インドネシア人が大好きなクルプックというせんべい~ご飯と食べる?
クルプックとは、東南アジアや中国の一部地方で食べられているせんべいのことです。
原材料はタピオカでんぷんにえびや魚のすり身を合わせたもので、この生地を形づくって乾燥させて揚げたものになります。
インドネシアではナシゴレン(インドネシアのチャーハン)を頼むと、必ずクルプックがついてきてお皿に一緒に添えられていたり、クルプックの入った小袋を渡されたりすることもあります。
お菓子でもない、ごはんでもない、おかずでもない
なんでもインドネシア料理はこのクルプックが不可欠で、これがないと不完全であるという人もいるほど重要なものなんだそうです。
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そのためワルン(インドネシアの食堂)やレストランには大量のクルプックのストックが用意されており、スーパーや小売店にもたくさんのクルプックが並んでるんですよ。
クルプックはお店によってセルフサービスのところもあり、駄菓子屋のように壁に紐でくくりつけてあるところもあります。
お値段はとっても安く、1袋10円程度が相場です。少なくて3~4個、多いものは10個近く入っているものもあります。
見た目はフワフワしているように感じますが、やや硬めでパリパリッとした食感です。
お菓子のように食べる人もいますが、インドネシアではごはんでもないおかずでもない特別な地位を確立するほどの人気で、子供からお年寄りまでみんな大好きなものです。
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ごはんと一緒に食べるのが主流です
一口にクルプックと言ってもさまざまな種類があります。えび、魚、かに、野菜のものまであり、基本的に包装袋は透明なので店員に何のクルプックかを聞かなければわかりません。
時には聞いても誰も知らないこともありますが、インドネシア人は何のクルプックかはさほど気にしてないようで、中身が何のクルプックか知らなくてもモグモグ食べています。
たまにプラスチックの袋に何のクルプックか書いてあることがありますが、稀なケースです。これは魚のクルプックです。
またピーナッツのようにビールのおつまみとして出されたりすることもあり、メイン料理へのサービスとして無料で出してくれるところもあります。
外国人では好き嫌いが分かれるところですが、インドネシア人は目の前にクルプックがあればすかさず手を出し、小さく切ってごはんの上に乗せて食べるのが主流。
以前私もごはんと一緒に食べてみたことがありますが、何回食べてもごはんと塩味せんべいを一緒に食べている気がしてなかなか馴染めず、結局は別々に食べてしまうこともあるんです。
インドネシアに来ることがあれば、こんな食文化の違いを試してみるのも面白いかもしれませんね。
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