インドネシア人は栄養バランスなんてまったく興味ありません!
人間に必要な栄養素の中でも、最も重要とされているのが「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」で成り立つ五大栄養素です。
五大栄養素は食事ごとに摂取するのが理想ですが、忙しい現代の生活ではなかなか難しい話で、普段の食事では補えない栄養素はサプリメントなどを利用することもできます。
それでもファーストフードや外食の影響で炭水化物や肉類の摂取が多くなりがちですので、積極的に摂っていきたいのが食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜です。
しかし、インドネシア人はそんな栄養バランスのことはあまり考えないようなのです。
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ヘルシーなものより、おいしければそれでいい
インドネシアは豊富な資源で作物が育ちやすい気候にありますので、さぞたくさんの野菜があるんだろう…と期待したものの、調理をするときには油や調味料をドボドボと投入します。
天然の綺麗な緑色はどす黒い色に代わり、ビタミン達が生きているのか心配になってしまうほどです。
参考記事:インドネシア料理に新鮮な野菜を期待してはいけません!
インドネシア人はこのような野菜を朝からごはんと一緒にたっぷり食べますが、在住外国人が好むのはもっぱらヘルシーなサンドイッチやパニーニなどです。
とはいってもこのような西洋食は外国人エリアにしか置いていませんので、ジャカルタとバリ島の一部地域を除いてはレストランにさえありません。
サンドイッチどころかパンさえもさほど人気がありませんから、ヘルシーな野菜料理のお店を出店したところで、すぐに潰れてしまうのではないでしょうか?
では何が人気があるかといえば…。
コッテコテのナシゴレン(インドネシアのチャーハン)にゴレンガン(揚げ物)。これらにはコレステロールたっぷり、中性脂肪たっぷり、添加物たっぷり、発がん性物質だってどうなっていることやら。
「おいしければそれでいい!」という栄養学ですので、もちろんサプリメントも輸入品以外に存在しません。
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着色料と砂糖たっぷりの健康シリアル?
手軽に食べられるオートミールやシリアル食品もインドネシアにかかればこの通りです。
まるで絵の具のようにカラフル、本当にこれを食べても大丈夫なんでしょうか?
一応栄養素は入っているようですが…。
よく見てみると、ビタミンAにビタミンC、カルシウムに鉄と本当にいろいろ入っています。もしかしたら着色料は自然のものを使っているのかもしれない、試してみようかな、と思ったそのときインドネシア人の友達が放った、この一言…。
「あ~、それね、おいしいよ~すっごく甘くてお菓子みたいなんだよ!」
そう、インドネシアのシリアル食品は栄養だけでなく、食べやすいように砂糖がたっぷり配合されていたのです。
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