インドネシアの信じられない免許取得方法
「18歳になったら免許を取るぞ!」10代の頃にこんなことを思った経験はありませんか?
車が運転できるというのは大人になった証拠でもありますし、また時間に関係なくいつでも好きなところに行けますから、車の免許取得に憧れている人は多いかと思います。
日本の免許取得方法は道路交通標識を覚え、車の操作を学び、仮免許試験に受かれば晴れて自動車道へと出て本番さながらの練習が繰り広げ、交通一般知識と運転技術を持った人にのみ運転免許が付与される仕組みとなっています。
小学生が運転!?親公認、警察は見て見ぬふり
しかしインドネシアをはじめとして世界は広いですので、みんながみんなこの方法で運転免許を取得していると思ったら大間違いです。
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お金によって物事が動くこともありますし、そして時には教官が自ら試験を行わないケースもありますから、実際には知識がなくても運転している人はゴマンといるのです。
インドネシアは公共交通機関が整備されていないこともあり、ほとんどの人はバイクか車で移動します。
土地柄かもしれませんが、たまに小学生としか思えないような子供たちも運転していることがあり、なんとこれは親公認、警察は見て見ぬフリというありさまですから驚いてしまいます。
そして一般道を走っている人達の中にも、時々信じられないような荒い運転をし、本当に交通ルールを分かっているのだろうかと疑いたくなってしまうんですね。
不思議に思った私はインドネシア人の友人に免許取得時のことを聞いてみると、なんと彼は一般道路を一度も走らないまま運転免許を取得したといいます。
試験用紙は使いまわし!
交通に関しては本ではなく紙媒体のテキストで独学、試験の紙は使いまわしているために前の人がマークした跡が残ったまま(回答は消しゴムで消されていたそうです)、実技試験はゲームセンターにあるようなシュミレーション、しかも一分足らずで教官に「うん、もう十分だからいいよ、そろそろお昼だしね」と言われて切り上げられたそうです。
こんなとんでもない免許取得方法であるにも関わらず、交通事故がめちゃくちゃかというとそうでもないのが不思議なところですね。
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