インドネシア料理に新鮮な野菜を期待してはいけません!
インドネシアは多民族国家ですので民族ごとに伝統的な料理があり、食材や調理方法も地方によって異なりますが、どこの料理でも煮物系が多く濃い目に味付けられているのが特徴です。
日本に限らず野菜といえば誰もが思い浮かぶのはサラダですよね。野菜のビタミンは加熱すると栄養素が壊れてしまうものが多いため、新鮮な生の野菜を摂りたいと思う人は多いでしょう。
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レタス、キャベツ、トマト、タマネギ、セロリ、ブロッコリー…ドレッシングを使い分ければ飽きずに食べることができますし、メインの料理を食べる前にサラダを食べれば消化もよく、食べすぎを防止するなどいいことづくめです。
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まるで焼肉?濃い味付けで山盛りごはんもイケる
しかしインドネシアはたくさんの料理の種類があるにも関わらず、サラダがないだけでなく、新鮮な野菜を使った料理がまったくありません。
どれもこれもにんにくやスパイス、味の素調味料でたっぷり和えられていたり煮込まれているものばかりですから、サッパリというよりはどれもコッテリとしたおかずの一つです。
生野菜のサラダをおかずにして白米が食べれる人はまずいないと思いますが、インドネシアの野菜料理はそれだけでごはんが山盛り食べれるほど濃い味付けです。
健康とからだのために野菜を食べるのに、はっきり言って食べ過ぎると焼肉を食べた後のように胃がもたれてしまいます。
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野菜はしおれてて「おいしくないから」嫌い
唯一インドネシア料理の中でサラダと呼ばれているガドガドも野菜が茹でてありますし、さらにはこってりしたピーナッツソースがこれでもかというほどかかっていますので、カロリーも高いしサラダなのにダイエットの強敵です。
インドネシア人は野菜を嫌いな人が多く、その理由はズバリ「おいしくないから」。
高温多湿の気候柄、野菜だけでなくすべての食材が傷みやすく、朝には新鮮な野菜も夕方になったらしおれてしまいますので鮮度も何もありません。
新鮮な野菜もありますが、それらは外国人向けレストランのオーナーがサラダ用に買い占めたり、生野菜を提供する業者が素早く入手しますので、必然的に市場に出回るのは売れ残りのしなびれた激安野菜たちになります。
調理してしまえばなんてことはないのですが、調理前のしおれた野菜を見ると、こんなものを食べているのかとけっこうびっくりしてしまうんですよね。
インドネシアに来たら、くれぐれも新鮮な野菜に期待してはいけません。
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