インドネシアのピザパンに乗っているチーズが溶けていない理由
牛乳、ヨーグルト、そしてチーズと私たちの生活の周りにはたくさんの乳製品がありますが、日本人の食生活はもともと穀物、大豆、野菜などを中心とするものだったため、乳製品の消化が苦手だといわれています。
チーズは西洋の食文化ですので、日本に限らずアジア全域では比較的新しい食べ物であり、大量に摂取すると肥満や糖尿病の原因となることもあります。
インドネシアでもチーズは外来食ですので、スーパーでは見かけるものの、庶民の通うマーケットではまずその姿を見ることができないのです。
乗っけて完成!でも少なすぎて味がしない
ここでは「チーズを使った料理=外国人をターゲットにした料理」でしたが、最近になってようやくパンにトッピングされて市場に出回るようになってきました。
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チーズを使ったパンといえば、たっぷり乗せたモッツァレラチーズを焦げるまで焼いたチーズパン、角切りにしたチェダーチーズが入ったフランスパンなどがありますが、インドネシアのチーズパンはなんとチーズを乗せて終わりです。
上の画像をご覧ください。あまりにもユニークすぎるチーズパン…チーズパンには間違いありませんが、私の知っているチーズパンとは大分違います。
下の画像はコンビニ、サークルKで販売されている人気のチーズドーナツですが、パン屋に行っても同じチーズパンしか販売されていません。
やっとオーブンで焼かれてると思ったら、チーズの量が少なすぎて残念です。
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これはチョコチップにチーズをトッピングしたもの。よくよく注意しないとチーズも見えませんし、食べても微量すぎて味はほとんどしません。
溶けたらチーズじゃなくなる?
そして、チーズが主役のはずのピザパンまで残念なことになっています。通常ピザはチーズを乗せてから焼きますが、ここでは明らかに焼いた後でチーズを乗せています。
インドネシアは地域によってオランダ植民地時代の影響を受けてチーズを食べる人たちがいますが、全国的にいえばその数は非常に少ないため、チーズに対して免疫がありません。
もっと言うなら、見たことも食べたこともないようなものですので調理方法はおろか食べ方も知らないので、自分たちでどうにかやってみたところ案外良くて、そのままこの調理法が受け継がれたとのことです。
あるときインドネシア人の友達にチーズが溶けてない疑問をぶつけてみたところ、「だってチーズが溶けたらドロドロになって、チーズじゃなくなるじゃない」と驚きの答えが返ってきました。
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