バリ島ショック!オバマ大統領が来なかった
世界には色んな機構や共同体が存在し、定期的に各国の首脳が集まってその意向や今後の方針を協議し合う場が設けられます。
アジアにはAPEC(Asia Pacific Economic Cooperation=アジア太平洋経済協力)というものがあり、アジア太平洋地域の21カ国が参加する地域発展と経済協力をする協定が存在します。
2013年の10月4~8日にかけて各国の閣僚会議と首脳会議がバリ島で開催されました。
そしてこの会合の一番の目玉とされたのが超大国・アメリカのオバマ大統領の出席です。
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ウェルカム!お祭り状態の歓迎ぶり
この会議では各国の貿易や投資、ビジネスの円滑化、経済協力などの活動について話し合いが行われ、日本からは安倍総理が出席して日本代表としてAPEC協議の大役を務めました。
バリ島内ではオバマ大統領の訪問のために至る所に警察や軍隊が配置され、非常事態に備えての軍事警備が徹底行われていました。
特にオバマ大統領が宿泊されると見られたヌサドゥア地区やヌサドゥア地区方面に向かう道路にはありとあらゆる道に警察が配置され、普通に道を走っている車やバイクでも職務質問を受けるほど厳重な警戒がされていたのです。
そして厳重体制が敷かれたバリ島の警備状態に反し、一方ではあのオバマ大統領が訪問するとしてお祭り状態の歓迎ムードでもあったのです。
空港も大規模リニューアル!なのに・・・
しかしオバマ大統領はAPEC会合の直前に国の予算未成立による不参加を発表し、バリ島ならぬインドネシアやAPEC各国に対して多大なショックを与えてしまいました。
実はバリ島では数年前からヌサドゥア地区への海上有料道路と空港の大規模なリニューアル工事が行われており、これらは全て2013年にバリ島で開催されるAPEC首脳会議とミス・ワールドのためであったといいますから、そのショックは計り知れません。
何事ものんびり進むインドネシアが力を入れて行った工事は一体なんだったのかという人もいますから、オバマ大統領影響力の強さを実感した出来事でした。
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