インドネシアにいる地球上最後の恐竜
今から約2億5000万年前に地球に生息しており、6550万年前に忽然と姿を消した恐竜。
ジュラシック・パークを筆頭に次々にと映画化され、世界各地で展覧会が開かれるなど人々の大きな関心を集めています。
発掘した骨から再現する信じられないほど大きな恐竜に、ゾクッとしてしまった経験がある人も多いでしょう。
地球至上最大・最強といわれる恐竜を一目でもいいから見てみたい-実はこの願いが叶う場所が残されているとしたら、行ってみたいと思いませんか?
日本を真下ずーっと増したに南下した常夏の国、インドネシア。
この国には地球上最後の恐竜と呼ばれるコモドドラゴンが生息している島があるのです。
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体長6m!人肉も食べる凶暴なコモドドラゴン
観光地として知られているバリ島から東に進むと、自然が多く残るスンバワ島、フローレス島と東西に伸びた島が続き、ここにあるコモド島、リンチャ島、フローレス島南部、ギリダサミ島、ギリモタン島にコモドドラゴンが生息しています。
特に多くのコモドドラゴンが生息しているコモド島は島全体が国立公園に指定されており、手付かずの自然がそのまま残されている場所となっています。
しかし実はコモドドラゴンと恐竜の繋がりは確認されておらず、生物学的に見るとオオトカゲの仲間に入るそう。
しかし3~6メートル級の姿や人肉も食べる雑食性、凶暴性からいつしか「地球上最後の恐竜」と呼ばれるようになり、コモドドラゴンを見るためには必ずプロのレンジャーと共に行動しなければいけないのです。
地元のおじさんが木の棒でチョップ!
レンジャーと聞けばなんだか凄い人を想像してしまいますが、実はなんてことない地元のおじさん。
彼らは小さい頃からコモドドラゴンの近くにいますので、レーダーや機器などを使うことなく、2メートルほどの木の棒を持って直感でコモドを探していくというとんでもないアナログな方法で見つけるのです。
この木の棒は聞いてびっくり、コモドドラゴンに出会ったときに追い払うものではなくコモドドラゴンの額にバチーン!とチョップをするためのもの。
なんでもコモドドラゴンは生息地に生命を脅かす敵がいないため攻撃に慣れていないらしく、チョップを受けると気が動転して放心状態になるので、その間に逃げるという方法が使われています。
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