インドネシアで大人気のナマズの餌は人糞ってマジですか!?
平べったい頭に不気味な口ヒゲ、大きく開いた口を持つナマズはお世辞にも美しいと言えないルックスです。
種類によっては全身に斑点があり、手で触るとぬるっとした感触ですから、一見して「食べたい!」と思う人はそう多くないでしょう。
しかしこのグロテスクな風貌とは裏腹においしいという意見も多く、中にはあのうなぎより美味しいという人もいるくらい根強い人気を誇る魚であり、東南アジアではその安さから幅広く飼育されています。
インドネシア語でナマズはレレと言い、レストランやワルン(食堂)、道端などたくさんの場所でレレのメニューが用意されていますが、あまりにもその数が多いため、なぜこんなにたくさんレレが販売されているのか、インドネシア人に聞いたことがあります。
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その答えはズバリ「飼育が簡単だから」、雑食で手がかからないと思いきや、なんとここではレレに人糞を餌として与えているというじゃありませんか!!
ナマズの水槽がボットントイレ!?
冗談かと思いきやこれは本当の話です。首都ジャカルタではレレの飼育場に人が用を足すための穴まであり、なんとそのまま新鮮な人糞をレレの水槽に投入する方法が取られています。
インドネシア人の中にはこの事実を知って食べられなくなった人もいれば、レレが好きだから気にしない人までさまざまですが、インドネシアは全員このショッキングな事実を知っているのです。
レレの多くは道端で営業しているワルンで販売されており、だいたい一匹60円程度です。普通の魚は200円前後なので、半額以下ということはやっぱり…。
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内臓を取り出され、スタンバイしているレレ、もちろん人糞を食べたところで、すでにレレの体内で分解されていますが、あまりにもショッキングな事実に動揺が隠せません。
普通の魚に見えるけどあまり食べたくない・・・
オーダーが入ると、スタンバイしていたレレを油の中に投入し、約5分弱揚げます。レレも気になりますが、この真っ黒の油も大分気になります。
そして、でき上がったレレがこちらです。一見すると細長い普通の魚にしか見えませんが、これは正真正銘人糞を食べて育ったナマズです。
味は普通の川魚といった感じですが、やっぱり事実を知っていると気分が暗くなりどうしても食欲がわかないものです。命あるものを頂くということは有難いことですが、それでもやはり避けたい食べ物であることは間違いありません。
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