インドネシアでは「ぽっちゃり」は褒め言葉だから食べまくりOK!?
日本で「ぽっちゃりしているね」と言われて素直に喜ぶ女性はまずいないと思います。
「ぽっちゃり」というのは、ストレートにいえば「デブ」ということですから、そんなことをいわれたらほとんどの日本人女性はグサリと傷つくと思います。
しかし、所変わってインドネシアで「ぽっちゃりしている」とうのはなんと褒め言葉なんです!いったいなぜでしょうか?
太っているのはセレブの証
ダイエットは女性にとって永遠のテーマであり、現代では痩せれば美しくなれるという風潮があります。
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健康的に痩せることはいいことですが、中にはファッション雑誌の影響で過激なダイエットに走るケースも多く見られ、現在のモデル業界では痩せすぎたモデルを雇用するのを控えるほど。
しかしこれとは裏腹に、東南アジアやインド、アフリカ諸国では肉付きのいい体こそが美しいとされている国もあるのです。
太っていればそれだけ食べるお金があるということ、つまり富の象徴であることが背景にありますが、インドネシアではぽっちゃりこそが健康的で美しいとされてみんな朝から晩までいつも何かしら口にしているのです。
見渡せば、みんなボンレスハム
私はごくごく標準的な体型で太っても痩せてもいませんが、初めてインドネシアに来たときは、とにかく会う人みんなに「痩せすぎでキレイじゃないね」と非難されました。
これまで日本で痩せているなんてほとんど言われたこともないのに一体どうしたんだと周りを見渡してみると、上の写真でもわかるように、とにかくみんなぽっちゃりしてる。
しかもタイトな洋服を好んで着るため食い込んだお肉が一目瞭然、若い子でさえとんでもないボンレスハム状態です。
一体何を食べればそんなに太るんだという感じですが、もともとインドネシア料理は揚げ物のオンパレードです。
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さらに女性はみ~んなおやつが大好き。このおやつも揚げ物や砂糖&添加物たっぷりの極甘ケーキときてますから、これで太らない方がおかしいでしょう…。
食べるのを断ったら変な空気に・・・でもホントは?
インドネシアの文化はいつでも何でもみんなでシェアしますので、誰かが食べ物を持っていれば自分の周りの人に勧めるのが礼儀です。
なのでインドネシア人の友達といればいつでも「これ食べない?」「これ食べて」と何かしら勧められるんですよね。
さっき一緒にご飯を食べてデザートまで食べたじゃないか…内心そんなことを思いながら丁寧に断ると、また「だから痩せてるんだよ、食べないと!」となぜか私が悪いかのような変な状況になります。
その割に自分のおなかのぜい肉をつまんで嘆いたり、入らなくなった洋服を恨めしく眺めてたり…ぽっちゃりが褒め言葉であるにも関わらず、実は心のどこかで痩せたいと思っているのかもしれませんね。
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