インドネシアの料理店のメニューは絵がリアルすぎて食欲ドン引き!
デパートのレストランコーナーや飲食店の前で、きれいにディスプレイされたイミテーションのメニューや一押しメニューのポスターを見て思わずお店に入ってしまったことはありませんか?
メニューの写真と現物が違うと分かっていながらも、おいしそうな写真に惹かれてしまいますよね。
私が日本に住んでいるときには、このような写真や広告を見ながら食べるものを選んだものですが、インドネシアに来てからは、あえて食べ物の絵を見ずに注文することがあります。
というのも書かれている絵があまりに露骨すぎて、どんなにお腹がすいていても食欲自体が失せてしまうんです。
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ショッキングな図にドン引き
バリ人が大好きな料理の一つにバビ・グリンというものがあります。バビとは豚のこと、グリンとは「回す」「回転させる」の意味で、文字通り豚を回転させて焼いた料理です。
このバビ・グリンのお店は決まってバビの姿をポスターにしてお店の前に誇らしげに掲げていますが、見慣れない外国人にとってはショッキングな図でしかありません。
しかも絵ではなく写真をそのまま転写してあり、中にはバビを焼くときの棒を体内に突っ込んだままのものもあり、「今からこれを食べるのか…」となんとも複雑な心境におちいってしまうのです。
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美術のスケッチ画みたいなメニューが大好評な理由
そして次に多いのがアヤム(鶏)のイメージ画像です。
バビとはうって変わって写真は皆無、その代わりにやたらとリアルな絵がお店の前に飾られていて早速食欲を失くしてしまいます。
これはシーフードでも同じ、画才があるのか、はたまたまったくないのか、まるで理科の教科書にでも載っているような力作にげんなりし、とても食べる気になりません。
野菜もまるで美術のスケッチのような描写で、一体誰がこんな絵を見て食べたくなるんだ!と叫びたいところですが…インドネシア人には「料理の具が一目で分かる」と大好評なんです。
あるときインドネシア人の友達に日本のレストランの写真を見せたところ、「料理の写真ばっかりで具が何なのか分からない」という答えが返ってきました…これぞカルチャーショックというやつですね。
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