観光客でも気軽に行けるバリ島パサール・クタの朝市の熱気と活気
インドネシア・バリ島は世界的リゾート地として知られていますが、実は観光エリアとされているのは一部のエリアと観光地のみであり、大部分は伝統を重んじるバリ・ヒンドゥーのローカルエリアです。
太陽の下でトロピカルドリンクを飲むのもいいけど、そこから少し足をのばせば、パサール(市場)の中にアジアの熱気と活気に溢れたローカルの世界が広がっています。
観光客でも気軽に行けるのはクタ地区のパサール・クタ、ここで行われるのはパサール・パギ(朝市)です。
早起きは三文の徳
レギヤン通りからパンタイ・クタ通りに繋がる通りで、左に大きく曲がる道を道なりに行けばそこはもうパサール・クタの入り口です。
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毎日朝日が昇る前、まだ真っ暗なうちから新鮮な食品が続々と到着し、だいたい朝5時くらいから朝10時くらいまで行われます。
パサールには、買ってすぐに食べれるサテ(焼き鳥のようなもの)から食品、衣類、バッグ、お花やお香、チャナンなどヒンドゥーの宗教行事に欠かせないものまで並びます。
パサールはお店ではなく広場やスペースを利用して行われるので、道路に商品を並べたり簡易的な台を置いて販売するなど、マーケット気分を盛り上げてくれます。
道路もそれなりに賑わってると思いきや、パサール・クタの中心となっているのは、細い路地から入る生鮮食品コーナーです。
ぴっちりと並んだテーブルに所狭しと並んだ生鮮食品の数々、薄暗い倉庫のようなこの場所がクタ界隈に住む主婦やワルン(食堂)、またレストランの台所となっている場所なのです。
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しかしみんな早起きです。まだ朝の5時をちょっとまわったところですよ?
バリ島北部、ブドゥグル高原から3時間かけてトラックで運ばれてきたばかりの新鮮野菜もあります。とっても新鮮で色ツヤが良く、スーパーの半額近くで購入することができます。
精肉所はまるでホラー映画?
数は多くありませんが、魚も販売されています。生臭いと思っても露骨に顔をしかめるのではなく、無言で微笑んでその場を離れるほうが賢明です。
そしてあまりにもショッキングな精肉所…というより解体所のここです。
ダンッ!ダンダンッ!!ガンガンガン!
貫禄のあるおばちゃんが出刃包丁を思いっきり振り下ろし、巨大な肉の塊をさばくのを見ることができます。
右を見ても肉、左を見ても肉だらけです。壁にかけられた人間の胴体ほどの大きさの肉を見ると、まるでホラー映画の現場にいるのかと錯覚さえしてしまいます。
パサール・クタで売れ残ったものは小売店や生鮮食品販売業者に格安で販売され、クタ地区を中心にバリのいたるところに運ばれることになります。
早起きしなければいけないのが難点ですが、ここなら新鮮なものがお買い得で手に入りますので、観光がてら来てみるのも面白いと思いますよ。
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