ナシプダスは涙が出るほど辛いけどインドネシアで人気の料理です
インドネシア料理はどれもたくさんの香辛料やスパイスなどが使用されますので、辛い料理のオンパレードです。
多少のピリッとした辛さであれば美味しさが引き立ちますが、インドネシア人が考える「辛さ」とは、辛ければ辛いほど良しとされているところがあり、中には辛すぎて味がまったく分からない料理も多数存在します。
もちろんインドネシア人も辛い料理を食べているときには汗ダラダラ、Tシャツがびっしょり濡れるほど汗をかきますが、ここでは汗をかけばかくほど美味しい料理だとして賞賛に値するものです。
そんな辛いインドネシア料理の中でも、ローカルを中心に高い人気を集めているのがナシプダスというものです。
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ジャワ島出身オーナーがいる人気店「イブ・アンディカ」
ナシはインドネシア語で「ごはん(お米)」のこと、プダスとは「辛い」を意味し、名前からしてすでに辛さが伝わってくるインドネシアを代表する料理の一つです。
ナシプダスはインドネシア全土で食べられていますが、発祥は首都ジャカルタのあるジャワ島です。バリ島にはジャワ島出身のオーナーが開いているナシプダスのお店がたくさんありますが、一番人気はクタ地区のラヤ・クタ通りになるイブ・アンディカです。
お店はインドネシアの食堂であるワルンスタイルですが、有名店なのでかなり広々とした店構えです。
ナシプダスは食べたいおかずを好きなだけ取るナシチャンプルと同じ食べ方で、最初にごはんをよそってもらい、そこから好きなおかずを指差して選びます。
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まず並ぶのは、いろんな種類の鶏肉です。ジャワ島はイスラム教徒がほとんどですから、豚肉はありません。所狭しと鶏肉が並んでいます、というか鶏肉しか見当たりません。
ごはんへのトッピングはスープカレーやミー(麺)が人気です。
病院送りになる辛さに注意!
盛り付けが終わると値段を書かれた札をもらって後は好きな席でいただきます。
これらのおかずは軽めの味付けで、どれもまったく辛くありませんが、すべてを激辛へと変えてしまうのは、下の写真右上にちょこんと乗った赤いサンバル(チリ)です。
サンバルはインドネシア料理に欠かせない旨辛調味料ですが、ここのサンバルは激辛でそんじょそこらのサンバルとはレベルが違います。
どれくらい辛いかというと、スプーンで軽くなぞったチリを舐めるだけでも舌や唇がビリビリと痺れだし、目から涙、鼻から鼻水、口から唾液が出て、体中の毛穴から汗が噴き出すくらい辛いんです。
スプーンの先でちょんちょんとするだけでも十分に辛いこのナシプダスのお店、インドネシア人には大人気で国内旅行客がバリ島で、絶対行きたいお店にランキング入りするぐらいの有名店となっています。
ただ辛さに慣れていない日本人や、体・胃腸が弱い人は病院送りになるくらいのパンチがありますので、試す際は十分気をつけてくださいね!
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