ベトナムでは警察に賄賂は当たり前
ベトナム旅行では、時として思わぬトラブルに遭遇することもあります。
その1つが警察です。
外国人が警察に厄介になる一番の理由は「バイク」です。
外国人は賄賂を払うのが当然という警察の下心
バイク天国のベトナムでは、ホテルや専門のショップでバイクをレンタルすることができます。
しかし、法律では外国人はバイクを購入することはできません。
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また、当然旅行客は免許証を持っていないので、警察に捕まる可能性があります。
筆者はこれまでベトナム警察に5回程捕まったことがありますが、そのうちの4回はいまだにどんな理由で止められたのかが分からないほど。
外国人だから賄賂を払ってくれるだろうという警察の下心がちらついているのがにわかに感じ取れます。
しかし、ここは異国であり、ベトナムは社会主義国。警察は依然として強い権力を持っているので、旅行者と言えども逆らってはいけません。
現地の人の間では「コーヒー代」と呼ばれている
バイクに乗っていて警察に捕まった場合、免許証を提示できなければ最悪バイクを没収されることがあります。
レンタルバイクを没収されたらかないませんので、こちらとしてはなんとか見逃してもらいたいところですね。
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そこでベトナムのお決まりのやり取りが「賄賂」となります。ベトナム人の間では「コーヒー代」と呼ばれています。
こちらが困った素振りをしていると、警察の方から「コーヒー飲むか?」と訊ねてきます。
つまり「賄賂払うか?」と同じ意味ですね。
賄賂の金額は警察にもよりますが、大体10万ドンから20万ドン(500円から1000円)程度となります。
警察としても、こちらが言葉も分からない外国人旅行者であると分かると、処理に面倒なのでできれば賄賂で済ませたいと考えるようです。
東南アジアではベトナムに限らずまだまだ賄賂が蔓延していますが、旅行者にとっては逆に救いの船になることも。
良くも悪くも「金さえあれば大抵のことは見逃してくれる」、それがベトナム警察の現状と言えます。
ただし、ベトナムの警察も日本と同様、交通安全強化期間が年に数回あり、そのときは賄賂がきかないこともありますのでご注意を。
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