キレイ好き日本人がかかるバリ腹と呼ばれる奇病
海外旅行に行くときに持っていくものの中には、財布、パスポート、カメラ、衣類、そして慣れた薬があるといいとされています。
薬はその国によって成分や配合量が違いますから、慣れない薬と飲むと治るどころか症状が悪化してしまう危険性もありますので、その土地に慣れないうちは普段から使用している鎮痛剤などを使用するのが一番だとされています。
特に衛生状態が懸念される東南アジアでは加熱したものであっても危ないときがありますから、清潔なものしか食べていない日本人はよくおなかを壊してしまいます。
バリ島には「バリ腹」と呼ばれる言葉があり、激しい腹痛と止まらない下痢に苦しんでしまう症状があるのです。
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何を食べても必ず食後に即・・・
私が初めてバリ島に来たときは今までに見たことがない食べ物やフルーツに有頂天になり、とにかくあれもこれもと食べていました。
日本で買えば千円単位するフルーツや甘辛くて美味しいローカルフードなどがてんこ盛りで、露天のような場所で開放的に売られているスタイルも南国ムードを盛り上げてくれたんですね。
しかしこれまた冗談のような話ですが、喜ぶ私の舌に反して何を食べても必ず食後に腹痛と下痢が襲ってきたのです。
しかも日本の下痢とはレベルが違っていつまでたっても止まることがなく、一時間に4~5回もトイレに行くありさまでしたから、日本に帰国して職場に戻ったときには「またトイレ?」とみんなに笑われていたものです。
食べて下してのガテン系免疫力アップ法!?
数回のバリ訪問をしてもこのバリ腹は収まらず、インドネシア料理を食べずに西洋料理を食べても時々おなかが緩くなってしまいます。
これはもうインドネシア料理ではなく衛生と水の問題なのだと気づき、鎮痛剤で痛みを抑えつつ自分のからだに抵抗力と免疫力をつけようと相変わらず普通に食べ続けました。
そしてこの努力の結果3年経った今では特におなかを壊すわけでもなく快適に過ごしており、たまにバリ島に来て短い人に会い「今ちょっとバリ腹で…」と聞くと、「免疫力をつけるためにとにかく食べて下してを繰り返すといいよ」となんとも嬉しくないアドバイスをしています。
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