インドネシアではバターとチーズは常温保存するのが常識です
バターやチーズなどの乳製品は、直射日光や高温にさらされると脂肪分が溶け出して酸化してしまう恐れがありますので、冷蔵庫などの涼しい環境での保存が適しています。
コンビニやスーパーに行っても乳製品は必ず冷蔵コーナーにありますので、私たち日本人は小さな頃からこの保存方法を「常識」として覚えており、必要な分を取り分けたら残りは無意識に冷蔵庫などに保管します。
しかし、所変われば、この日本人の常識が通用しなくなります。
ヨーグルトは冷蔵するのに
インドネシアではバターやチーズなどの乳製品はお菓子と同様に常温の棚に並べられています。
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家庭でも使ったらその場に放置し、「冷蔵庫に入れて保管する」という概念がまったくない世界なのです。
インドネシアの主食は日本と同じく米ですが、パンが好きな人も多くどこのコンビニやスーパーでも食パンや菓子パンが販売されています。
私は朝食はパン派なので食パンを購入し、さてバターはと思って探してみても冷蔵棚にあるのは牛乳やヨーグルトだけ。バターやチーズはどこにあるんだと、さんざん探しても見つからず、他の店に行っても同じ…。
しかし何軒まわっても同じなのでおかしいと思って店員さんに聞いてみると、なんとびっくりお菓子や洗剤を置くような常温の棚に陳列されているではありませんか!
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ぐにゃりとしたバターを冷蔵庫に入れたら「なんで?」
インドネシアではごく普通の光景ですが、先進国から来た人はみんなびっくり、こんなところに置いて大丈夫なのかと思うほど、どこの店でも常温棚に陳列されています。
不思議に思って手にとってみたところ、どれもこれも柔らかい手触り…インドネシアでは何でも少量で販売されていますので、バターでもお菓子の袋のような簡易包装で購入することができます。
ためしに指で押してみるとやっぱりぐにゃりとしています。ドロドロとまではいかないものの、まるでシャンプーの詰め替え製品を触っているかのようなぐにゃり具合なんです。
これ以外にバターの選択肢はないため私も購入していますが、自宅にインドネシア人の友達が遊びに来るたびに「なんでバターを冷蔵庫に入れてるの?」と同じ質問をされてしまうのです。
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