました。これがあったからこそ、私は今でもミュージシャンを続けることができているのかもしれません。

次回、いよいよ舞台を東京に移します。そこでもさまざまな苦労、そして出会いがありました。

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続きはこちら

By ルイーズ福井

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