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バリ島では島民の約90%がヒンドゥー教徒なのに牛肉が大人気!?

2014.07.22

バリ島では島民の約90%がヒンドゥー教徒なのに牛肉が大人気!? はコメントを受け付けていません

日本に暮らしていると「宗教」に対してピンときませんが、世界的には宗教の影響力は非常に大きく、宗教の教えをベースとして暮らしている人たちがたくさんいます。

生まれたときから教えに沿って行動していますので、宗教によって考え方や文化がそれぞれに異なり、食生活においても大きな違いをもたらします。

宗教の教えには神への信仰のほか、タブーも多く記されており、その中には「食べてはいけないもの」まで存在するのです。

インドネシアは国民の約80%がムスリム教徒ですが、バリ島では島民の約90%がヒンドゥー教を信仰する特異な島です。

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しかしバリ島ではなんと、ヒンドゥー教で絶対にタブーとされている牛肉を食べることができるのです。

食べてはいけないものなんてない!充実の精肉コーナー

バリ島には移住者・旅行者向けにたくさんの外国人用高級スーパーがあり、お肉のコーナーに行けばズラリと牛肉が並んでいます。分厚いステーキ肉からブロック肉、薄切り肉、ミンチとバリエーションも豊富です。

ステーキ肉

もちろんローカルのスーパーにだってSAPI(インドネシア語で「牛」の意味)が、ずら~り!

ずらりと陳列されています

バリ島では豚肉や鶏肉に比べて牛肉が高めの傾向にありますが、それでも牛肉は大人気です。

というのもバリ島はバリ・ヒンドゥー教という独自の教えを守っており、インドやネパールに見られるような菜食主義やカースト制というものが存在しません。もちろん食べてはいけないものも存在せず、中でも牛肉と豚肉は島民の大好物で、いろんな料理に用いられています。

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子供のおやつにも浸透する食文化

スーパーの中をちょっと見てみると、あらゆるところに牛を使った食品があります。

まず子供のおやつに牛肉ソーセージが人気です。

子供のおやつに人気です

ジャーキーではなくソーセージです。小さな子供たちに大人気、もちろん大人も好んで食べます。

そして、牛のダシ汁から作った調味料もあります。

ブイヨンも売られています

ティースプーン一杯であら不思議、どんな料理だって牛肉風味になります!コクのあるおいしさが人気です。

そして極め付けが2014年初めにクタ地区のデゥィ・スリ通りにオープンした、ジャカルタ発祥のステーキレストランの店名です。

堂々とビーフを謳っています

「Holy cow」、直訳すれば「神聖な牛」、厳格なヒンドゥー教徒が見たら卒倒してしまいそうなこのお店ですが、分厚いステーキがおいしいと評判です。もちろんバリ・ヒンドゥー教のバリ人もこぞって押しかけて、連日満員の大盛況なんですよ。

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